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一穂ミチ 竹美家らら
riceplant
ネタバレ
「ふったらどしゃぶり」から「ナイトガーデン」へと刻々と流れる時間を一顕と整、和章と柊が生きる。 「あわ」 社員旅行で伊勢神宮へ、事故の後遺症で車に乗れない整は一顕という精神安定剤と共にタクシーを無事に乗車する。交通安全のお守りの悲しい思い出が優しく色を変え、一顕が贈った赤いお守りは整の心臓を温め続ける。 親しい同僚に赤ん坊が生まれて、その幸福の形が自分とは縁遠いことに世間との隔たりを感じ…
一穂ミチ
Krovopizza
シンガポールから藤堂の甥・英海(インハイ・14歳)が 遊びに来る。 多忙な藤堂に代わり、ポーカー組(一哉と逸)や雪が 相手をすることに…。 ポーカー組の、良きお父さん&お母さんぶりに和む♪ そして子ども相手でも雪は容赦なくドS。 大人げないとも言えるけど 幼い頃から大人の世界で生きてきた雪には 年齢を理由に子どもの無知や無礼を許してやる道理は ないのでしょうきっと。 …
「月の夜っていうのはつまらない――――」 ワンフレーズだけが頭に浮かぶが、なんの本だったかは思い出せない桂。 学校でトラブルを抱えて電話が鳴るとすぐに出て行く桂と志雄の間にわだかまりが落ちる。志雄は自分が置いてけぼりにされる現状に耐え、桂が疲労していくのになにもできない自分を歯がゆく思う。 せめて思い出せない本を見つけて喜ばせてあげたいと探し始めるのだが・・・。 不平不満を漏らさず…
ココナッツ
ディアプラス文庫フェアで、対象の既刊を買うと貰えたポストカード。 その裏のSSです。 久々に桂先生と志緒ちゃんが読みたくて、持っているのにも関わらず購入(涙 内容は当たり前ですが短いです。 桂先生の部屋のカレンダーに載っている『二十四節気と七十二候』。 その中の今日の日付けにあった『腐草為螢(6月11日〜15日くらい)』。 その話から螢、そして妹の美夏の子供らしく可愛い勘違いへと進…
一穂ミチ 穂波ゆきね
イサヲ
『街の灯~』では、葛井のことを、眼鏡で何故かぽよんとした小太りな人を想像してたもんで、こんな可愛いツンツン猫だったとは意外でした。 こちらの作品のほうが『街の灯』よりも、さらに良かった。 一穂さんの比喩には毎回感心するけど、引力の話には感銘を受けました。 似たくないと思ってる父親と、違う道を歩いて行こうとするのに、足に強力なゴムが巻き付いてて、遠くへ長く伸びるほど引っ張る力を強くなって、ちょ…
高校時代の母親の行いの影響で、真剣な恋愛ができなくなってしまった初鹿野。 (幼い娘のことを考えると母親の愚行は許せない!) 高校時代の初鹿野の煌めきに恋して、10年も一途に思い続けていた片喰。 その10年の間に片喰の身に起こっていた幸と不幸。 一穂さんにしては情景描写がさらっとしてるような気がしたけど、それでもいちいち景色が目に浮かぶのはさすがです。 同窓会で再会した同級生と恋愛が始まる…
※閲覧注意※ ネタバレが苦手な方はご注意ください。 『ナイトガーデン』本編後の話。 和章視点。 和章は影が嫌いだった。 薄い闇は己の怠惰や嫉妬や憎悪がしみこんでいる気がするからだ。 決して自分から離れない影は、自分の『悪いこと』をすべて知っている気がして怖かった。 整は昔、ある漫画(影を影武者にして使役するうちに主従が入れ替わるという物語)を怖がっていて、その対処法(…
一穂ミチ 青石ももこ
麗音
明光新聞社シリーズ4冊をまとめて読みました。 話題だったし高評価なのでずっと読みたいと思っていました。 シリーズ4冊目は、新聞記者と製薬会社社員の恋物語です。 このシリーズは3冊目以外は出会いから成就までが長いです。 今回は別れから再会まで17年目かかります。 生まれた子が高校生になるくらいの時間です。 インターネットも携帯も誰もが当たり前に使えるわけではない時代の恋ですね。 …
明光新聞社シリーズ4冊をまとめて読みました。 話題だったし高評価なのでずっと読みたいと思っていました。 シリーズ3冊目は、新聞記者と国会速記者の恋物語です。 あまりなじみのない職業の人を題材にする作家さんというイメージがあるので、来た来たという感じです。 国会速記者の名波(ななみ)くんはとっても家庭的な男の子です。 男の子、といっても26歳の立派な成人男子なのですが、読んでいると…
一穂ミチ 山本小鉄子
高律
テレビ局の真面目局員とバイトの大学生。 BL作品ではありますが、テレビ局の普段表には出ない いろいろな部分を垣間見れた作品でした。 また、社会人として働く恋人から知らず知らずの間に大学生の結が 仕事だけではない多くのことを学んで成長していく様子や そんな大学生から教えられることがあると気づく京平の気持ちが わかりやすく表現されている作品でした。 また、山本小鉄子先生の挿絵が素敵で…