一ノ瀬ゆまさんのレビュー一覧

gift (上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、 コミック

一ノ瀬ゆま 

グッと引き込まれる

上中下、全部読んだ上でのネタバレ含むレビューです。直接的ネタバレはないと思いますが、気になる方はすみません、読まないでいただいて…

ボクシングジムを舞台とするお話です。ボクシングジムは流れモノ、はぐれモノとの相性が良いので、勁(けい)を主役とする作品が自然と受け入れられます。勁の未熟な内面の表現も、凝った作りで面白い!展開が濃いのにスピード感があって、世界にぐいぐい引き込まれる。

それ…

2

Love gift コミック

一ノ瀬ゆま 

あまあま番外編

同人誌そのまま電子になりましたね、っていう作品。同人は作者さんの想いがそのままでいいですね。
でも本編読んでないと、あーってならないので、そういう意味ではファンの方用です。これだけ読んでもお話としては面白くないと思う。

付き合ってからの二人。ちょっとしたことで、すぐ照れちゃう頸がレアですね。
そして頸にすごく求められている宥。体大丈夫かな?っていうくらい。

脳内頸も、サイコが無くな…

1

嫌いな先輩 コミック

一ノ瀬ゆま 

号泣

続編の「週末迷図」(私はwebで無料で読みました)まで含めたレビューになりますが、泣けました!この続編のラスト号泣です!
エロ一切ありませんがそんなの関係ないってくらい大満足です。読み返してまた泣くという。
最初は受けがいい具合に「イラっとくるムカつく後輩」で、それがどんどん可愛くなっていく描写がひたすらに萌えます。
そして攻めがスパダリで癒されます。でも余裕ブッこいてるテンプレスパダリ、っ…

8

「Log gift」『gift』オリジナル番外編 コミック

一ノ瀬ゆま 

ひたすら甘い

続きの電子化ありがとございます!
真っ白とか全然気にならない。
こんな平和かつ糖度高めな日常を描いてくださって感謝しかありません。
本編(特に上から中まで)は気持ちのコンディション良い時に読まないとメンタルにクるくらい勁と宥に過酷な話だったので…

勁の精神を支えているであろうあの子達も成長して昔みたいに穏やかでない発言もなくなり普通の思春期男子が好きな子に抱くモヤモヤで悩んでいるのが可…

2

Love gift コミック

一ノ瀬ゆま 

きゅんきゅんします

あまーいお話だけ
宥と勁の日常が描かれてます

やることやってるのに、ちょっと腕が触れただけで赤くなる勁が可愛い宥

終始宥目線で進みますが、中盤ミニ勁も登場
ちゃんと成長してました
以前は2人はゲームをしながら会話さしてましたが、今回はシーソーにまたがりながら

それがすごく上手くて、気持ちの葛藤の描写には古典的なのに、一ノ瀬先生の美しい絵で表現されるとしっくり
ちょっとクス…

2

gift (下) 薄紅めく空の、潤びる螺旋の、光る岸辺の、 コミック

一ノ瀬ゆま 

このラストのために読む価値あり

頸が人間らしく生きていく様がまざまざと描かれた下巻

ゆっくり宥のために、その一心で行動する頸は、その自分の行動の意味がわからないままただコマンドを選んで実行するだけ
ただ、その選び方がどんどん変わってきてるところが展開を加速させてるように思いました

宥に会いたい、それ以外を持たない頸が恐くもあり悲しくもあり愛しくもありました

ジムに戻ってからの頸が、本当に可愛くて好き
宥のた…

4

gift (中) 赤い桎梏の、約束の場所の、望んだ十字架の、 コミック

一ノ瀬ゆま 

読む度に重みが増す中巻

一読した後の感想は、ちょっと回り道かしらというのが率直なもの

私は、上中下巻と一気読みしたのですが下巻まで読むとこのお話の感じ方が変わりました
とにかく重たい

新興宗教なんて、勝手なイメージ先行しすぎるのでとっつきにくいはずなのに人の気持ちをえぐってきます

頸のお兄ちゃんも幸せになりたい、居場所が欲しいだけなんだと思うと、描かれてはいない先を想像すると辛い

宥が劇的に変化…

2

gift (上) 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、 コミック

一ノ瀬ゆま 

すごく好き

一ノ瀬先生の作品を読み直し中
この作品は、上中下巻だったので後回しにしてました

試し読みで、すごく惹かれて気になっていた作品です

とにかくキャラクターが魅力的
宥が保守的過ぎるくらい常識人であろうとする姿と、頸の生きていくことはゲームと同じと言いきり実際コマンドを選びながら生きていく姿は対照的なのにお互いに惹かれ合う
読んでいてそれがピッタリとくるのが心地良いのに、どこか不安にな…

1

JITTER BUG コミック

一ノ瀬ゆま 

1人をきっかけに過去から解放された人々

 一ノ瀬先生の脚本力の高さに唸らされました。絵もこんなに美麗な上に、ストーリーにもすごく惹き付けられて、もはや言うことありませんね。芝居に本気になれない渋川が、直向きなショータに感化されて変わっていく話かと思いきや、ページを捲るごとに渋川と彼の周りが囚われている過去が見えてきて、彼らの苦しみが胸の中に迫り来るんです。誰も悪くなかった、けれど誰かを責めずには、恨まずにはいられなかった、不毛だと分かっ…

1

週末迷図 コミック

一ノ瀬ゆま 

これぞ前編

短いんですけど、詰まってました
ほんとに、胸をえぐられるような描写
表情がほんとに切なくて、結城と柳澤の二人が対称的で良かった

前半では結城が自分は柳澤に釣り合わないことにとらわれる
一方で柳澤は自分の気持ちにただ素直に生きる道を選ぶ
この対称的な二人が、こんな短い中に凝縮されていることが本当にすごい

お互いの気持ちが痛いくらい伝わってきてほんとに繊細でかつ攻撃的なストーリーだ…

2
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