夏河シオリさんのレビュー一覧

ソロ活男子の日常からお伝えします 小説

川琴ゆい華  夏河シオリ 

スローライフ、スローラブ

のほほ〜ん…とした雰囲気たっぷりの田舎町・瀬理町を舞台とした物語。

お仕事BLです。
表紙のイメージそのもの。派手さは全くなく、日常を切り取ったストーリーです。町役場の仕事が主ですが、役場職員としての職務内容が結構詳しくて面白かったです。「地方創生」・「地域活性」に主人公・保坂(水波)が奮闘していきます。

恋愛に積極的になれない水波と、ローカル局アナウンサーの階堂が、瀬理町のテレビ取…

9

オメガの初恋は甘い林檎の香り ~煌めく夜に生まれた子へ~ 小説

華藤えれな  夏河シオリ 

辛い展開は長いけど…

北欧が舞台で、 Ωは文明から離れた民族以外、人工授精でなければ誕生しない数の少ない貴重な存在になっている世界観。Ωは繁殖能力をなくしたαの存続のために国によって管理されている。ハルは珍しく自然妊娠で生まれたΩで、自分の両親を知らない。気づいた時には施設にいて、施設長の養子にされていた。今や珍しくなった自然妊娠で生まれたΩを観察するために。そして余計な知識を身につけないようにハルは世の中のことや文字…

2

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

グレアムがと兎に角いじらしい

いじらしいと言えば私は受けを想像するんですが、こちらの作品は攻めの人狼のグレアムがときかくいじらしくて、途中で何度もウルっと来ました。

こんなに純粋で素直で健気な攻めって居ないと思います。それ故に幸せになって欲しいと、読みながら何度も思ってしまいました。

お話自体も面白くて子ども達を拐ってるのは本当は誰なのかとか、何となくあの人とかだろうとか想像付くんです。

なので、いつシリルが…

4

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

伝説の存在よりも恐ろしいのは

今回は人狼族の銀狼と教会の修道士のお話です。

受視点で狼男退治を請け負った受様が攻様との出会いで
子供達の失踪の真相を暴き、新たな道を選ぶ本編と
攻視点で2人が新しい土地で居場所をみつける続編を収録。

孤児である受様は孤児院に奉仕活動にきていた聖職者に
声を掛けられて彼が司祭を務める教会の修道士となります。

教会のある里は狼男の棲むと言われる山の麓にありますが
10年前か…

1

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

とにかく応援したくなる攻(もふもふ)

やっさしーい異種間もっふもふラブでした。作家買いです。
ふたりの境遇まわりのせいか、尊>萌っていう印象を受けてしまって、物語全体に広がる優しさを感じるほうが強くて自分の性癖のアンテナは3本も立たなかったかな、ということで萌少な目評価でスミマセン。
でも!いいお話なのです。

不遇なふたりが出会って慈しみあう物語なのですが、特に攻!はぐれ人狼のグレアムが、なんとも言えず切ないキャラ!も…

3

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

幸せになるんだよ(´ノω;`)

寂しさを抱えた2人の優しいお話でした。


受け様は、孤児院出身で修道士となったシリル。
村で子供が人喰い狼人間に攫われた、と行方不明となり、シリルは請われ、1人狼人間が住む山へ討伐へ向かうことになる。

そこで出会ったのが、攻め様である美しい銀狼のグレアム。
怪我をしたシリルの手当てをして、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれて。
人懐っこく笑い、優しく穏やかなグレアムと過ごして、シリル…

3

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

幸せに満ち溢れている

すっごく面白かったです!大満足!
とっても素敵なお話で、ワクワクが止まりませんでした♪

前半「銀狼はひとり夜を待つ」
後半「いつまでもともに」
の2部構成。
前半はグレアムとの出会〜恋人同士編で、後半は移り住んだ港町での同棲生活編になります。

前半はシリル視点、後半はグレアム視点で描かれているので、語りの雰囲気がガラッと変わって面白かったです^ ^


子どもを拐って食べ…

2

ブラコン兄の密やかな憂鬱 コミック

夏河シオリ 

兄は弟が大大大大好き!


兄弟ものですが、血は繋がっていません。
天涯孤独になった受けを両親の友人(攻めの親)が引き取り、攻めと兄弟になります。
なのでお話も明るめ、ライト兄弟です。

外では完璧なお兄ちゃんの攻め。
イケメンだし仕事はできるし、家事洗濯やコミュ力も抜群…でも、弟の前だとまるでダメなオタク。
盗撮はもちろん、会社のデスクトップが弟の写真だったり、机には弟グッズに溢れている。
このギャップが…

1

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

王道の良さが生きている

作家買い。
作家買いですが、挿絵を夏河さんが描かれていると知ってあらすじも拝見せずに予約していました。





孤児で、教会の司祭に拾われ育てられてきたシリル。
清廉で優しい青年のシリルは村の人たちから慕われている。
が、シリルの住む村に住む子どもたちが時々攫われてしまうという事件が勃発。山に住む人狼が攫っているという話が出回るように。

子どもたちを守るために司祭から頼ま…

7

はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

もう、泣けちゃうよね

純粋で寂しがりやな人狼と、不幸な境遇の修道士。
そんな孤独な二人が寄り添いあって・・・と言う、切ないんだけどとても優しくてあたたかいお話でした。

もともと栗城先生のおとぎ話風BLって大好きなんですけど、今回は特に良くてですね。
ストーリーとしてもすごく読み応えがあるんですけど、とにかく主役二人の恋愛部分が萌えるし感動するしでいいんですよ~。
や、作者さんもおっしゃられてる通り穏やかなお…

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