安曇ひかるさんのレビュー一覧

黒猫閻魔と獣医さん 小説

安曇ひかる  猫柳ゆめこ 

ほんわかと、せつなさの塩梅がいい感じ。

元は黒猫で、今は閻魔大王の元で見習い修行中のロク(受け)がピュアゆえの天然というか、ちょいズレてて何とも愛らしいキャラで和みました。

攻めの桔平には、かつて黒猫だった頃とても可愛がってもらったのだけど、とある理由でその時期の桔平の記憶は封印されてしまっているんですね。
自分のことを思い出してほしいけど、それに伴って桔平にとって最も思い出したくない記憶も一緒に蘇ってしまうから、桔平と一緒に過…

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きみとアイスを半分こ ~傲慢王子な社長と保育士の純愛ロマンセ~ 小説

安曇ひかる  柳ゆと 

天然王子

先生買い。保育園舞台にイケメンが絡んでくる王道もので、くすっと笑えるので休日読みに向いているなあと感じましたが、覚えている自信が無いので萌にしました。本編250P弱+あとがき。

勤めている保育園に、ある日きらっきらの王子風イケメンが訪問してきます。園長先生との話し合いのテーブルの上には「再開発プロジェクト」との書類が。緑豊かなこの保育園を愛している真琴は園長先生ともども、プロジェクトには反対…

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純情タヌキ、恋に溺れる 小説

安曇ひかる  陵クミコ 

ピュアな受けの健気さに胸がきゅーんとする。

あらすじにも「一か月以上島を離れると身体に異変が起こる狸の宿命を抱え」とあるように、受けの鼓太郎は狸です。
でも、初恋の人である季史に会いたい一心で、離島から上京します。
一ヶ月という期間限定で。

おまけに長期間島を離れることができるのは、生涯にただ一度だけ。
島に帰ったら、もう二度と東京へは来られない。

季史と過ごす一ヶ月をめいっぱい楽しむ心の内には、このひと月の幸せな記憶を胸…

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今夜ぼくはシェフのもの 小説

安曇ひかる  カワイチハル 

律儀な天然受け様がかわいい(⌒‐⌒)

カワイチハル先生のかわいらしい表紙に惹かれて手に取ったのですが、内容も好きな萌えものでした(*´∀`)


受け様の碧人は、幼い頃サンタクロースからと称して受け取った手紙を心の支えとしていて、仕事を辞めたのを機に、フィンランドまで本当の送り主を探しに訪れた。
その矢先、ひったくりにあったのを助けてくれたのが、フィンランド在住日本人シェフとフィンランド人の医師ヒューゴ。
このシェフが攻め様…

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風の神とびいどろの歌声 小説

安曇ひかる  金ひかる 

びいどろの風鈴に込める父の想い


天涯孤独で幼い頃の記憶もない少年の数奇な運命

天涯孤独で廃寺で住職に育てられた記憶をなくした少年・小鈴(受け)が実は風子という風の神たちを癒す存在であるということが風の神の長・雅風(攻め)が迎えに来たことによって判明するところから話は始まります。
毎日塔に上って歌を歌い風の神たちを癒す。とても幸せな毎日で、幸せ過ぎて逆に無くいた記憶がなんなのか恐ろしくなるくらいに。

ある嵐の日。…

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スパダリ社長に拾われました~溺愛スイーツ天国~ 小説

安曇ひかる  タカツキノボル 

心が温まるお話でした

一度食べたものの材料を記憶できるという、「絶対味覚」を持つ受けと、先々代のケーキの味を蘇らせようとする、有名洋菓子店社長の攻めが出会うお話。
わかりやすいシンデレラストーリーであり、貧乏青年が天職を与えられて活躍する、サクセスストーリーでもある。

サブタイトルの溺愛は正直そこまで感じなかったけど、受けにじゃれまくるワンコに嫉妬して、こっそり釘を刺す攻めがお茶目で可愛い。
受けのことがもう…

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真夜中の純情プリン 小説

安曇ひかる  せら 

どうにも受けのキャラが好きになれず……

プリン専門店を営む受けと、常連客である攻めのお話。

「毎日のように違う女性を連れてきてはニヤけた表情でプリンを奢る男」とあらすじにあるけど、超常連客なんですよね。
で、そのお得意さんに対して勝手に「クソチャラいゲス男」認定をして、仏頂面で対応する受けにムカムカしちゃいまして。

客商売でしょうーがっ!!と頭をパコーンとはたきたい衝動にかられてしまいました。
で、読み進めるのが苦痛にな…

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恋わすれのシンデレラ 小説

安曇ひかる  サマミヤアカザ 

一途な攻め

事故のせいで恋心を無くしてしまった受けという設定なんだけど、読んでて「恋心」ってなんぞや?と、恋問答みたいなものに陥りました。

という受けの映は「麦人がいれば他に何もいらない。おれは世界で一番麦人が好き」と言う。
一緒にいるとほんわかした気持ちになれて、言葉にしなくても通じ合えてる安堵感がある。

もうこれ両片思いで無自覚なだけじゃないの?みたいな。

突然現れた妖精のかぼちゃに発…

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スパダリ社長に拾われました~溺愛スイーツ天国~ 小説

安曇ひかる  タカツキノボル 

スパダリだけど、やがて残念男に……。

変に捻ったところもなく、すんなり王道で楽しめました。

「ケーキ」が二人にとっての鍵なんですね。
攻めが継いだ「ラ・スリーズ」は、今や全国区の洋菓子メーカーだけど、元は祖父母が開いた町の小さなケーキ屋さんだった。
そしてその小さなケーキ屋「ラ・スリーズ」でケーキを買うのが、つましく暮らす祖母と幼かった受けの何よりの楽しみだった。

二人は大きくなるまで会ったこともないけれど、小さな町の…

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純情タヌキ、恋に溺れる 小説

安曇ひかる  陵クミコ 

すごく素直です

BLにはよくあることなのですが、あまりにも攻めさんがすんなり恋におちてしまっているので(当然の如く受けさんはその事実に気づいていない状態が長く続く訳ですが)最初の方を読んでいる時には「この恋愛フラグが最初っからおっ立っている感じは芝居をぶっているのであって、鼓太郎くんは騙されるのではないの?優しいふりをしているけど実は季史は闇の密売人かなんかで、鼓太郎を暗黒サーカスとかに売り飛ばして見世物にしよう…

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