夏河シオリさんのレビュー一覧

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

伝説の存在よりも恐ろしいのは

今回は人狼族の銀狼と教会の修道士のお話です。

受視点で狼男退治を請け負った受様が攻様との出会いで
子供達の失踪の真相を暴き、新たな道を選ぶ本編と
攻視点で2人が新しい土地で居場所をみつける続編を収録。

孤児である受様は孤児院に奉仕活動にきていた聖職者に
声を掛けられて彼が司祭を務める教会の修道士となります。

教会のある里は狼男の棲むと言われる山の麓にありますが
10年前か…

1

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

とにかく応援したくなる攻(もふもふ)

やっさしーい異種間もっふもふラブでした。作家買いです。
ふたりの境遇まわりのせいか、尊>萌っていう印象を受けてしまって、物語全体に広がる優しさを感じるほうが強くて自分の性癖のアンテナは3本も立たなかったかな、ということで萌少な目評価でスミマセン。
でも!いいお話なのです。

不遇なふたりが出会って慈しみあう物語なのですが、特に攻!はぐれ人狼のグレアムが、なんとも言えず切ないキャラ!も…

3

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

幸せになるんだよ(´ノω;`)

寂しさを抱えた2人の優しいお話でした。


受け様は、孤児院出身で修道士となったシリル。
村で子供が人喰い狼人間に攫われた、と行方不明となり、シリルは請われ、1人狼人間が住む山へ討伐へ向かうことになる。

そこで出会ったのが、攻め様である美しい銀狼のグレアム。
怪我をしたシリルの手当てをして、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれて。
人懐っこく笑い、優しく穏やかなグレアムと過ごして、シリル…

3

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

幸せに満ち溢れている

すっごく面白かったです!大満足!
とっても素敵なお話で、ワクワクが止まりませんでした♪

前半「銀狼はひとり夜を待つ」
後半「いつまでもともに」
の2部構成。
前半はグレアムとの出会〜恋人同士編で、後半は移り住んだ港町での同棲生活編になります。

前半はシリル視点、後半はグレアム視点で描かれているので、語りの雰囲気がガラッと変わって面白かったです^ ^


子どもを拐って食べ…

2

ブラコン兄の密やかな憂鬱 コミック

夏河シオリ 

兄は弟が大大大大好き!


兄弟ものですが、血は繋がっていません。
天涯孤独になった受けを両親の友人(攻めの親)が引き取り、攻めと兄弟になります。
なのでお話も明るめ、ライト兄弟です。

外では完璧なお兄ちゃんの攻め。
イケメンだし仕事はできるし、家事洗濯やコミュ力も抜群…でも、弟の前だとまるでダメなオタク。
盗撮はもちろん、会社のデスクトップが弟の写真だったり、机には弟グッズに溢れている。
このギャップが…

1

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

王道の良さが生きている

作家買い。
作家買いですが、挿絵を夏河さんが描かれていると知ってあらすじも拝見せずに予約していました。





孤児で、教会の司祭に拾われ育てられてきたシリル。
清廉で優しい青年のシリルは村の人たちから慕われている。
が、シリルの住む村に住む子どもたちが時々攫われてしまうという事件が勃発。山に住む人狼が攫っているという話が出回るように。

子どもたちを守るために司祭から頼ま…

7

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

もう、泣けちゃうよね

純粋で寂しがりやな人狼と、不幸な境遇の修道士。
そんな孤独な二人が寄り添いあって・・・と言う、切ないんだけどとても優しくてあたたかいお話でした。

もともと栗城先生のおとぎ話風BLって大好きなんですけど、今回は特に良くてですね。
ストーリーとしてもすごく読み応えがあるんですけど、とにかく主役二人の恋愛部分が萌えるし感動するしでいいんですよ~。
や、作者さんもおっしゃられてる通り穏やかなお…

15

海辺のリゾートで殺人を 小説

楠田雅紀  夏河シオリ 

物語として面白いけど

皆さんの書かれているように、オチは書かないとして…

ミステリー仕立ての恋愛小説として読むと、ちょっと違和感が残ります。というか、コレが男女ものだったとしてもそれなりに面白いんでは?と思ったからです。
それくらい、違和感なく物語が進んでいくんです。

登場人物の背景や設定、BLであることの意義?みたいなものが(最終的に受けと攻めはくっつくので、一応あるんですが)薄すぎて。
ちょっと安易…

0

僭越ながらベビーシッターはじめます 小説

水無月さらら  夏河シオリ 

家族の再生と恋の成長

外ではイケメン社長だけどシングルファーザーで育児に手が回らない島崎と、元アイドルの美青年だけど生き方が定まらず心も空虚なレイタが残念。ひょんなことから島崎家でベビーシッターを始めたレイタがイキイキしていくのはホッとしました。が、島崎も助かって嬉しいはずなのに、レイタを家族から離したのは怒りしかなかった。
そんな2人のキューピッドは子供達。レイタの心が決まった事も、島崎が家族に向き合い家族が再生し…

1

異世界で保護竜カフェはじめました 小説

かわい恋  夏河シオリ 

起承転結がはっきりしていい物語でした。

異世界で保護竜カフェを始めるのは、物語の中盤になってからなんですが、はじめの部分がつらすぎて読むのやめようと思いました。
受のユーリが、ワケもわからず異世界に来て、混乱したのち命の危機を迎えたり、攻であるジュリアンの好意を無碍にしたり、ドキドキハラハラしっぱなしです。

でも、半分くらい読んだところで、ユーリがこの世界を受け入れ、保護竜カフェを開こうと腰を落ち着けたあたりくらいから話は一気に…

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