樋口美沙緒さんのレビュー一覧

ヴァンパイアは我慢できない 2 コミック

樋口美沙緒  夏乃あゆみ 

アノ人の正体は!

第2巻です。
湊と口論した後、実家に戻ると言って消えてしまうアンリ。
アンリの本心がわからず落ち込む湊に優しい湯澤。
やっと帰ってきたアンリは、今までと別人のように優しくて、湊はまたアンリがわからなくなってグルグルと。
この気持ちすれ違いループが延々です。
読者的には、アンリがいよいよ本契約を決意した事や、その裏に薔薇の宿命のようなものがある事、黒羽や湯澤が何か知っているという事がわかる…

2

ヴァンパイアは我慢できない 1 コミック

樋口美沙緒  夏乃あゆみ 

気の長い話になりそう

「ヴァンパイアは食わず嫌い」の続編。
「〜食わず嫌い」の方では夏休み設定でしたが、「〜我慢できない」の方は湊の高校生活が軸になっています。
吸血鬼界で湊が「福音の薔薇」という事がバレたらしく、アンリは気が気でない。学校に通う湊が心配で本契約を焦る気持ちもあるけど、湊の気持ちも尊重したくて、俺様アンリがグルグルしてます。
優しくて困っている人を見過ごせない湊は、生徒会の仕事も色々抱え込んで…

2

ヴァンパイアは食わず嫌い 下 コミック

樋口美沙緒  夏乃あゆみ 

萌えの宝石箱や〜

上下巻合わせてのレビューです。

ヴァンパイアもの、イコール耽美!人外!
そして俺様ツンデレ、執着、すれ違い、両片想い、
その上ネトラレの危機!
身分差、年の差、花嫁の要素も?

絵柄は非常に綺麗で、子供は可愛らしく、背景も良く書き込まれて素晴らしい。
Hシーンは無く、キスも下巻になってから2回と少ない。でもアンリが湊の血を吸うシーンなどはちょうど良いエロさで物足りなさは感じません…

4

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

ギルの成長っぷりに惚れた


2巻から唐突に主人公総受け度と姫度が上がってびっくり。
ジョナスが登場したのもあってか同時にレイが自分を卑下するのが多くなった気がしたけど、
「ギルやオーランドがレイを構ってエドが怒って来る」ってのが出来上がってたからあまり感じなかったのかも。

ジョナスはいいやつだったしね!エドとジョナスは恋とか愛とか友情とかまだ自分の中で確立できてない時期に一緒にいたからこんなことになっちゃったの…

14

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

小言をはさみながら見守っちゃう

1巻はレイとエドの愛の交差にもだもだしっぱなし!
エドの態度から束縛欲の強さはわかってたけど、気持ちも伝えずただレイを縛っておいて自分は他の男と遊ぶなんて、ちょ、マテよ。ってなるでしょー!
まだ18歳っていう大人と子供の間だから、愛してるレイの事を守るためにどうしたらいいかわからなかったんだなってのもわかるけど、傲慢が過ぎててこれはラブになるのか…?っておもった。
レイもレイで、自己評価は低…

3

愛の在り処をさがせ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

いよいよスケールアップの一作

ムシシリーズ6作目。
一読しての印象は、これは愛に関しての物語。愛、それも母の愛…

本作もシリーズ作に則って、身分差、すれ違い、女体化、妊娠がモチーフとなっています。
そして、攻め受けのイメージも大体同じで、冷徹で話を聞かない攻めと、不憫な受け。
本作は日本を飛び出して、絶滅寸前のハイクラス中のハイクラス、最後のグーティ・サファイア・オーナメンタル・タランチュラであるケルドア公国の大公…

4

愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

読みやすい。(他のシリーズ作がどんだけ痛いのかが改めて分かる)

ムシシリーズ5作目。
本作も前作「罠にはまれ!」同様ハイクラス同士のCPです。ですが、受けはナナフシで小型の地味っこ。
本シリーズの攻め受けイメージと同じで、内容もハイクラスの中での格差、体格差、すれ違い、女体化が盛られています。そして今回は受けに体の秘密がありますが、まあこれも従来作の病気・病弱と同列に捉えてもいいかも知れません。
本作では地味で目立たず可愛らしい受けが、自ら持って生まれて…

3

愛の罠にはまれ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

パターンは同じなのに新鮮に読ませる力技

ムシシリーズ4作目。
シリーズ1の人気作ときいて粗筋を読むと、主人公は前作の不憫な受け郁の異母弟、あのどうしようもないジャンキーの篤郎ではないですか。
攻めは、1作目と前作に登場していたヘラクレスオオカブトの兜甲作。
前作で七雲陶也の友人として出ていた兜に妙な胡散臭さと不自然さを感じていたのですが、やはりこいつもとんでもない自分勝手野郎でした…
本作は初めてハイクラスxハイクラスのCPなの…

5

愛の裁きを受けろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

陶也〜!

シリーズ一気読み!と意気込んで読んでおりますが、2作目を読んだ後、この本作3作目は少し時間を置いて読むべきだった…。
1・2・3作と全てハイクラスxロウクラス、俺様攻めx不憫受けの切ない切ない物語…みたいな感じで、デジャヴ感で目が曇ってしまう。
本作の主人公は、1作目の傲慢タランチュラ、ロウクラスを人とも思わぬ七雲陶也です。
受けは3作で最も儚げなカイコガの郁。
郁はロウクラスの中でも特に…

1

愛の蜜に酔え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

過剰な不憫さ

ムシシリーズ2作目。
1作目と同様、身分差、すれ違いです。その上に、病弱、孤児といった要素があります。
本作では、より相互の離れがたさの象徴として、受けの病弱さは攻めの体液(蟻酸)で治り、攻めの隠れた血の出現を抑えるのが受けの体液(甘露)で、という関係性が描かれています。
受けは天涯孤独のクロシジミ里久。クロオオアリの女王に養われているためいつも言いたいことも言えず。
攻めのクロオオアリ綾…

3
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