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一穂ミチ 竹美家らら
ぴぴ606
何でもっとはやく読まなかったんだろう! 私には珍しく小説なのに一気読みしてしまいました。 もともとテレフォンセックスのシーンが目当てで購入したのですが(有名人気作とは知りませんでした)収穫はそれ以上。 特にキャラクターが魅力的です。 メイン2人以外の登場人物にもまるで実在の人物のような存在感があります。 自分も体験したことがあるようなリアルな心理描写が描かれているせいでしょうか。 …
一穂ミチ コウキ。
マキヲ
主人公の早瀬は、ある理由から学校に行かなくなり好きなアイドルに現実逃避していますが、両親や学校とも細い糸で繋がっている、中途半端な引きこもりの少年。控えめな性格ながら元来がきちんと受け応えできる子なので、芹沢に巻き込まれるように出会って徐々に変わって行く様子がなんとも愛おしかったです。芹沢も、芸能人キャラにありがちなぶっ飛んだところがなく地に足の着いた少年でした。早瀬が夢中になっているアイドルにも…
一穂ミチ 青石ももこ
Daisy818
ネタバレ
大学柄仕事柄帰国子女や駐在帰りの知人が非常に多いのですが ほとんどの人は本当の国際人でどの国もいいところわるいところもあり それでも日本はやっぱり素晴らしい国だと言いますが たまに外国かぶれをして日本の悪いところをあげつらう人もいますね。 そういう人は本当に苦手だったので読み始める早々一束も苦手にw 病気に関しても某俳優さんが同じ病気ですがテレビで堂々と裸になってらっしゃいますし。 た…
Krovopizza
明光新聞社シリーズの同人誌再録集、第2巻。 こちらは『off you go』のエピソード中心です。 表紙の佐伯氏には誰やお前!と叫びたくなりましたが(そもそも青石さんの絵のタッチが、個人的に本シリーズのイメージと少し違うかもしれません。『off you go』の表紙のセンスは大好きですが。)、書き下ろしまで読み終えると、こんな穏やかな表情も悪くはないなと思えてきました。 再録分は全て…
甘食
こんな穏やかな表情で良時の胸にぴったりと寄り添う密。あのひねくれ者がここまでラブな空気飛ばしちゃっていいんでしょうか?同人誌作品集って素晴らしい。 私は一穂さんの作品の中で密というクセのあるキャラクターが一番好きなので大満足でした。前回のペーパーバック1も良かったですが、私にとっては少し密不足という感じだったので。 短編・中編ばかりですがおなじみのあの新聞社関連のキャラばかり登場するの…
いず
前作「ふったら~」は大人気作ですが私の中では刺さるものがなく、おのずと今作にも手が伸びていませんでした。何度か冒頭を読みかけては本棚に戻し、また読み直してはの繰り返し。ようやく読破しました。とてもよい読後感です。 引き込まれればとんとん拍子でした。さすがの一穂文学。冒頭で何度か挫折してしまうのは、やはり叙情的な、無限に広がりそうな作品世界の中で迷いそうになったからと思います。 人それぞれと…
雀影
新聞社シリーズの番外短編の詰め合わせ。 同人誌や小冊子類で既読の作品も結構多かったかな。 こんな風に番外編を集めて本にしてもらうと、元の作品も読み直したくなる。 いろいろなカップルの話が次々登場するので、ちょっと戸惑ったけど、元の作品のが印象深かったから、どの登場カップルの事も、どんな内容だったかも思い出すのはそれほど難しくはなかった。 全体の印象としては、一穂さんにしてはエロが濃厚。 …
みんみ
イベントごとに番外編で新作を出してくださる一穂先生。商業作品も発行ペース早いのにすごい! そしてこの『イエスかノーか半分か』のカプは毎回エロがあるから嬉しいです! ♦︎FOOLS RUSH IN♦︎ 今回は、潮の浮気疑惑⁈しかも相手は竜起⁈⁈ まぁあり得ないことだとわかっているのですが、見事にしっかりと騙されかけて遊ばれて騒ぎまくる計のお話です。 二日酔いで目覚めた計の目に飛び込…
一穂ミチ 藤たまき
のりおちん
良い意味で雰囲気小説だと思いました。海辺の街。病院でずっと目を覚まさない、泉(受け)の弟の靖野。靖野の目覚めを献身的な介護で待ち続ける泉と、泉の前に現れた、靖野によく似た旅行者の宗清(攻め)。 情景が浮かぶような描写が多い、雰囲気たっぷりの小説です。 靖野の事故に隠された秘密や、どうして靖野と宗清がそっくりなのか、という謎が少しずつ解き明かされていく。 大きな『謎』が常に居座ってはい…
一穂ミチ 木下けい子
bonny
いわゆる美文調よりも読んだそばから映像が立ち上がる…といったものが、本当に上手な文章なんだろうなぁとBL小説を読むようになってから思うようになりました。一穂ミチ先生の作品はコミックスを読んでいるかのような感覚で読めてしまいます。頭の中で鮮やかに絵が浮かび、動いている。作品を読んでいる間は木下けい子先生のイラストで存分に作品世界をイメージして楽しむことができ、読み終わってしまうのが勿体なくなるような…