Cielさんのレビュー一覧

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

「物語」が繋ぐ物語

安西先生が綴るアラビアン・ロマンス面白かったです!

ズバリ!シンデレララブストーリー!
なお話で、ドキドキワクワクの連続です。

下働きのアーシェが後宮仕えになり、得意の物語をきっかけに王(ラシード)の寵愛を受け→ただ1人の愛妾になっていくストーリー。
これだけでも甘くて溺愛ものだと分かりますね。私の大好物のムフフ(*´ω`*)な作品。
安西先生の筆の魔法で、あまいアラビアンの世界…

6

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

安西さんらしいほのぼのさと温かさに満ちた一冊。

作家買い。
作家買いですが、安西さん×Cielさんという豪華な組み合わせで、これは期待値も上がってしまうというもの。ということで、発売日を心待ちにしていました。





マハヤーディ王国、という国が舞台。
この国の国王・ラシード王は9歳の時に国王である父親を亡くし、以来国王として君臨してきた賢王だ。

そして、彼の王宮で厨房で働くアーシェ。
優しく働きものの彼は、ある日ラシ…

6

あやかし蝶と消えた初恋 小説

海野幸  Ciel 

好きなものへの執着がすごい


昆虫大好き大学生→くるもの拒まず変人ホイホイ爽やか大学生

昆虫が好きすぎて周囲から孤立気味の朝陽(受け)に声を掛けてくれた国吉(攻め)。
どんなに昆虫の蘊蓄を語っても嫌な顔せず付き合ってくれる国吉に凄い勢いで懐き、好きになってしまいます。
でも、国吉は博愛主義の来るもの拒まずなので、好きだと言っても流されてしまいます。
だから自分から会いに行かないとダメなので、ずっと追いかけていま…

1

運命と偽りの花嫁 小説

水川綺夜子  Ciel 

偽りではなく運命

オメガゆえに虐げられるアムリタが不憫。全ては父王が元凶、運命の番を求めやってきたイスラッドの王イルに対しても邪魔をし、どこまでもアムリタを苦しめる言動に腹が立った。ある意味呪いだな。
イルの大きな愛に包まれて、頭角を現すアムリタに喜ぶも、偽りの花嫁だと自分に言い聞かせる姿は悲しすぎた。幸せになるべきなのに。
思い悩むアムリタを苦しみながらも見守るイルも切なくて、2人の心理戦は手に汗握りました。…

3

愛に溺れるバンビーノ 小説

鳩かなこ  Ciel 

愛されている事に気付かずに

鳩かなこ先生の「帝都万華鏡」を先に読んでいる身としては、作風の違いに驚く。
現代ものであり外国ものという設定の違いが大きいのだろうけど、硬質な耽美さというものは感じず、非常にBLらしいというか。
読みやすさはあり。
だが、面白さは…?というとそこは……
というのは、私は個人的に本作の設定自体がもう好みじゃなくて。

母子家庭から母親が亡くなって施設に入っていた11才のみつき。
ある日…

2

軍神皇帝の寵花 小説

つばき深玲  Ciel 

始まりが…

読み返し。

最初、伶藍が健気で不憫で切ない気持ちになりながら読みました。
倫国の皇帝に関してはザマァな気持ちになりましたが
その後の伶藍は、最初汪凱に好き勝手されてしまって
汪凱もろくな人間じゃないな…と思うのですが
そこから段々と愛が芽生えていく二人。

終わり良ければ総て良しってやつで
溺愛モノが好きなので、段々と伶藍に執着していく汪凱は良かったけど、
でもやっぱり最初に…

1

運命と偽りの花嫁 小説

水川綺夜子  Ciel 

繊細な美人、セクシーなのに一途な王。兄弟愛が刺さります。

SNSの広告で出てきて、絵が素敵で銀髪の子が好みだったので読んでみました。
砂漠地帯にある富裕国の若きα王が、貧しい雪国のΩ王子を突然運命の番の相手として求婚してきます。
しかし、雪国の王子はオメガ性が分かってから、地下牢に幽閉され、存在しない人間として、酷い扱いを受けて何年も過ごしていました。その為、嗅覚が鈍感になり、オメガとして出来るはずの子供を産む事も望めないくらいに体が弱っていました。…

4

「運命と偽りの花嫁」コミコミ特典SS小冊子「冷たい堅さと愛を込めて」 グッズ

こちらのお話も好きです

イスラッド王のイルと彼の王妃になったアムリタとの仲睦まじい様子が、イスラッドの一国民である鉱石店店主の目を通して書かれていてとても新鮮でした。

すっかりアムリタが彼らしい健やかさと聡明さと社交性を取り戻していて、イルの愛が彼を変えたのだと思います。

こちらの小冊子はイスラッドの首都のバザールの鉱石店を訪れたアムリタと店主のやり取りから始まるお話でした。
ちょっと話すだけでアムリタの賢…

1

運命と偽りの花嫁 小説

水川綺夜子  Ciel 

終盤まで夢中になって読みました

角川ルビー小説大賞優秀賞を受賞してのデビュー作だったんですね。大好きな設定だったので購入してみました。

冒頭のアムリタの置かれた状況にグッと心を掴まれて、魅力的な若き覇王のイルが登場してから一気に面白さが加速しました。

アムリタの父であるトルギスタン王の悪辣ぶりと、有無を言わせぬイルの迫力にワクワクしながら読みました。

文章も上手いしキャラは魅力的だし、お話は面白いしで実力のある…

5

「運命と偽りの花嫁」電子限定書き下ろし短編「針と糸に愛を込めて」 グッズ

仲良し4人組

アムリタとアルスラーンが、遠方に行くイルとシャリーフのために刺繍のお守りを、ぬいぬい…。

アムリタの祖国の刺繍を教わりながら作ってるので、アムリタは針仕事が上手いようだけど、アルスラーンは苦手なようで苦戦しています。

アムリタに習いながらシャリーフの無事を祈って、思いを込めて刺繍のお守りを作るアルスラーンの姿は健気ですね。そしてこの2人の仲の良さよ。素敵な義兄弟やわ^ ^(ホワ…)

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