葛西リカコさんのレビュー一覧

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

タイトルに惹かれて手に取った作品

閉ざされたホテルに集う死者と、迷い込んだ生者。
読んでいて景色が浮かび、ピアノの音まで想像できて、映像作品を見ているようでした。

あらすじから、そうは言ってもどうせ生きてる人間の方を選ぶんでしょ、と高をくくって読み始めたのですが、作中どんどんダークな雰囲気になっていき、春希にとって亡き月彦がどんなに大きい存在だったかを知ると、もう春希は康を選ばないのでは・・・とはらはらしてしまいました。さ…

3

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい彼から、1巻から読んでくださいね

美しい彼シリーズの3作品目。
続編が前作を上回る傑作になっていく、そんなシリーズです。失速しないのが本当に凄い。巻を重ねるごとに清居も平良も共に成長し、キャラクターが走り出す。本当にすごい作品だし、すごいキャラクターに出会ってしまった、もうそれしか言えないです。

一番心動かされたのが、終盤の平良が叫ぶシーン。泣きました。自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。
どんな状況に追い込ま…

4

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

1-3巻の感想 合本にしてほしい

ジリジリと苦しみながら読みました。
1巻から読んで2巻までは、過去の真文の説明です。
出口が見えない構成なので、まどろっこしくなって、もう読むのを止めようかと積読に。想い直して続きの2巻の半分からやっと3巻まで読了。
・・・この作品は1-3の三冊で一つの作品、1-2は3巻の為の説明。3巻で謎が解き明かされる。
だから3巻一緒に全部読まないと意味がつながらない構成になっている作品です。
や…

1

心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

最高の一冊

三冊で完結している続刊ものですが、私は1巻目が一番好きです。

本当にただの気まぐれでちるちるを開いて、気まぐれで小説のランキングを覗き、この作品の2巻目が目に入り、あらすじを読んだ途端に柄にもなく衝動的に全巻買ってしまいました。全てはこの一冊に出会うためだったのではないかとか思ってしまうほど、気まぐれの積み重ねで購入に至りました(笑)。


読み始めるとグイグイと話に引き込まれ、砂原先…

3

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

再び記憶を失った受、マスターからの拒絶に傷ついて
行きついた先。
なんでそんなところに・・と思ったらなるほどなお話でした。
久遠さんにも新しい恋人をお願いしたいわ。
なんやかんやこの人も可愛そうな人なんだなと思ってしまった。

失った過去を取り戻せないまでも
知りたいと辿る回ですね。
失ってしまったものと、失っていなかったもの。
失ってなお繰り返すもの。
どんなに突き放しても一…

0

心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

視点と時代がだいぶさかのぼって
マスターの過去。
不愛想でクール。色でたとえれば黒。
そんなマスターとはうってかわっての金髪やさぐれ少年w
キラキラの金髪は現在と印象が真逆。
そんな彼の前に現れたのは、家の隣に引っ越してきたばかりの
わかかりし受。
自ら仲良くなろうと思ったわけではない。
ぐいぐいぐいぐい来られるうちに心を許し、
淡い恋心を抱くようになる。
男同士でなんて些細な…

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

記憶喪失ものです。
3冊あるのわかってたので読み始める腰がおもかったのですが
読み始めたらいっきに読んでしまいました。
最近涙腺ゆるゆるすぎて困ってます( ノД`)シクシク…

さて、視点は受。
出会って、結ばれて、幸せ絶頂期に記憶喪失
っていうのが大概のパターンなのですが
主人公が最初から記憶喪失なところからのスタート。
ふらっと入った喫茶店がすごく好き。
コーヒーが好み。

0

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

今後も楽しみ過ぎる

すごく良かった。
3巻だけ未読だったのですが、やっと読めました。

平良のキモさには磨きがかかり、清居の気高さは至高の域に。
キモい平良もキモいながらに、清居に背中を押されて成長していきます。
そして、今回目を見張るべき成長を遂げたのが清居。
本当に男前(特に中身が)!

何人もの「天才」たちが登場する中、自分は凡人である事を認め、それでも振り落とされないように食らい付いていくガッ…

6

盗っ人と恋の花道 小説

剛しいら  葛西リカコ 

原題 金魚姫

表紙は、盗人の弥一ではなくて、環の想い人の深川だったんですね。深川さんは、意外と若い。(弥一・・曾曾祖父の名前と同じ~爆笑)
時代想定は、元禄あたりだそうです。
陰間茶屋があったのは、江戸時代初期、中期には数が減って湯島などに二軒ほどになったそう。
理由は、芸者や吉原の女遊びより数倍お金がかかるので、遊ぶ資産家が減ったからだそう。この辺りは「百と卍」に詳しく書かれていました。

金魚の養…

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美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

( ;∀;)

メモ
神評価570って、スゴイと思い電子書籍で購読。

きっと私は異常なのだと思う。何も心が動かない。
好みじゃないというだけなのかしら? 私のツボにはまらない。
もう一回読み直します。

感動感激しなかったって、とても寂しい。不満も湧かない。

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