一穂ミチさんのレビュー一覧

ラブ~キス2~ 小説

一穂ミチ  yoco 

タイトルがキスからラブに変わる続編

キス読了後、救いを求めてすぐに拝読しました。
続編作品のタイトルが変わるのは
二人の関係が生まれ変わることをあらわしているのかと思います。

一穂先生があとがきに
「明渡と苑をキスから心配してくれた読者の皆様に感謝」とあり
あとがきで登場人物について言及することが少ない先生の心遣いを感じました。

心配していた2人は東京でつかず離れずの距離。
明渡が苑のいる東京にいることで、

0

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

自分を愛せるようになりますように

テーマを確認し、覚悟を決めて読みました。
一穂ミチ先生の書く登場人物は
背負っている境遇、家庭環境もかかれてることが多く
それによる人格形成も納得できるものが多いです。 

主人公の苑の性格も、
生まれ育った環境からくるもので
諦めと喪失感がある子供。
読んでいてとても切なく痛々しかったです。

すべて明渡のほしいままにさせる初体験
苑は恐怖しかなく、
一穂先生の作品の中で…

0

ブルーモーメント コミック

ymz  一穂ミチ 

愛人ってどゆこと?

今思い返すとあの頃はそうだったよな…としみじみ思います。
お仕事状況や生活も変わり大変でしたよね。
みんな切羽詰まってました。

バーの雇われ店長の響。
オーナーの征司の「愛人」って、恋人じゃないの?どう違うの?既婚者?その辺が分からないままでした。

常連客の尚人がこんな時期でも1人でお店に通ってくれて。
彼の目力や言葉に色々ハッとさせられる響。

征司のことが好きなのか愛人…

0

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

よかった…めっちゃよかった…

読みたいなぁ…と思ってなかなか読めてなかったがやっと読めました…

めっちゃよかった…早く…続きを読まないと…

0

バイバイ、ハックルベリー 小説

一穂ミチ  金ひかる 

幼さの残る、

大学生同士の甘酸っぱくて可愛らしい恋のお話…かと思いきや。
前に進んでいくことへの迷いやそれぞれの葛藤以外のところにもハラハラする種があって、
メリハリのあるストーリーとなっていました。

"人違い"をキッカケに始まった新たな友情は大学生活を鮮やかに彩るモノになって、
タイプは違うけれどその息の合った掛け合いを見ているだけで彼ら自身が日々を楽しんでいるのが伝わります。…

0

メロウレイン 完全版 下 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

一顕と整の幸せそうな姿に、心が満たされました

大満足な一冊でした。ほんとに読んで良かった〜。
本の終わりに近づくにつれて、もっと2人を見ていたいと寂しくなりました。

一顕と整、この2人のCPがとても好き。
太陽と月、わかりやすく明るい一顕と、掴みどころのない整。
整が一顕にたまにみせる涙にぐっときてしまう。お互いがお互いをどんどん好きになっているのが伝わってくる。この何気ない日々の甘さがとても嬉しい。

同性同士、会社も同じ、…

1

メロウレイン 完全版 上 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

恋人同士の2人の幸せを垣間見ることができて、最高でした

良い、自分にとっては最高で、文句なく神作品でした。
ふったらどしゃぶりの本編があっての、メロウレインであることを痛感しながら読みました。
本編での辛さ、切なさがあったからこそ、恋人となった2人の幸せが嬉しいし、整のかわいさを知ることができたし、この何気ない日々を恋人として過ごす2人がとにかく幸せそうで、楽しく拝読しました。

秋雨前線が特に好きでした。
お互いに嫉妬して、やきもち焼く様子…

0

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

恋愛のリアルに、気持ちがグラグラ揺さぶられました

心理描写がとてもリアルで、胸に迫るものがありました。
一読では気持ちが追いつかず、再読して、やっと追いついた感じです。

整と一顕のやり取りにページ数が多く割かれていて、じっくり丁寧に描かれていました。
ノンケの一顕が、男性に惹かれていくのはどんな状況がきっかけなのか、読む前は気になっていましたが、そんなことを考える暇もなく、読み終わりました。

顔が見えないメールのやり取り、電話より…

1

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

不器用な愛

知明と慈雨が共に過ごす日々の中でそれぞれに思うことがあり、結果として気持ちが変化していくお話ですが。
ふたりが交わっただけでは生まれなかったであろう感情に、実華子や咲彦や皐月の存在が絶妙に絡まっているのが深くて複雑ですごく面白かったです。

自分に対してどこまでも関心がない親とか、他の男を作って居なくなった彼女とか。
さらりと明かされていく知明に関してのエピソードはなかなかに重かったけれど…

0

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

とても複雑な思いで読みました

一穂先生の初めての御本。教師×生徒の表題作と、その2年後を書いた続編「手のひらにきみの気配が」の2本立て。
読みながら、大層複雑でした。本当に複雑でした。
同時に相反する二通りの読み方をしてしまう自分がいまして、折り合いをつけられず最後までそのままでした。
この作品を楽しむには年を取り過ぎてしまったのかもしれない。後述します。

表題作においては、主人公の志緒は高校1年生15歳、志緒が好…

3
PAGE TOP