葛西リカコさんのレビュー一覧

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

事件も恋も一気に動きだします

ダブルバインド3巻目。
ついに事件の真相が見え隠れしてきました。
んーサスペンスとしても面白いです。

でも気になるのは、やはり上條と智明の展開(^^)
ついに上條は「ホモになろう」と一人考えぬいて決断してしまいました。
そんな上條のバカ真面目なところとか、智明に対して亭主関白になれないどん臭いところとか好きです
智明にも上條がホモになることを決意するまでの心の声を聴かせてあげたい。…

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ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

複雑に絡む人間関係

殺人事件の捜査もまだ難航しており、複雑な人間関係が徐々に顔を出してきます。

人間関係の方も、智明と上條の関係は当然目が離せませんが
智明と新藤、新藤と葉鳥も気になってしまいます。
葉鳥の新藤への強い執着もそうだし、智明の過去を断ち切れないトラウマもそうだし、
ん~~、いいキャラが多すぎて目移りしてしまいます。

でも個人的には「俺はホモじゃない」でも「智明とのキスもセックスも嫌じゃ…

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美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

自覚していなかったトラウマが疼いてしまった・・・

登場人物との距離感をとるのに失敗してしまいました。
主役に共感できるかが、私にとってその本が好きか嫌いかの判断基準の一つになるのですが、今回はちょっと近すぎました。平良の思考回路がよぅ分かる(苦笑)
「なるべく心を平らかにすること。刺激に敏感にならないこと」
そう思いながら、ピラミッドの頂点付近にいる人間に対して、嫌われず目立たず弾かれないようにと周りと同じ笑みを浮かべてやり過ごしてきたクラ…

4

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

一巻は人物把握的な感じ

刑事の上條は殺人事件の第一目撃者である少年の付添できた瀬名智明と16年ぶりの再会します。
上條と智明は高校時代の剣道部の先輩後輩。

高校時代を懐かしむ上條に対し、久しぶりに再会した智明はそっけない態度で印象も高校時代とはだいぶ違っています。

ひょんなことから智明がゲイだと知ってしまった上條。
智明からキスまでされてしまったのに何故か嫌な気がしないというよくある展開(笑)

殺人…

1

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

4冊もかける内容ではない

他シリーズ(デッドロック、エス)が良かったので作家買い。
本作シリーズをまとめて購入しました。
1~4まで読み終えた後のまとめての感想です。

ネタバレが嫌だったので、前情報を仕入れずに読み始めました。
最初、登場人物が多く、主人公が誰かもわからないまま読み進めました。
それが原因か、物語の世界観に嵌まれず……。
でも、さすが英田作品。
途中からは、無事に物語に引き込まれて夢中にな…

5

摩天楼に眠る獅子 小説

ゆりの菜櫻  葛西リカコ 

会話が噛み合ってない攻め同士

攻め×攻めで、どっちも抱きたい、抱かれるなんてというキャラ2人のお話です。
攻めで王族であるハリーファが、一方的にクリスを追いかけ回していて、会話が最後まで噛み合っていません。これを面白いととれるかどうかだと思うのですが、私はなんだかこのハリーファが苦手だ~と思ってしまいました。

クリスが従業員としゃべるだけでハーリファは「浮気だ」と言い、いやいやそもそも付き合ってないし、とクリスは言う。…

6

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

不思議な世界の疲労感

攻め視点、受け視点とところどころ変わります。
受けは、攻めの叔父に片思いしていました。その叔父が亡くなっていてというお話です。
受けは、幸せになりたくないとか、笑いたくないとか、食べ物の好き嫌いが多く歳上なのに未熟な行動を遠慮なくしています。無意識に、攻めがいる安心感があるからそういう行動をしていたのかな、と。
私は、SFのようなファンタジーという印象が強いです。
時間感覚の曖昧さにぼんや…

1

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

衝撃の罪と愛

やっぱり!と思っていた人物が犯人だった──と思いきや、そうきたか!と驚愕。
英田さんにしてやられました。
そこまで想像してなかったなぁ…。

兄の怜一、そして父親の野々村。
それぞれの罪と愛が痛い。
決して赦される行為じゃない。
最後に残ったのは、もの悲しさ。
この結末は私の中に強烈な爪痕を残しました。
上條さんのやりきれなさが伝わってきて、同じように歯噛みしたい気持ちにさせられ…

4

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

もう間違いない。

いやぁ、今回瀬名さんがかわいいのなんの。
ツンケンしてるんだけど、素直にもなってたりしていい感じに楽しませてくれました。
女の子の番号を目にして嫌味言って。あぁ、ここらへんは瀬名さん素直じゃないなぁなんて苦笑い。
でもその後の「お帰りのキスはしてくれないんですか」にはもう上條だけでなくこっちまでノックアウト。
上條さん、翻弄されちゃってますけど。笑
ツンツンする瀬名を可愛い可愛い連発です…

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ダブル・バインド外伝 アウトフェイス 小説

英田サキ  葛西リカコ 

まあ、普通

本編がかなり面白かったので外伝もまとめて購入。

でも、新藤×葉鳥がはまっていなかったので、個人的にはそれ程萌えなかった。お話しとしての出来は普通に良いと思いました。

新藤に壮絶に尽くしながらも、1対1の関係になる重さを受け止められない葉鳥。彼の成長物語でしょうね。
こういう自虐的な性格は、せつないのかもしれないけど、私には理解できない人格なのであんまり迫ってこない。

でも英田さ…

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