chikakumaco
上川きち先生は時々。おどろおどろしいものをお描きになる。
輪廻や転生。異界のもの。絵がちょっと怖かったりもするので。ドギマギしてしまう。
鈍臭い綾野は、時々、異界のもの、「魔」そのものを見てしまう。
それはうねうねとどす黒く身体に絡み付いていたり。周囲の人達にケモ耳が生えていたり。(こっちは可愛い。)子供の頃は気持ち悪くなって、学校へ行くのにも嫌だったが、お祖母ちゃんにまじないをして貰っ…
いたたっ。とにかく痛いっ!ニップルピアスと尿道プラグをチェーンで繋いで、引っ張り合いながら泳ぐ。
颯は痛い方が感じるみたいなのだが、そんな身体にしたのは櫂人。
抵抗していた筈なのに。執拗な責め苦にいつしかそれ無しではいられなくなった身体。
颯は何を見ても、何をしていても、物欲しげに虚ろな目付きになって行く。
上川きち先生の作品にしては、徹底的に痛いので、途中辛くなりました。
これまで…
これが「その恋は過剰に異常」のスピンオフと知って。本作を読んでから、読み返してみたんだけど。なるほど、前作を知らずに読んだとしても全く問題無い。むしろ、私は前作を持っている事を忘れていましたよ。しばらく読んでいても、ピンと来ない程に。前作のカップルは関係ありません。浩志は前作のジレモダカップルに当て馬兼ナイスアシストする、余裕かましたオレ様なのに、自分の恋には無頓着。というか臆病になっている。くー…
上川きち先生と言えば、ちみっこ化したキャラが、ワチャワチャ。出て来る犬がワチャワチャと。
騒がしいのが癒しでもあり、コメディしちゃうのが定石だけど。
なんと‼︎ 本作は結構シリアスめ。ど直球なんです。まぁ、ありますけどね、ワチャワチャも。
まさか2巻に続くとは思ってなかったので、ビックリ。しかも、本作単独で読んだとしても、完結されたお話になっています。
めでたくお付き合いしている、咲哉…