iorinyan
◆キミノート(表題作)
雰囲気が全体的に幼い印象を受け、少女漫画っぽい展開がちょっと気になったかも。タイトルにもあるように、香水で好きになるきっかけを得る導入はとても素敵だったのですが、肝心なところで攻めも受けもよく泣き、現実味は欠けるな、と。ビーチで逆ナンしてきた女の子達の態度や言葉も、初対面でさすがにそこまで失礼な人はいないのでは?と誇張されていたように感じ、そういう細かい点が気になってし…
萌2に近い萌評価です。傘から始まり、物語の重要なところでも傘が絡んでくるのが素敵でした。柚木というキャラクターも絶妙で、まったく媚びを感じさせない淡々とした喋り方なのに、立花には本気で惚れていて健気なんですよね。大学生ながらふとした時の色っぽさが大人びていて。これは、高校生の三尾が同性であっても無性に気になってしまうのも無理ないなと。
柚木が三尾と寝てしまっても、そう簡単には三尾もいいか…
◆コンビニくん。(表題作)
幸平の物事を真っ直ぐに見る性格と、央の素直さが気持ちいいなぁと感じる作品でした。央がトラウマを克服するのにもっと時間がかかってもおかしくなさそうだったけれど、幸平が肝心な時に一歩引いたり、躊躇したりしなかったので、これだけぽんぽんと物語が進んだのかなと思います。幸平の性格を置いておいても、きっと同性から恋愛的好意を向けられて嬉しく思う人って、そこまで少なくはないんじ…