葛西リカコさんのレビュー一覧

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

今後も楽しみ過ぎる

すごく良かった。
3巻だけ未読だったのですが、やっと読めました。

平良のキモさには磨きがかかり、清居の気高さは至高の域に。
キモい平良もキモいながらに、清居に背中を押されて成長していきます。
そして、今回目を見張るべき成長を遂げたのが清居。
本当に男前(特に中身が)!

何人もの「天才」たちが登場する中、自分は凡人である事を認め、それでも振り落とされないように食らい付いていくガッ…

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盗っ人と恋の花道 小説

剛しいら  葛西リカコ 

原題 金魚姫

表紙は、盗人の弥一ではなくて、環の想い人の深川だったんですね。深川さんは、意外と若い。(弥一・・曾曾祖父の名前と同じ~爆笑)
時代想定は、元禄あたりだそうです。
陰間茶屋があったのは、江戸時代初期、中期には数が減って湯島などに二軒ほどになったそう。
理由は、芸者や吉原の女遊びより数倍お金がかかるので、遊ぶ資産家が減ったからだそう。この辺りは「百と卍」に詳しく書かれていました。

金魚の養…

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美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

( ;∀;)

メモ
神評価570って、スゴイと思い電子書籍で購読。

きっと私は異常なのだと思う。何も心が動かない。
好みじゃないというだけなのかしら? 私のツボにはまらない。
もう一回読み直します。

感動感激しなかったって、とても寂しい。不満も湧かない。

14

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

攻めの心情に共感できる

受けに感情移入しやすい私ですが、珍しく攻めに感情移入してしまいました。
これほど、独特な攻めに出会ったのは初めてです。それでも、読めば読むほどヒラワールドにハマってしまう・・・

このような濃いキャラを創り出せる凪良ゆう先生、流石です。

2

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

本を読みながらにして映画を見ているよう

文句なしの神作です。生きるって何か、家族って?愛って?とたくさんのことをこの本は投げ掛けてくれます。

レビューが既にたくさんついているので私は既読者向けにこの思いをまき散らしたい!

月彦さんは心が凪いで全幅の信頼を置ける相手だったけど、康は春希にとってまさに太陽だったんですね。日向に連れ出してくれる人。(ここら辺ツリーハウスの描写からもよく分かります)

月彦を失って自分の殻に閉…

7

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

平良視点めっちゃ好き

平良視点の前半がめちゃめちゃ美しいです。

平良視点で語られる清居がとにかく美しい。語彙力がなくてうまく言えないのですが、夕日に照らされて平良が清居の手にキスする扉絵(裏)のような雰囲気でずっと進んでいきます。清居がすごく美しく描かれているので、平良が清居を神のように崇める理由がよくわかるし、気づいたら私も清居を神のように崇めてました笑
世界観に引き込まれていて、さすが凪良先生、話の持って…

2

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

数行ごとに畳み掛けてくる萌!

まず、カラーイラストの下に書かれていた本文の抜き出しで噴きましたwwwあぁ、今回も平良は安定の平良なんだな、とw

前作『美しい彼』は平良視点で純文系っぽくしっとりとしたオープニングでしたが、今回は清居のターンからです。それが可愛いったらないです!!二三行ごとに可愛いあぁ可愛い!清居可愛すぎるー!!と叫びたくなるくらい、とにかく清居が可愛いです。

そして清居から見た平良のわけのわからなさ…

3

恋を綴るひと 小説

杉原理生  葛西リカコ 

静雨の中で

作品全体にしとしとと雨が降っているような、モヤがかった雰囲気があります。
梅雨の時期にぴったりですね。
淡々と、じっくり、静かに進む物語でした。
作品を俯瞰で見ているような…ちょっと不思議な感覚になるかも。
葛西リカコ先生の挿絵が本当にぴったり。

古い日本家屋に1人で住む、どこか浮世離れをしている小説家・和久井と、大学時代からの同期で腐れ縁のような面倒見の良い蓮見。
蓮見視点「恋の…

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愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

グロ過ぎる

うまく人柄が摑めない状態で、どんどん進んでいく感じがしました。
15歳で母親を亡くした水崎。母親は殺害されて食された。そんな過去のせいで、人との接触を嫌い、料理人として小さな店をギリギリの状態で切り盛りしていた水崎。
そこへ来たフリーライターの桐谷に雑誌で紹介して貰ったのがきっかけで店は繁盛。
桐谷との距離も近くなっていった。

セリフ以外は第三者が語るような書き方で、登場人物の心の移り…

1

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

情景や音楽が浮かぶ繊細な作品

物語を想像させるタイトルに惹きつけられ、挿画と装丁の美しさに見惚れ、物語の儚い美しさにため息が出る。
それは、どこか高い山の上にあると言う。
都市伝説のように語られる「天国ホテル」
そのホテルでは死者と再会し、共に暮らす事が出来る。

高遠先生の余情的な文章と繊細な表現で、哀愁や儚さ、物語全体を包む幻想的で夢を見ているような雰囲気に次第に飲み込まれていく。
読みながら、あまりの情景や心…

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