一ノ瀬ゆまさんのレビュー一覧

神様なんか信じない僕らのエデン (下) コミック

一ノ瀬ゆま 

新しい世界

上巻よりもずっと面白くなって来たと思いました。

喬に現れた身体や心の変化、それによって起こる心の葛藤。
この作品は「人類初のαとΩを描く、オメガバース前夜譚」故に、当たり前ですが従来のオメガバースの世界の決まり事が全く無いのです。

それ故に喬の手探りの様子や、自分に起きた変化を必死で受け入れようとしてる西央の姿がとても愛おしいのです。

難しいテーマを、そして決して美しいとは言え…

5

神様なんか信じない僕らのエデン 上 コミック

一ノ瀬ゆま 

新境地

『gift』辺りから一ノ瀬先生の作風が変わって来たと、私は勝手に思っています。

こちらのオメガバ作品をカバー裏表紙の「人類初のαとΩを描く、オメガバース前夜譚」から、勝手に大昔の話だと誤解してた私は大バカ者でした。

読んで直ぐに過去でも未来でも無い、今私たちが生きて居る現代と知り、切り口のとても面白い作品だと思いました。

ただ私の中で一ノ瀬先生作品は『嫌いな先輩』のイメージがとて…

5

神様なんか信じない僕らのエデン (下) コミック

一ノ瀬ゆま 

神様なんか信じない僕らのエデン(下)

ラストまで一気にかけぬけました
とにかく良かった

いろんな感情が、ぶわぁっと突き刺さりました

悩める高校生達の、特別な7日間
すごく素敵なお話でした

自分気持ちに向き合うのも、相手を思いやるのも、どちらも素敵
そういうやりとりが、めちゃめちゃ刺さりました

アルファの辛さやオメガの辛さとかそういう類の話ではなく、もっと大きなお話を高校生がするっていうアンバランスさがなん…

5

神様なんか信じない僕らのエデン 上 コミック

一ノ瀬ゆま 

神様なんか信じない僕らのエデン(上)

すごかったです
世界観に引き込まれました
オメガバのお話なんですが、切り口が斬新
そして絵がとてもキレイで一気に読んでしまいます

キャラクターがすごく人間味溢れるというか真っ直ぐで可愛らしい

攻めと受けというより、オスとメスみたいな感じの表記もあって、なかなか刺さります

DKの甘酸っぱい青春と性春が見事に描かれてました
そこにオメガバ、情報だけで渋滞しそうなのですが、全く…

6

神様なんか信じない僕らのエデン (下) コミック

一ノ瀬ゆま 

切なさと愛おしさが溢れている良作

『神様なんか信じない僕らのエデン (上)』の続編です。

高校生 喬 織人と同級生 西央 凛々斗のお話。

前作では、突然発情した凛々斗に求められた織人。
ただのクラスメイトで遠い存在だった凛々斗と体育倉庫で濃密な逃避行を続けますが…。
下巻では、2人の感情の変化と残りの4日間の様子が描かれています。

織人は頭から消えない嫌な感覚に苛まれていました。
それは…「俺ノモノニ手出シ…

11

神様なんか信じない僕らのエデン 上 コミック

一ノ瀬ゆま 

新しい世界の始まり

『gift』に続いて読んだ一ノ瀬ゆま先生の作品です。

高校生 喬 織人と同級生 西央 凛々斗のお話。

2018年の2月
世界最小の衛星ロケットの打ち上げが成功し、冬季平昌オリンピックが開幕し、約580億円の仮想通貨が流出する――そんな普通の世界。
実家が病院の織人は宇宙物理学や動物学に興味のある秀才だけど地味な高校生。
「香水?つけてるのかな」
ある日、クラスメイトの凛々斗…

11

神様なんか信じない僕らのエデン (下) コミック

一ノ瀬ゆま 

難しいけどいい話

小説とか映画とかにありそうな設定が細かく深いストーリーで、普段読みやすいラブコメを読んでいるのでなかなか難しく感じましたが、読んだことのない設定が多くてオリジナリティーが強くどんな終わりがくるのかわくわくしながら読めました!

αとΩの話というより、まだ知られていない謎のヒートが受けの西央にあって、そのフェロモンで発情した攻めの喬。セックスの回数を重ねるごとに、視力が回復したり性器の様子がイヌ…

10

神様なんか信じない僕らのエデン (下) コミック

一ノ瀬ゆま 

壮大なテーマを孕んだナイスな作品

『神様なんか信じない僕らのエデン』の下巻。続きものなので上巻が未読だと理解できません。未読の方は上巻から読まれることをお勧めします。




ヒートを起こした西央くんと、彼の匂いに中てられ激しく抱いてしまった喬くん。
体調が悪いことから母親に心配を掛けたくないという理由で家に帰らず体育館倉庫に籠った西央くんと、そんな西央くんをサポートする喬くんの蜜月を描いた上巻でしたが、下巻に入り二人…

31

神様なんか信じない僕らのエデン 上 コミック

一ノ瀬ゆま 

これは斬新。

商業誌ではお久しぶりな気がする一ノ瀬さんの新刊。楽しみ過ぎて、あらすじも確認せずに早々に予約していました。

一ノ瀬さん作品てちょっと独特っていうのかな。不思議な世界観を放つ作品を描かれるイメージが強いのですが今作品も斬新な設定のお話でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公はDKの喬くん。
開業医の父親に、ちょっぴり怖いけれどしっかり者の母親、お調子者の弟を持…

26

gift (下) 薄紅めく空の、潤びる螺旋の、光る岸辺の、 コミック

一ノ瀬ゆま 

人生を豊かにするもの

あかん。再読なのに涙腺決壊。悲しいシーンなんてこれっぽっちもないほのぼのした後半部分にやたら泣けてしまう。
「死ぬ理由がないから生きてきた」そんな勁が生まれ変わってゆく完結編に感無量です。

他人との関わりの手段として、暴力やお金やセックスという道具を介してきた勁にとって、好意という目に見えない不確かなもので人と継続した関係を結べると実感したことは、それこそ天地がひっくり返るにも等しい出来事…

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