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塔栄のりこ
碧雲
「凄い内容の小説を書く」と評判の作家。 実際に読んだのは、これが初めて。 「秘処」と書いて「ひしょ」と読む。 冒頭1巻から、鬼畜な変態社長の、あのてこのての攻め=SMプレイが始まる。 ドロドロと色々起きそうな予兆を感じる冒頭1巻。 好みじゃないので、沼の手前の1巻目で終わりにした。 山藍姫紫子さんは、女性の様な美貌の男性が凌辱される官能もの。 塔栄さんの場合は、似ていて違…
塔栄のりこ 小山宗祐
青衣
ネタバレ
著者の商業出版物では、いちばん若い受けさんかと思います。その生い立ちや、剣道に打ち込む日々、将来のことなどを考え、思い悩み、大人に近づいていく、高三の一年を描く作品です。小さな地方都市に祖父母と暮らすかれの一人称なので、閉塞感がじっさいにも思考にもあって、言動を制約している重さで、鬱屈しているようすが、読み手に伝わってきます。 かれが瑞々しいこころとからだを明け渡してしまう、攻めさんも闊達な人で…
塔栄のりこ 三貝みさき
シリーズについて書きます。 塔栄さんの著書のうち初めて手にした作品で、懐かしい雰囲気を楽しんで読みました。いわゆるマカロニ・ウエスタンのほうの西部劇の匂いがする。酒、暴力、ろくでなしと、お約束の展開。 そのあと入手できる塔栄作品をひととおり、著者の作品のうちでこれを選んだハーレクインの担当者は、どこを評価したか考えながら読みました。筋らしきものがほかよりあるからかもしれないし、SMめくエロ…
続・続の分までまとめて書きます。そこまでで萌✕2と1のあいだくらい。 なかなかいまどきのBLにはないタイプのお話で、三島由紀夫が好きな方におすすめしたら怒られるかしら、まぁでも、そういうホモソーシャルな世界のエロです。 むかーしむかし、『小説June』などでそれ系の作品に胸くそ悪いと感じたことなど思い出すと、年をとって鈍くなったのか、不快感なく読みまして、妙な気もしますが、自分を遠く切り離して…
渋茶
2010~2012年刊行のR18同人誌より電子書籍化された作品。 作者の塔栄さんは2017年に他界されているが、HPによると遺作は電子書籍にて読めるようにしていく方針らしい。 それにしてもこれは…誰にも真似できない作風だわ… 総合商社の社長職にある鎧は、毎日数回は抜かないと身が保たないと豪語する程の異常な性欲の持ち主だ。 (*ちなみにこの会社は多角的企業っぽいが、役員は創業者一族で固め…
著者の『ライド・ガイ・ライド』のように、紙書籍化されたらずいぶん価格が下がるだろうと二の足を踏むこと十数ヶ月(笑)、これもある意味大人買いかと踏ん切りをつけたところで、やはり高価と感じないわけではありません。まぁ読める幸せと割り切ることにします。 内容は、あらすじが全てです。全八冊、付け加えるべきことは無し。 それがうますぎるので誘導的になっているが、“肉体調教”というくくりでは、『ライド…
トゲナシトゲトゲ
BL界で話題沸騰とかのあおり文句やみんなのレビューを見て好奇心をもち、電子書籍で購入しました。結果、次の巻が発売になるのが待ち遠しいほどでした。 電子書籍では4000円ほどかかりましたが、本になると1000円程度で読めます。 一見ゲイ向け小説のように見えますが、ストーリーは利用しようと近づいた相手に結果的に惚れてしまうというBLの王道です。そこに愛はあります。まあ愛情の表現はちょっとハードです…
雀影
ここまで満腹にさせられる本には、まずお目に掛かったことのないレベルで最初から最後まで濃厚にエロでした。 2段組286ページ、もう、徹頭徹尾、カウボーイ調教。 濃いミルクで、ほんとにお腹いっぱいになりました。 とにかく密度が圧倒的で凄かった。 珍しく、読了するのに3日もかかった。 うん、もう、ひたすら調教してるからね、つい読みながら頭がからっぽになってきて、寝落ちしながら、行きつ戻りつ飛ば…
かん衛門
レジに持っていく勇気が出ず、初めて通販で購入しました。この帯と装丁、いつもの本屋では買えなかったです(笑) 牧場主の奥さんを妊娠させたパトリックは、牧場主のJ・Yと牧童頭のダグラスに脅されて犯され、ダグラスたちのオンナにされるために調教を受け・・・という話です。 なかは読めども読めどもエロ、という表現では生ぬるい!調教と濃~いセックスで溢れています。 挿絵も濃いです。正直、絵は好みじゃなかっ…
葡萄瓜
心象を求めずに欲の展開と割り切って 読み進めた方が良いのかも知れない一冊です。 肉弾戦をそのまま文字に落とし込んだら こう言う感じになるのでしょうね。 そもそもこの一冊、ハーレクインラブッシックの 一冊であると言うには装丁からして異質なのです。 第一の帯を外しても第二の帯を外しても 結局本体の装丁で逃げ道が塞がれて いるのですから。 観念してそう言う風に読まざるを得ないのです…