葛西リカコさんのレビュー一覧

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

期待のハードル上げ過ぎていました。。

シリーズ最終巻です。個人的に期待のハードルを上げ過ぎていたようでした。
辛口感想になりますが、あくまで個人的な感想です。

1巻は謎を呼ぶ展開でスリルがあったし、2巻の本編(過去編)は短いながらも、記憶障害のある主人公を取り巻く人々の主人公への様々な想いにリアリティを感じ、とても感動したんです。

ところが、最終巻は序盤から入り込めませんでした。何処かご都合主義な展開が引っかかり、結…

6

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

猟奇的で官能的

これほど“食べること”が“性的”に感じたのはこの本が一番でした。
シェフのお話なので勿論調理シーンや食事シーンが多数でてくるのですが、その際の表現がねっとりとしっとりと、そしてどこか少し猟奇的でそれが物凄く官能的に感じました。

ネタバレは控えたいので簡潔に済ませますが、あらすじにも書いている通り、主人公が血の入ってしまった料理を誤って出してしまうわけです。

一滴の血から魅せられてしま…

3

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

食べること、愛すること、殺されること

激しく猟奇的な匂いがしますが、ある意味、究極の愛のお話と思いました。
『身も心もひとつになりたい』と思うってこういうことなのかも。
怖さにゾクゾクしながらも、ラストの落ち着き先は「愛だね」としか言いようがない。本当に不思議な手触りの物語です。
よく言う『奇妙な手触り』のお話が好きな姐さま方はご一読をお薦めします。
「ゾクゾク、うひゃ~ぁ」と思いながら読んで、事件が解決してホッとした後に「ゴ…

6

白狼王の愛嫁 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

フサフサのモフモフがこれでもかと。

人間にもなりかわれる白狼王な攻さんと、小さくて幼さの残るかわいらしさを持つ受さんが出会って、その後婚儀まで記されています。
特に受さんの、あどけない感じが作中に散りばめられ、それを大事に大事にしようとする獣人王の攻さんが、私の好みにクリーンヒットなストーリーでした。

受さんのことが大事過ぎて、オロオロする攻さんが大好物な私には最高に眼福ものです。
物語の主役なんで当たり前なんでしょうけど…

0

愛しの腹黒弁護士 小説

ゆりの菜櫻  葛西リカコ 

腹黒さが凄いけど、コミカルで笑える

「愛しの官能小説家」のスピンオフですが、未読でも大丈夫です。
日本有数の辣腕弁護士×後輩弁護士。

息子が男と寝てる場面を見てしまい「何故、男がいいんだ‥‥」と酔いつぶれて管を巻く長谷川の姿に悪い考えがむくむくした桐生。
憧れの先輩を抱けるチャンス!とばかりに「男がいいかどうか、長谷川先生も一度試されたらいいじゃないですか?」と誘ってみると……

桐生は、前作の「愛しの官能小説家」でも…

5

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

うーーーーん・・・・

高評価のみなさん 本当にごめんなさい。
ここから読まないでくださいね。









買ってしまったら読むしかないわけで、前作と一緒に購入してしまったので。

いや、前作でも人物に個性はあるが魅力がないな。
とは思っていましたが、前半平良についていえば個性がもう変人枠に達しておりました。嫌な奴でもないんですよ。別に。
そうなると、清居がなぜ平良を好きなのか分らない…

2

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

魔性受けだなぁ。

何だろう一気に読まさせられました。

エロいエッチしてました。そこ重要ですよね。BLですもの。

でも、これサスペンス小説みたいでした。
ちゃんとエロいBLサスペンス小説です。
そういう意味でも読まされてしまったんですよ。グイグイと。
なのでネタバレは数行程度にとどめます。
美食倶楽部なる危ない部活動?の謎は残されたままに終わってしまう。
サスペンス劇場も楽しめます。

水崎…

5

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

期待しすぎたの・・・

高評価のみなさん。ごめんなさい。
ここから読まないで。








うーーーん。楽しめなかった。

良くも悪くも普通。っていう。

キャラは個性的ではあるが魅力的ではないし、愛が深くもないし。
ストーリーもやや平凡。
ハッピーエンドでよかったね?ぐらいな。くっつくこと分かって読んでるわけで。
特に面白くもなかった。

作者への期待で最後まで読んだということ…

16

つがいは愛の巣へ帰る 小説

鳥舟あや  葛西リカコ 

二人にとっては互いが全て

初読み作家さん。
表紙イラストに惹かれて手に取りました。
一読のみでも内容を忘れそうにないくらい印象的な話で
この作家さんの少々拙い文章はさておき
独特の痛さと暗さを纏った内容に引き込まれて一気読みしてしまいました。

攻は希少種の虎獣人・アガヒ35歳。
アガヒは東洋語で書くと「吾が日」。←ウラナケによる命名で本名は不明。
青虎にカスピトラとアムールトラが混じる。

受は人外…

5

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

一途な初恋

可愛くて、真面目な優太郎が好きになったのは、セフレが何人もいる恋愛欲がない本田。
優太郎は、自分が男であることの負い目で、本田を好きでいることにすら、申しわけなさを感じてしまういい子。そんな真面目で真っ直ぐな子が、自分を慕ってきたら、可愛がるよ!
そんなわけで、最初はふざけ半分で優太郎にキスをした本田だが、徐々に優太郎に対し独占欲が。
これは、生い立ちも関係してるのでしょうね。ワガママな子ど…

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