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松本ミーコハウス
雀影
ネタバレ
「美しい野菜」のスピンオフ作品とは知らずに作者買いで予約。 冒頭のキャラクター紹介を見て初めて、なんだか聞いたことのあるような名前のキャラクター達だなと気が付いた。 この本の主人公たちの「美しい野菜」での登場具合とか、あまり思い出せないまま(とくに久川)読み進めたけど、とりあえず、この作品単独で読んでも全然問題ない。 「美しい野菜」とは、お話の本質というか、根底に、SMの神髄を描いているとこ…
あさだ2枚
最終巻でちょっと失速したのが非常に残念です。 エッチに逃避する太郎(受け 小説家)は非常にエロいのですが、逃避のページ数をかなり割いたにもかかわらず、解決があっさりしすぎていた。「別れる」で涙目になる治樹(受け)は可愛かったものの、たった15分ぐらいで解決しちゃったよっていう拍子抜け感。 まぁ逃避の先がエッチなのでね、BL漫画らしくエロにページ数割いていただけるのもありがたい話ではあります…
1巻と同じく引きがいいラストです。 ここにきてきっちり子供っぽい治樹(年下 攻め)も出してくるところが天才か、と思う2巻。太郎(受け 小説家)が年上らしいというか、治樹を愛しみはじめるところも、自分自身も大事にしだすのも、恋っていいね人を変えるね、としみじみさせる。 エロはエロい。相変わらずおもちゃ使ってくれます。尿道プレイもラブラブエッチも両方楽しめる最高の1冊。幸せすぎて張り合いが…
松本ミーコハウス先生の中でもかなり好きな作品です。引きの強いラストがたまらない。 理想のSM!ゲスい言葉責めとか乱暴してるとか、あるいはギャグに走ってるわけでもなく、Mの求めるものを探して奉仕するS。 年下で、エッチの最中たまに雑な言葉遣いになる治樹(攻め 八百屋 ゲイ)も、人付き合いが苦手で子どもみたいな太郎(小説家)もいい。エロが非常にエッチです。美しい野菜ってタイトルまで官能的に思えてく…
honobono
大好きな「美しい野菜」のスピンオフ作品。 この作品だけ読んでも問題ないですが、もちろん本編を読んだ方が面白さは倍増です! 本編で太郎の編集者をしていた二人がメインとなり、予想外のキャラ変でギャップ萌えに悶絶。 しかも、美しい野菜の番外編まで同時収録されている…個人的に神的な内容でビックリご褒美でした。 小説家 太郎の高校の先輩で、大手出版社の文芸編集者である工藤と、 太郎のスランプを…
一穂ミチ 松本ミーコハウス
Takk
すっごい良かった、会話が多くて読みやすくて。 全体の雰囲気・空気感も肌に合う、というのかな、穏やかで居心地の良さを感じました。 親同士の再婚で義兄弟になった同い年のかずさと葵。今はお互い別々の大学で離れて暮らしていますが、愛犬の死で二年ぶりに再会する所からお話が始まります。 かずさと葵は二年前に何かあったようで…。その辺りをかずさの回想を挟みながら現在と併せて進行していきます。 い…
Sakura0904
表紙のイメージを裏切るような、なかなか重たいストーリーでした。ただし、読後に負の感情を引きずることはなく、どこかすっきりした気分になるような、不思議な作品でした。序盤で、秀才だけどぼっちの一之瀬の好意を利用して、彼を性処理道具のように扱い始める松原。俺様な劣等生と気の弱い優等生の、ちょっと痛い系の恋愛が始まるのかと思いきや、意外にも2人の関係性は早い段階で変化していきます。松原が一之瀬を自宅に招…
ぷれぱーる
B L初コミックスなんですね! すばらしいです!! お互いに親に恵まれない、松原と一之瀬。 いつも、熱っぽい目で自分を見ている一之瀬に苛立ちを感じる松原。 半ば無理やり告白させ、セフレ状態に。 松原のためなら、時間もお金も全てを投げ出す一之瀬。 そんな一之瀬を怖いという松原だが、おそらく一之瀬に見捨てられることに怯えているのだろうと思う。 お互い、親の愛に飢えている。 依存しあ…
まるっと、表題作でした。 『星の数ほど』を読んでから拝読いたしました。 前作で中野先輩への恋心を自覚した町田。 中野が町田の殻を破って、ヒヨコになった町田は最初に見た中野に恋をした。 刷り込みのような恋が、いつしか本当の恋へ…そして愛へと変わっていく。 そんな町田の初恋を信じられない中野は、自身がはじめての恋を失った過去を持っている。 何かを捨てさせるような同性同士の恋愛を恐れ…
浅いようでいて、深かった…。 ちょっと、常人では思いつかないようなストーリーとストーリー展開でしたね。 松本ミーコハウス先生、すばらしいです! 大学生サークルの3組のCPのお話です。 メインは、芸術家の先輩後輩CPである・渋谷×上野。 上野はその生い立ちから、死にたがりで生きたがり・愛されたがりという複雑な気持ちを抱えた人間。 相手の気持ちにキチンと向き合えず、応えることができない…