樋口美沙緒さんのレビュー一覧

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

すれ違いにやきもき

樋口さんの作品は以前読んだものはどれも当たりでしたが、今回もたっぷり萌えさせて頂きました。

執着攻めスキーの私としては恭一がすごくツボでした。生徒会の臨時委員の涼太を自分の補佐にしたり、涼太が何度拒んでめ登下校を共にしようとしたり。独占欲の強さに萌え滾りました。
当の涼太には恭一の気持ちが伝わらず。でも恭一にも問題があるのでそれはしょうがないですね。好きだから過保護になると伝えれば良いものを、幼…

2

愛の蜜に酔え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

シリーズ2作目

前作である「愛の巣へ落ちろ!」に心底はまったことから、
本作も楽しみで仕方ありませんでした。
「萌」具合を言うと、前作には及ばなかったかな?と思いますが、
前作が良すぎて「神」評価であったので、シリーズとして
十分楽しめたと思います。

私は、あまりにフェシミスティックな考え方の登場人物は、
どうしても好きになれません。
が、このシリーズは結構、悲観路線を攻めていくので、
この作…

12

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

ほんとにホームラブでした。

義兄弟もの、というよりは、家族愛の話でした。
とはいえ、弟への気持ちをずっと押さえ続けていた兄がある日弟を無理やり(無理やり?)とか、弟に謝りながら、罪悪感にかられながら抱くところとか、濡れ場は兄弟モノの美味しいポイントがしっかりあったので、兄弟モノとしての濡れ場は楽しめました。

しかし、話の本筋は兄弟モノの恋愛話ではなく、家族愛の物語で、恋愛モノのときめきとかより、過去の経験や、家族に対…

2

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

ファンタジー大好きなので、

この設定はすっごく良かったです!擬人化大好き!!
大昔に昆虫と人類とが生き残って行く為に融合した結果の、昆虫独特の能力を持つ人間。
良いです。良すぎます。
それに、翼のキャラも好き。
翼を囲むサブキャラ達も良い味出してます。

ただ、「ハイクラス」と「ロウクラス」という階級制度があまりにも安易かと。
無数の昆虫をただ2つのクラスだけの分けられるわけがない。
どちらに入れるか迷う昆虫…

2

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

んー

過去の樋口美沙緒作品にはすべて高い評価をしてきた私なのですが、この作品ばかりはちょっと合わなかったなァ…。
感想はmiichaさんに近いです。
BL的なご都合主義が多かったです。あと少女漫画的なご都合主義も。
どんな態度を取ろうが、無条件で愛される主人公。ひたすらツンケンしてても周りは主人公の魅力にバタバタとノックダウンしていくという都合のよさ。
祖母をほったらかしにした場面とか、藤と茜に無条件に…

8

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

かーわーいーいー!!

実は初読みです樋口サン。
虫擬人化ということでちょっと引きつつあったんですケド、一番評判がいいようなので読んでみました♪

やだちょっとぉ、翼カワイイじゃないのッ!
ふっつーに考えたら、貴族と平民でオケな話なんだけど、時代ものにしちゃうと無理が出る部分がいくつかあるから、スゴク上手い設定作ったなーって、まずそこが感心。
虫擬人にした小技も効いてた!
途中からは、とことん階級意識が強い澄…

4

ぼうや、もっと鏡みて 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

た ま ら ん !

うひー、
面 白 か っ た !

前作『愛はね、』のストーリーはまるまる記憶してたので、本を入手してからすぐに読み始めたんですが、数十ページ読んでから、「うわ、これは名作になる予感」と思って『愛はね、』を読み返しました。
望の視点で綴られる『愛はね、』の物語を読みながら、ひたすら俊一の気持ちだけを考えてました。以前とはかなり違ったスタンスの読み方です。
で、自分の感想が気になってちるちるに書いた…

11

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

言葉通り、趣味じゃないです。

評価の高い作品に、大変申し訳ないんですが・・・

最初から最後まで、全く話に乗り切れませんでした。なんとか頑張って最後まで読み切ったって感じです。キャラクターもお話の流れも、何一つ共感できないまま終わってしまいましたから。

基本の設定自体は、好みのはずなんですよ。文章力にも問題ないですし。
それがここまでダメなのは、やっぱりキャラクターなんでしょうね。比呂(受)ははっきり言って嫌いなタ…

11

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

どうしようもない2人

読み終えてかなり時間をおきましたが、夜中に一気に読み終えていたことは覚えています。

ノンケの幼馴染俊一に想いを寄せるゲイの望。幼少期から抱いたその感情はどうやっても届かないと知っているから他の男に身を任せてしまう望は不幸体質で、家族関係もあまりいいとは言えず、付き合った男はDV男ばかりです。

そんな望の想いを知っていながらも、傷ついた望を毎回ほっとけない俊一。

大人になれないどう…

4

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

余韻が凄い

明るい話が好きなので、途中途中で苦しくて読むのをあきらめようかと思いましたが皆さんのレビューを信じて読みきりました。

そうしたら「言われれば続きものって書いてあったかも?」て思い出す最後でした。
主人公が成長して余裕が生まれて、やっとこれから物語が進むんだろうなーってところでおわってます。

これ一冊でも余韻が強くいいできだと思うのですが、BLとしてみるとなんだかな~?ってかんじです。…

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