樋口美沙緒さんのレビュー一覧

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

執着攻が素敵

執着気質だけどヘタレ気味な攻とぐるぐる悩んでしまいがちな受のお話です。

私はとにかく執着攻がお気に入りになりました。
ヘタレだから手が出せないし、受の気の引き方は小学生みたいだし(笑)
一度酔いに任せて手を出してしまうけど誤魔化して、自分が執着してしまうと理解しているから出来るだけ離れようとする攻がとにかく素敵でした。

受はぐるぐる悩みがちだけど最後は男前でした。
でも攻に比べてそこまで記憶に…

2

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

ピュアなお話

幼なじみ記憶喪失もの。

紹介文から受ける印象よりずっとピュアなお話でした。
ただ全体的に心身ともに痛々しい描写が多いので、ちょっと疲れますけど^^
記憶喪失ものってベタな設定らしいんですが、私は初めてですw
三ヶ月分の記憶が比較的ランダムに思い出されていって伏線が回収されていく、って感じなので、気をつけて読まないといけませんでした♪
記憶喪失ものってだけでなく、二人が幼なじみというこ…

0

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

設定がおもしろい

こちらでの評価が高かったので購入しました。

現代日本のお話かと思いきや、隕石が衝突して再び氷河期を迎えた地球の、千年後の日本が舞台だそうで…人類は過酷な環境に適応するために生命力の強い節足動物と融合し、その原種の能力を受け継いでいる、というSF設定にびっくり。

さらに、この世界の人々は融合した虫の種類によって能力に差がつくので、ハイクラスとロウクラスという階級意識が生まれています。
ミドルクラ…

5

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

神様+俺様+へたれ=可愛い攻

面白かった!

限りなく神に近い萌×2です。

あらすじ↓
両親を早くに亡くした比呂は肩肘張って生きる日々に疲れぎみ。唯一の肉親である祖母が倒れた日、比呂はかつて自分の命を救った狗神に攫われて嫁にされてしまう。無理矢理犯されて怒り心頭の比呂と信仰心を忘れた人間を恨む狗神は新婚早々険悪になるが・・・

価値観の違う者同士が反発しながら惹かれ合い、口達者な貧乏人が傲慢不遜な支配者を虜にし…

6

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

予想外だった

コミックはある程度
長く読んでいるものの
小説はそんなに数を読んでいないため

作家さんの情報が私の中に
入っておらず
もっぱらタイトルと粗筋
で探している状態です

こちらの作品は
目的なく何かの読みたいと思っていたときに購入しました

表紙がスーツをきた大人と制服をきた若い子だったため
苦手な分野だなとしばし考えたものの

両親をなくし友人である男性に
引き取ら…

1

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

幼馴染って素敵~

レビューを読んでとても面白そうだったので、読んでみたのですが、幼馴染のすれ違いにときめきました。特に話の描写のされ方が素敵でした♪

--(以下ネタバレを含みます)--
記憶を失った受けの涼太が、はじめは、その期間に何があったのか?自分を襲った人物は誰なのか?そこから真相を探していくのが、少しずつその前後の流れが明らかになっていく内に、犯人を追うよりも、その頃の自分の気持ちはどこにあったのか…

2

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

難解な記憶喪失もの

うわあーっ、面白かった!

わけわかんないのに萌えまくりましたよ。

「むこう十年は記憶喪失もの」を読まなくてもいいかもしれないとかなり真剣に思ってしまいました。

ありとあらゆるジャンルの小説の題材とされる記憶喪失。BLでもわりとしょっちゅう見かけますが、この作品では記憶喪失そのものについて考えさせられました。

受が三ヶ月間の記憶を失ったところから物語は始まります。失われた三ヶ…

3

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

ちゃらんぽらんなへたれ攻

すごく面白かったです。

あらすじは大体こんな感じ↓

画家の父を亡くした篤史は父の同業者である久代の家に引き取られます。久代は優しいけれど、息子の忍は時々冷たい。種明かしすると、忍はずっと篤史に片想いしていて、篤史が忍より久代に懐いているから心中穏やかではないという微妙な三角関係。叶わない恋に苦しむ忍はやけっぱちになって色んな女性と付き合いますが、当然の如く長続きしません。篤史はそんな忍…

6

Re Collect Insects (表題作 東京のローリィ) 小説

樋口美沙緒 

悩みも不安もあれど、幸せな虫たちのおはなし

既刊の「愛の巣に落ちろ!」と「愛の裁きを受けろ!」の番外編に加えて、
書き下ろしが2編の計14編で、読み応え十分。

その書き下ろし…
『世はすべて事もなし』は、「愛の蜜に酔え!」の番外編。
綾人と里久の愛と蜜のある生活(笑)ちくびでへんたいな話です。
このお二人はエロ担当ってことでしょうか?

『最初のキスを笑いながら交わして』は、「愛の裁きを受けろ!」の番外編。
一緒に暮らし…

8

愛の裁きを受けろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

分かっているのに泣いてしまう悔しさ。

虫シリーズ3作目、実際に書かれた時系列としては2作目の作品です。
同人誌では二冊に別れて発刊され、今回の文庫でも後半は「続・~」となっているが、
事実上は一つの話の前半後半。(ということで、一つの話として扱って評価します。)

友人の影響でこの樋口先生の作品は実はコンプなのですが、正直好みとしては微妙…
なのですけれど、これを同人誌で読んだ時にはもう大号泣でした。
何故この力作を商業誌…

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