樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

愛されることより、愛することの方が難しい

切ないやりきれなさが冒頭から最後まで100%のお話でした。
一番愛が欲しい人からはもらえないから、自分を愛してるという人についていく。
本当はその人の事を好きとか特別意識してるわけじゃないけど、愛されるのは嬉しい、付き合えばそのうち愛せるようになるかもしれない。
それが、相手を傷つけていると知っているから、相手を責めることができなくていつも貧乏くじをひいては、ごめんね、と謝っている受けの主人…

3

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

ちょっとまてぇぇぇええ・・・(゜Д゜)・・・ホントに萌えでいいのか!?

・・・と、散々自分に突っ込みを入れながらこのレビューを書いています。

というのも、この作品、絶対「神」だと思うからです! ←断言。

でも、どうしても、どうしても「神」をつけることが出来ない><
「惜しい」とか「後一歩」とかいう理由ではなく、コレは多分、私の勝手な理由なのです。スミマセン;
なんというか・・・私のBL道(←何言ってんだ;)に反する作品というかぁ・・・。でも、間違いなく…

2

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

2010年度一番の傑作です。

号泣です、痛いです。単なる幼馴染みの二人が恋人になるまでの甘い話ではありません。私には木原音瀬「美しいこと」と並ぶ大作です。愛することは自分を大切にすること、強くなれる事、愛は報われなくても無償のものなんだと望(受)が成長するまでが痛々しいまでに描かれています。俊一(攻)も望に友情以上の感情を抱きながらマイノリティーの壁を越える事は出来ず、自分以外の男で紛らわす望に対し嫉妬しつつ、どうして自分の友…

7

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

すきだー

なんだろう
ムシー?えーとか思ってましたが、なかなか!
最後までおもしろく読ませていただきました。
飽きなかった!

4

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

う~ん、評価に困る・・・

 この作品、面白い?面白くない?と聞かれると、
ストーリーは面白いが、主人公に共鳴するか?と言われると、
さほど・・・という感じ。話の展開は、面白い。夜の10時から、
読み始めて、夜中の3時半までかかって、読み終えたほど、途中で
止められなかった。
 この作品に出てくる登場人物は、自分の事でさえ、他人事のように
扱っているようなところがある・・・例えば、冒頭で、4行の序文の後、
「眼…

4

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

おもしろかったっ!

ちゃんと世界観を確立しているのが凄いと思いました。
ファンタジーと現実の美味しいところだけを混ぜ合わせた感じです。

舞台設定は中世ヨーロッパっぽいんですが、この世界独特の事柄も多いんです。
それがなんともBLらしい設定ではあるんですが、小さなエピソードを重ねることでご都合主義ではなく「そういう世界観なんだ」とストンと心に落ちてくる感じで、すごく素直に受け入れられます。

妾腹の子を「…

4

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

うあああ…萌え死んだ…!

みなさまがレビューで書いてる欠点、私もまるごと同意です。
受けのグルグルがいまいちよくワカラン!
なんだこの受けのうじうじぐるぐるの女々しさウザったさは!
でもさ、欠点すべてマイナスしても有り余るほどの怒涛の萌えが!
萌えがーー!!
屁理屈抜きに萌える!!

アタクシ完全に萌え死にました。

樋口作品は既刊本三作すべて神評価なのですが、なんかいつも胸がキュンキュンキュンキュン切なくて甘い痛みで死に…

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愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

スピンオフ希望

続編希望の方が多いようですが、私は陶也をメインにしたスピンオフが読みたい!
さぞかし私好みの「性格の悪い俺様攻め」っぷりを発揮してくれるだろうと、想像しただけでニヤケます。
相手は翼よりさらにロウクラスがいいな。ニヤニヤ。
美登里の話も読みたいけど、こっちは完全に非BLになっちゃうから無理だろうな~。そう思うと、融通がきかないジャンルだわねっ。

スピンオフで妄想が膨らむのは、この作品がそれだけ面…

9

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

私 好 み

この攻めの稚拙な愛情表現っぷり、自分の心に気づけないアホさ加減、ぜんぶぜんぶ私好みです。
すごく単純なんだよね。「好きな子に意地悪したい、泣かせたい」って、園児のような動機なのだ。でも、いざ泣かれたらオロオロ狼狽える、という…。うああ可愛い。可愛いよ。しかも、それでもまだ気づかないというアホっぷり。
こういう攻めを上手くコントロールできるのは、あやし上手スネ上手のオトナなんだけど、そんな受けだと話…

3

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

失った記憶に潜むモノ

今回は口数の少ない陸上部副部長で生徒会副会長と
転落事故で記憶喪失になる文化祭臨時委員のお話です。

受様が失くした記憶を取り戻そうとする事で、
自分と相手の気持ちに気づいていく展開になります。

受様は私立の高校に通う高二生。
中学の頃は陸上部に所属していましたが
今は部活もしていないコレと言って自慢もない
平凡な十七歳です。

夏休みのある日
夜の学校で階段から落ちる事…

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