葛西リカコさんのレビュー一覧

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

美しい

表紙が素敵過ぎて、葛西リカコ先生のイラストが素敵過ぎて手に取らずにはいられなかったです。

ため息が出るほど美しいと思います。
こんなに美しくて16才だそうで…。

カイがエルヴァンに恋するまではゆっくり進行です。
男だとバレないように頑張ってるけど、プロローグでバレてしまってる。

プロローグはカイがアイラと偽りエルヴァンの後宮にやってきて何日かたったあとの話。
エルヴァンが疑…

3

愛のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

父親世代の物語と併せて読むことをお薦めします

闘牛シリーズ2作目は、闘牛士×神父見習いで年下攻め。

攻めのユベールは、頂点に立った瞬間死ぬ、彼を愛した者は命を落とすとの予言を受けたいわくつきの闘牛士。
傲岸不遜ながら、生い立ち故の影ある佇まいにどこか儚さを感じさせる人物です。

受けの颯也は、元は日本で刑務官として働いていた人物。
少年鑑別所で知り合った青年が颯也に依存するあまり目の前で自殺してしまい、それ以来聖職者として禁欲生…

7

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

遠い日の夢のような味わい

魅力的な世界観、麗しく好みの主人公たち、
うっとりするような挿絵、と三拍子揃っていて
読みやすくてとても面白かったんだけれど、全体にはさらりと淡く、
どこかベールの向こうのような、遠い日のおとぎ話のような味わい。
それが魅力な反面、個人的には若干物足りなさも……。

大オスマントルコ帝国と思しき大国に攻め込まれた東の小国。
まだ成人前の第二王子カイは、生き延びて祖国の再興を……と

12

世界の半分 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

美しく静寂な物語

挿絵とあらすじに惹かれ購入。
これが大正解でした。
かわいさんのファンタジーは時々痛いので苦手なこともあるのですが、読んで良かったと思わされる美しいお話でした。
そして、葛西リカコさんのイラストがこの作品の空気感にとてもマッチしています。
特に美しいのは口絵なのですが、葛西さんの熱量の感じない水の中いるような絵柄に合わせて書かれたかのような、二人の美しく薄幸な王子たちの静かな物語でした。

22

忠誠の代償 ~聖なる絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

【私見】複雑な気持ちになりました【激辛】

先にも述べられている方がいますが、私も全体的な物足りなさというかまとまりのなさを感じました。所々が淡白で、やりたいことが一杯ありすぎて逆に一つ一つの内容が薄くなってしまっているように思います...。
物語の後半なんてダイジェストでも読んでいるかのように錯覚しました。
シリーズモノの1作目ということですが、とても続きを読む気にはなりませんね...。

その際たる理由ですが、次作「誓約の代償~…

1

ひかげの薔薇 小説

鹿住槇  葛西リカコ 

内容を無視すれば大事にしたい綺麗な本

装幀がとにかく綺麗でした。
本を手にした時--なんなのこのキラキラな感じは?!と感心したぐらいでした。
が、内容があんまりにもぐちゃぐちゃでしようがありませんでした。
セレブ×愛人という背徳な設定はすごく萌えるんですが、その都合をいい奥様は何なんですか。こういうこともあるんですね。
なんか攻めの人格がブレブレです。サドなのか優しいなのか全然つかめない。強引なのに優しいというのは萌えるが、ギ…

2

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

満足~~~!

これは手に入れて良かった!
「美女の憂慮」(法医学者と刑事の相性 番外編)愁堂れな
こちらはちょっとした推理モノのお話から、冬城がちょっと嫉妬的なラブ的濡れ場有り。

「エゴマのゴマはゴマじゃない」(毎日晴天! 番外編)菅野彰
あーかわいい。世の主婦の方は感じるであろう金銭感覚の相違のお話。
秀が怒って、明信は秀の気持ちが心底わかる。
でも大河と龍はまったくわからない。
龍はしかし…

0

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

そうきたか!

ダブルバインド最終巻。
葉鳥と連絡が取れなくなり、焦った新藤が智明とともに葉鳥の救出に向かいます。
同時に祥を探していた上條も合流。

ヤクザと刑事とヤクザの元彼(かつ刑事の今彼)が1台の車で犯人を追いつめに行くなんてちょっとあり得ない展開。
でも正義感と大事な人を思う気持ちの強い三人ですから、このシチュエーションも許せちゃいます。
最後まで楽しませてもらいました(^o^)
そしてつ…

2

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

事件も恋も一気に動きだします

ダブルバインド3巻目。
ついに事件の真相が見え隠れしてきました。
んーサスペンスとしても面白いです。

でも気になるのは、やはり上條と智明の展開(^^)
ついに上條は「ホモになろう」と一人考えぬいて決断してしまいました。
そんな上條のバカ真面目なところとか、智明に対して亭主関白になれないどん臭いところとか好きです
智明にも上條がホモになることを決意するまでの心の声を聴かせてあげたい。…

2

ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

複雑に絡む人間関係

殺人事件の捜査もまだ難航しており、複雑な人間関係が徐々に顔を出してきます。

人間関係の方も、智明と上條の関係は当然目が離せませんが
智明と新藤、新藤と葉鳥も気になってしまいます。
葉鳥の新藤への強い執着もそうだし、智明の過去を断ち切れないトラウマもそうだし、
ん~~、いいキャラが多すぎて目移りしてしまいます。

でも個人的には「俺はホモじゃない」でも「智明とのキスもセックスも嫌じゃ…

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