樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛はね、書き下ろしSSペーパー グッズ

結局、俊一はこの先どこへ向かって行くんだろう。

「愛はね、」のおまけペーパーです。

「愛のはなし、恋のこと」の中の行間というか。
それまでの、というかそうして新しく築いた絆ゆえなのか。
安心しきって眠る望とそれを見つめる俊一。
俊一の中の静かな波が寄せては返すような様が描かれていて。
結局、俊一はこの先どこへ向かって行くんだろうと、どこか想像できない部分もあったり。
その後の自分を想像できない俊一はずっとずっとこのままの平行線を…

1

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

合わなかったとしか~

帯『幼なじみのふたりがたどる、長く苦しく、そして優しい、愛の軌跡-』

樋口さんはこの本が4冊目、デビュー作から気に入って読み続けてたので新刊もかなり期待してたんですが……あれ?
読んでてどうにも乗り切れない。望[受]の性格が一番原因なんだけど彼に対する周りの人々の評価や対応もなんか同意出来ないというか何だかなー。
望視点で書かれてるので入り込みやすい筈なんですが首傾げたまま読み終わりまし…

7

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

中立とはしますが

趣味じゃないの評価と同じくらいです。
レビューを見ると、やはり好き好きがあるようです。

最初に読んだ時はノンケ←ガチホモというカップリングが好きなので頑張って読み終えました。
心の余裕が無い時に読んだから苦痛だったのかと思いもう一度読んでみましたが、印象は変わりませんでした。
ノンケ←ガチホモとしてのストーリーはとても素敵です。

しかし登場人物全員が全員、絶対に友達にしたくない人…

5

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

なんだろう。もわっとする。

ここで終わったからもわっと、というのとも違う。むしろ終わるならラブラブやり始める前にここで終わってくれてよかったって思うんですが、なんでだろう。

まっすぐな愛情なんですが、それがまっすぐに見えなかったんですよね。
「愛」って友情も家族愛も恋人への愛も全部含めて「愛」なんだな、という読後感で、それがどうにもBLを渇望する私には中途半端な着地点だった気がします。

受けが攻めを欲しがってフ…

3

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

BLというよりも望の成長物語のような印象。

初めて読む作家さんです。
あらすじを見て面白そうだなーと思ったのですが…。

正直なことを言えば主人公である望の性格になかなか馴染めませんでした。
ずっと幼馴染みの俊一のことが好きで好きで仕方ないのに。
俊一から言われた言葉のせいもあってなのか、それを俊一には伝えられず。
言い寄ってくる男たちと付き合う。
心は俊一に向かっているのに。
ほかの誰かを好きになれたらいいなという思いはあ…

2

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

登場人物誰にも共感できない。けど!

これは・・・いろんな、たくさんの人に読んでもらって語り合いたいお話でした。萌えとかは(私は)なかったです。正直三分の二くらいまで読んでいた段階では「しゅみじゃない」でした。
でもまさに『愛はね、』というお話。
そしてあとがきで続編があるとのことらしいですが、ん~!ここで終わってほしい、かも・・・。あとがき後のSSも読み出すの怖かったです。いちゃいちゃラブ話になってたらどうしよう!と思って。

4

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

痛くて暗いけど、なんかいい。

なんかタイトルが見たことあるなぁ……と思ったら、以前webで掲載されていたものを読んでいました。途中まで全く気が付きませんでした。以前掲載されていたものよりもだいぶ文章は直されていましたが、内容はほとんど変わっていませんでした。読んだのが数年前だったのでちょっと懐かしくなりました。

作者の方も初めて描かれたBL小説と仰っているとおり、若干文章の書き方には若さと粗さが感じられます。

内容…

1

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

泣きました。

もとはウェブで発表されていたものらしく、また、BL処女作?だっただけあって、すごく若い感じ。
精神的な内容です。この人こういうのも書くのか~と思いました。
どちらかというとJUNE的で、愛ってなんだろう、と考えさせられました。
「愛されることは不自由で、愛することは自由」って言葉も、いろいろ、考えちゃいますね。

受の望くんの心の成長を軸に、人を愛することや憎むこと、が表層的ではなくて、…

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愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

愛されることより、愛することの方が難しい

切ないやりきれなさが冒頭から最後まで100%のお話でした。
一番愛が欲しい人からはもらえないから、自分を愛してるという人についていく。
本当はその人の事を好きとか特別意識してるわけじゃないけど、愛されるのは嬉しい、付き合えばそのうち愛せるようになるかもしれない。
それが、相手を傷つけていると知っているから、相手を責めることができなくていつも貧乏くじをひいては、ごめんね、と謝っている受けの主人…

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愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

ちょっとまてぇぇぇええ・・・(゜Д゜)・・・ホントに萌えでいいのか!?

・・・と、散々自分に突っ込みを入れながらこのレビューを書いています。

というのも、この作品、絶対「神」だと思うからです! ←断言。

でも、どうしても、どうしても「神」をつけることが出来ない><
「惜しい」とか「後一歩」とかいう理由ではなく、コレは多分、私の勝手な理由なのです。スミマセン;
なんというか・・・私のBL道(←何言ってんだ;)に反する作品というかぁ・・・。でも、間違いなく…

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