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一ノ瀬ゆま
ポッチ
ネタバレ
続編にあたる『gift 赤い桎梏の、約束の場所の、望んだ十字架の、(中)』の発売に合わせて再読。という事で今更ながらにレビューしようと思います。 ボクシングジムの会長の息子でありながら、ボクサーとしては通用せず、そのことを父親に対して引け目に感じている宥。 人を傷つけることになんのためらいも感じていない、「人間らしさ」が欠如しているミステリアスな勁。 ゲイであることをカミングアウ…
魂が揺さぶられる作品。 なんか大げさみたいだけど、読後にまず感じた感想はまさにこれでした。 虐待されて育った勁。自分を守るために内面に「子どもたち」を形成し、彼らの目を通して人生をゲームのように過ごしてきた彼が、自分をそのまま受け止めてくれる宥と出会い、人間らしさを取り戻していく。 「宥のため」というただそれだけの理由のために、ボクシングで勝つことにこだわり続ける勁の心情がなんとも切…
Secrett
まずは表紙の綺麗さで惹かれました。 この綺麗で丁寧な描き方は作品中でも途絶えることなく、その画力の高さに驚きしかありません。 内容がボクシング中心だと知ってそのマニアックさに買おうか買うまいか一瞬迷いましたが、買って正解でした! ストーリーや構成が期待していたよりずっと素晴らしいものだったので…。 主人公二人の複雑な心境や、勁の過去と深い関係がある彼の今の性格なども本当に丁寧に…
ココナッツ
230ページ超えの一ノ瀬さんの連載作品。 かなり厚いです、力作です。 そして本編には下巻へ続くとなっていますが、中巻も出ることとなっています。 ボクシングBLというのも珍しいのですが、とにかく一ノ瀬さんの画力と構成が素晴らしいです。 画力がなければ動きの多いお話は描けませんし、構成がうまくなければ薄っぺらくなってしまう。 両方を兼ね備えてらっしゃるからこそ、こういう難しいお話が描けるのだ…
一ノ瀬ゆまさんのハイキュー!!本、13冊目。 及岩です。 時系列的には『終わりの3月で君を待つ』のその後で、そちらでやっと想いを通い合わせた二人が同棲しているお話。 設定は及川が実業団でバレーを続けていて、全日本の選抜メンバー。 岩泉はバレーを諦め、百貨店のフロワチーフとして働いています。 バレーに関しては邪魔したくない岩泉と、そんな岩泉に申し訳なく思う及川。 ただ岩泉はどれだ…
一ノ瀬ゆまさんが今まで出されたハイキュー!!本の再録集です。 ちなみに原作小説があるhope is you.のシリーズや、『あの氷の手の、千切れる熱の、止まない鼓動の、』のシリーズは未収録となっています。 再録集にあるものは全て既読でレビュー済みの物も多いですが、個人的に再録されて嬉しかったのは… 『終わりの3月で君を待つ』 これはもう泣いて泣いてだったので… 高校卒業後二人の進む道…
及川さんと岩ちゃんのバースデーお祝い本。 と言っても明るいほのぼのではなく、シリアスで荘厳な雰囲気描かれたものや、彼らの未来を読者がこうなればいいなと思う姿で描かれています。 2014年〜2016年に毎年描かれていたもので、pixivで見ていた方も描き下ろしありますよ。 6/10生まれの岩ちゃんから始まり、7/20生まれの及川さんへ繋がれます。 台詞よりもモノローグや絵で魅せる作品で、…
一ノ瀬ゆまさんの及×岩本。 ほとんどの一ノ瀬さんの及×岩本はカップリング要素が少なめで、友情やあっても及川の一方通行的な執着が主なのですが、こちらは珍しく熱々?な本となっております。 いつも一ノ瀬さんのハイキュー!!本は切なくて泣かされるので、読者へのサービスでしょうか。 これでまた頑張れます!(苦笑 タイトル通り、デート風景が満喫できる一冊。 ページの端には今どの辺りにいるといった…
原作コミックの17巻に収録された番外編のその後を、一ノ瀬さんが描かれた物です。 なので、17巻を読まれた方が感慨もひとしおです。 拳を合わせるところまでは原作で描かれています。 なんかね、帰り岩ちゃんのお家で及川が試合の後一緒にご飯を食べるのですが、そこが本当にじわ〜っとくるんですよ。 岩ちゃんのご両親は高校最後の試合に負けた二人を気遣って、そのことに触れない。 でもそこは及川が自ら…
クリボウ
ジャンプ本誌、原作17巻、そしてアニメと結果がわかっていても涙を流さずにはいられない。 原作17巻に収録されている番外編のあとをイメージしてのお話です。 原作での悲しくツラい設定が一瞬にして力強く光を放つ「これぞ二次!」な作品だと思います。 試合で渾身の一撃がわずか一歩、敵わなかった痛み。 岩ちゃんのエースとしての矜持と及川さんの司令塔としての自信と、誰よりも近くにいたふたりの終わ…