一穂ミチさんのレビュー一覧

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

リアルすぎてまた辛い

ストーリーはとてもリアル。
リアルすぎて、現在レスの人にはかなり堪える作品なんじゃないかなと思います。
寧ろBLよりもNLでいいと思うのですが、それだとよくある話になってしまうのでBLにしたんでしょうかね。

この作品は読むのが物凄く大変でした。
一顕と整のどちらが発した言葉なのか、どちらの行動なのかが分かり辛く、更に現在と現在の間に突然挟まれる過去の回想シーンで混乱し、前に戻って再度読…

3

『ミッドナイト・ビギニング』ペーパーバック1&2連続刊行記念一穂ミチ書き下ろし小冊子 グッズ

stoicisme(est impossible)

新聞社シリーズ番外編総集『ペーパーバック』の
2巻連続刊行記念の全員プレゼント小冊子。
こういうのって、すっかり忘れた頃にやってくるのが慣例だが
締め切りからわずか1ヶ月で届くという早業に、まずは拍手。

登場するは『off you go』の二人。
16Pの短い話の中に、新聞社シリーズらしい小ネタやスパイス、
密らしい、良時らしい、描写が盛り込まれ、
そして、この二人の切っても切れ…

4

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

「萌え」という部分で評価するなら・・・

個人的に普通のサラリーマン同士の日常のお話に最近とにかく飢えていて、購入前にあらすじを読んで、やった!と思いました。
ですが、他の方がレビューで書いていらっしゃるように、名前の部分。二人のフルネームをまず頭にたたきこんでから読み進めないと、ちょっと戸惑います。これは間違いないですね。一穂さんが意図的にそうやって書かれていることはわかるんですが、読者としては少し入りづらい部分がありました。もうちょ…

1

藍より甘く 小説

一穂ミチ  雪広うたこ 

優等生すぎるのかなぁ。

このお話には、暗に変化球を望んでいたような気がします。もしかしたら、ハッピーエンディングでなければ読後感がより良い方に変わっていたかもしれないけれど、かくあるべく完成されているわけでして。BLはハピエンでなければならないというのは、なんというか…時に一読者にとって譲れない何かをスポイルしてしまうきらいもあるというか…。好みの問題なのでしかたありませんけど。

大学で出会った暁行と遙の物語。遙の…

4

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

『青が降る』をじっくり読んでほしい

一穂さんの作品は、色で入ってくる作品が多くて(自分の頭の中にという意味で)その中でもこれは特に色の感覚とか視覚的なインスピレーションを強く受ける作品でした。
結末というか真相?の部分には少し驚いて、『まさか一穂さんが~?』と思うところもあったんですが、それを呑み込んで『青が降る』を読み進めたところにもっと深い真相があったので納得して、読後感も格段に良くなった。それはもしかしたらサラッと読んでしま…

2

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

小説としてはもちろん面白いが・・・

随分前にノーモアベットを読もうとしたがどうしても食指が伸びず、結局表紙に惹かれてスピンオフのこちらを先に。
読む順番は特に問題はありませんでした。
一穂さんの作品の中では珍しくちょっと評価低めです。確かに設定は面白くて、途中スリリングなシーンもいくつかあって、どんどん読み進めていく時のアドレナリンが湧いてくる感じ・・・・はたくさん味わえたと思うのですが結局BLとしては楽しめなかった。
キャラ…

3

ペーパー・バック(2) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

off you go中心

2巻は「off you go」の番外編中心です。
二人のイチャラブを楽しむと言うよりは
三人の関係への理解が深まる感じ。
密を兄妹で交代に愛するって感じですか?

かつての愛人一束を一堂に会させる話は
こわっ!!と思いましたw
密に比べて良時は常識人だと思ってたのにw

この話はBLじゃないかもしれないな…と思うぐらい
十和子の関係が不可欠ですね。三人の関係が密(みつ)。
十…

1

ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

一束が可愛かった

新聞社シリーズの番外編同人誌類をまとめたもの。
主に『is in you』の圭輔×一束、次に多いのは『off you go』の良時×密。
後は『ステノグラフィカ』西口×碧が少し。

本編よりも圭輔×一束が可愛らしくて萌えました。
ややこしい話なく美味しいところだけ読めるからかな…。
純粋に可愛いな~、楽しいな~って感じでした。

『off you go』の二人、というか十和子と三人…

0

泡と光(表題作 あわ) 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

その後の彼ら

さっくり内容と感想を書いていきます。
「あわ」は社員旅行の整とカズアキ。両親の事故以来、トラウマで車に乗れなかった整はここで頑張ります。だから、ナイトガーデンで車に乗ってこれたのですね。
宿泊先ではふとしたことから、離れに二人で泊まれることになって、大胆にも風呂場でエッチ致します。
そして、真夜中に聞こえる不思議な音。海女の呼吸に似た音らしく、これもなかなか雰囲気がありました。
「ひかり」…

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LIFE GOES ON 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

さっくり内容と感想

一穂先生の「ふったらどしゃぶり」の番外編同人誌です。レビューはまだ書いてませんが、私もこの作品は大好きなのです。
整とカズアキ(名前の変換が苦手でして、すみません)が二人でまったり元日を過ごしていたところに、カズアキの先輩の代わりに京都旅行に突如行くことになった「life goes
on」。
両親の事故以来、遠出を避けてきた整がひそかに浮きたっているのが可愛い。予定は何も決めずにふらりと出か…

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