山田酉子さんのレビュー一覧

山田BL コミック

山田シロ  山田マリエ  山田酉子  山田ぼたん  山田パン  山田ロック  山田2丁目  山田パピコ  山田J太  山田まりお  山田ユギ  ヤマダサクラコ 

山田もいろいろ

確かに「山田」さんって多いですよね。
でも、今回の「山田BL」の先生方で私が読んだことがあるのはお二人だけでした…
今回お目当ては表紙も担当されている山田ユギさんでしたが、それぞれ面白くて買って満足のアンソロジーでした。
なんと言っても「アンソロジー」というと一応「お題ありき」なわけですが、今回の「山田BL」は作者様の名字が山田という縛りだけで内容は正に十人十色。そこが逆に良かった。
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山田BL コミック

山田シロ  山田マリエ  山田酉子  山田ぼたん  山田パン  山田ロック  山田2丁目  山田パピコ  山田J太  山田まりお  山田ユギ  ヤマダサクラコ 

新しい作家さんみっけ!

山田と言う苗字くくりのBLアンソロジー、面白いこと考えましたね。
ただ、アンソロジーなので好きな作品、それほど印象に残らなかった作品と色々ありまして、評価は真ん中としておきました。

個人的に一番面白かったのは、山田ロックさんの「遠慮はご無用です」
この方初読みの作家さんだし、カッコいいけど中年の男性が出てくるので、「若いに限る!」と豪語している私としては好みじゃないはずなんですが、ものす…

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ばらのすべて コミック

山田酉子 

撃沈。

アイドルものですが、まったくキラキラしてません。
元アイドルの研修生で今はAV男優をやっている植芝というだけでもダークさいっぱいなのかお判りかと。しかも植芝はどM。

そんな植芝に憧れていた糸と、植芝を食いものにしている猫柳。攻めの猫柳がクズで植芝利用するだけ利用して…という感じでまぁクズです。

銃とかクスリ的なものとか、ヤクザっぽいのとか、ダメ男 クズ男そういうものが描きたかったとあ…

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クララはいつも傷だらけ コミック

山田酉子 

ひとひねり、不思議な魅力

何となく全体を通して仄暗いんですよね。でも萌えは随所に点在している。
攻め受けのどちらかがユルくて奔放で、どちらかが健気で一途、しかしその一筋さが捻りが効いてて・・みたいな展開が多かったです。
引きこもりの腐男子との恋を描いた【さんさんと茜射す】、体の関係からさらにその先うまくいきそうだったのに、途中で片方の魔法が解けて醒めてしまった【ポスティング】などちょっとかわった題材も多くて、全体通して…

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Mと喜劇 コミック

山田酉子 

好きな作家さんなんですが…

酉子さんの既刊本のなかではズバ抜けてエロ度が高いです。

まず、表題作の九十九さん(受)のビッチっぷりがハンパない…
文字通りのアナ狂い。
そしてタチの悪いサドマゾ。
そんな九十九さんに振り回されつつも九十九さんのことが好きなんだから成瀬(攻)はドM中のドMなんだけど、成瀬は成瀬でエッチは少々サディストの気があって。
プレイにおいての役割と精神面での役割が逆転するサドマゾカプのお話って…

3

Mと喜劇 コミック

山田酉子 

ほんのり切ないSMモノ

表題作+4つの読みきりを収録した作品集。
SM、二股など攻めた題材が多いですが、雰囲気としてはほのぼの系。
ほのぼのした空気の中にそこはかとなく切なさが漂っているのが特徴です。

表題作は、普通の大学生×ドM淫乱受けというカップリング。

受けの九十九は、
ロングコートの下に女性もののスケスケ下着を着けて訪ねてきたり、
攻めと付き合っているのに宅配便のお兄さんとセックスしたり…と、…

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30作品の番外編を収録

小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。

コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。

小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。

凪良ゆう「蟹の宿」
「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、…

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不実の男 コミック

山田酉子 

死にたがり達のお話

ふゅーじょんぷろだくとの「性癖108TYPE」で知って、何か読んでみたかった作家さん。
こちらがテーマ的に面白そうだったので買ってみました。
死にたがる人達のお話を集めた短編集とのこと。

登場人物達がたまたま同性愛者で恋愛関係がたまたま男同士だったって感じの描かれ方なので、BL読みたくてこれを読むとちょっと違うなぁという作品集なんですけど、こういうものが読みたくて読むなら自分的には好きな…

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ばらのすべて コミック

山田酉子 

もつれ込んでいく

ジャケ買いというより、タイトル買いでした。

フラットな気持ちで読み始めたはずなのだけれど
なんだか要らぬ情報が多い気がして気が散り、もつれ込んでいく感じになってしまった。ラストまで踏んばっても、なんとなく出口から先に行きたくない気分。

作者のこの空気は嫌いじゃないのです。
読み手は自由に感じとれればいい。

あとがきによれば、こういう人や物が出てくるBLが描いてみたかった、と。…

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クララはいつも傷だらけ コミック

山田酉子 

ぽっかりした喪失感の中に小さなあかりが灯る感じ

無気力な現代人の中でも不意に訪れるなんとなく甘酸っぱい感情を描くのが上手いんですよ
女流作家の書く現代純文学っぽい(特に締めの一文が)っていったら褒め過ぎかな?

表題作
レビュアーの皆様方にはそこまで好評でないようですがw
一途な俺様のクララたまらん
つい彼氏面しちゃうイケメンのモテ男くんです

でも正味150Pない単行本でちょっと物足りない、どの短編も続きが読みたい

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