total review:281108today:5
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
94/150(合計:1499件)
一穂ミチ 藤たまき
あやちゅけ
ネタバレ
私にとっては、当たり外れのある一穂ミチさんの作品。 さて、今回はどうかなー?と思いながら読んだのですが…… うーん、正直、萌えにヒットしませんでした。 かなり残念です。「ハズレ」の方ですかね…? ゴメンナサイ。 前作、「世界のまんなか~イエスかノーか半分か2~」を 読んだばかりで、その作品がかなりの萌えストライクだっただけに、 それも影響しているのかもしれませんが……。 …
高律
都心から少し離れた海辺の小さな町が舞台。 何度も出て来る、波が打ち寄せる砂浜。 その砂浜を散歩しながら、ごみを拾うのが泉の日課。 そして、弟が事故に合ったのも同じ海で・・・ 人の命をも簡単に奪おうとする海、だけど見ているだけで 心穏やかにしてくれるのも海、2人が出会ったのもこの海で・・・ 主人公泉と海で事故に合って植物状態の弟靖野 そして、泉たちの暮らす海辺の町へショートステイし…
一穂ミチ 竹美家らら
雀影
相変わらず、計の心の中の罵詈雑言のバリエーションは素晴らしいものでした。 読んでいて、笑いをこらえるのに苦労する程。 他局のライバル番組に、自分のあずかり知らないところで自分をライバル視していた男が登場して、計はすっかりお悩みスパイラルに陥ってしまいますが、そこは計なので、つらさをどこにも出せないまま、ひたすらがんばってしまい、、、 既に出来上がっているカップルの続編なので、割合とエチシ…
遠藤豆
ss、という短さなのになんだろうこの充実感は!! 本編はめまぐるしかったですが、こちらはおだやかな日常。 それぞれの母親から受け継いだメニューを、答え合わせしていくように話す泉と宗清。同じところ、違うところ、これから一緒になるかもしれないところ。 何気ないようで『我が家の味』って確かにありますし、そこに母親たちが昔一緒にいた痕跡をみつけるのって、二人にとって特別で大切なことだなぁと思いま…
みんみ
WEBに掲載されているときちょこちょこ読むよりも、一冊の本になって読んだほうがさらに深みが増しますね。わたしの拙い表現でいうと、なんだか一本の映画を見たような感覚。 海辺の街を舞台に、秘密を持ったふたりが出会って、惹かれ合い、ラストで秘密の過去が明らかになる。 主人公の泉と、泉と出会い、好意を寄せてくる宗清。宗清がよく似ているという昏睡状態の泉の弟•靖野の三角関係(かどうかはゴニョゴニョゴ…
一穂ミチ 小椋ムク
麗音
とても異色な話でした。 子供の頃に目が見えなかったが手術により完治した編集者と相貌失認という症例で人の顔が認知できない在宅ワーカーのCGオペレーター 登場人物の身分や職業が変わった設定は数あるけれど、生かされていない場合薄っぺらでとってつけたようで面白みがないけれど、この作品の場合はとてもうまく背景が生かされていると思います。 幼い頃の目の見えない数馬と人の顔がわからない縁との出…
yukishio
「イエスかノーか半分か」の続編。 前回が計と潮の「なれそめ」と「嫉妬」がメインテーマなら、今回のテーマは「仕事」。 好きなこと・やりたいことを仕事にしている人と、仕事だからやっているという人。 潮は前者で計は後者。 そんな風に枠決めをしてしまって、苦しみ始める計。 発端は裏番組のMCに抜擢される木崎了。 計と同じ年に旭テレビのアナウンサー試験を受けて、落ちてしまったという経…
いわわん
半分じゃなくて全部だって気付いた後、潮がアメリカに戻る飛行機に乗ってる時間軸のお話です。 潮に会いたくて会いたくてしょうがない計がほんとうに可愛すぎて萌え転がりました。 そして、潮のことが好きでたまらない計の事が益々好きになりました。 潮が居ない事がもどかしくてイライラしなが毎日潮のベッドで眠る(んだろう)計を思うと、あーもう可愛すぎて髪の毛ぐしゃぐしゃにしたくなりました。 こんなにかわい…
snowblack
「自分が今まで食べてきたもので自分の身体はできている。」 ……という意味深い一文で始まるSS。 本編の後、引越しの日を描いた書き下ろしのそのまた後、 泉が東京で暮らすようになってからのある日。 泉の部屋でホットプレートで焼いた餃子をつつきながら 「うちの食」について語り合い笑い合う中、 それぞれの母親の昔や過越し方に思いを馳せ、 そうやって繋がってきた命の流れを止めてしまうこ…
今月出たばかりの『世界のまんなか』は、ジェリービーンズみたいに カラフルでポップな作風だったが(百味ビーンズ風に胡椒味もあり?w) こちらはまた色合いの違う作者の世界。 WEB連載で読んでいた時から、後半じわじわと涙が溢れたが 再度本を手にとって一気に読むと、その味わいはさらに深く 読後、潜水した世界からなかなか戻って来られなかった。 … … ……