一穂ミチさんのレビュー一覧

ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

嫉妬して、もっと嫉妬したけど、きっともうしない

新聞社シリーズ4冊の内、is in youが最も感情を揺さぶられたので、このレビューはis in youに比重を置いています。
かなりネタバレしていますので、ご注意下さい。

is in youを読んで、ざわざわと嫉妬の嵐が吹き荒れる中、終着点を探してペーパー・バック1を読みました。

以下、is in youの番外編を掲載順に。

「うれしくってだきあうよ」
大阪から香港に戻り、…

5

Ribbon 小説

一穂ミチ 

リボンと潮と計と家族たち

リボンで紡ぎながら潮と計の両親の出会いが書かれています。とにかく今まで読んだ両親たちの話の端々から気になっていた若い5人(西条氏を含みます)の様子に、納得したりほんわかしたりします。この親にしてこの息子あり!です。後はあいかわらずの潮と計の話が読めます。やっぱり好きですこの二人!とその家族!もちろん誉も西条氏も。

0

is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

読めば読むほど、とにかく嫉妬して、嫉妬して、嫉妬しかでてこない!

新聞社シリーズ4冊と番外編のペーパー・バック2冊を読みました。レビューというよりは考察に近く、かなりネタバレしていますのでご注意ください。

あらすじは他の方も書かれていますし、長文になりそうなので書いていません。

個人的に、圭輔のような素直ですくすくまっすぐに育ちました的な攻めは好きなので、どうしても圭輔に感情移入してます。

一束視点のis in youを読み終わった後は「とりあ…

4

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ありがとうございました!

最初の文庫本から新刊が出る度欠かさず買っていましたので、特典小冊子やSS読めてるはずだから重複してるのか~と値段もちょっと高いので迷っていたのですが、ちるちるさんで皆さんの評価が高かったのと書き下ろしが読みたくて、エイヤッと購入ボタンを押してしまいました(笑)。

読めて良かったです。特典小冊子やSS以外にも発表されていたものがあったと知らなかったので、買って良かった~と思いました。
計と潮…

3

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コミック11作品、小説29作品の番外編

コミックは「花は咲くか」の番外編「white sleeping」以外は1ページ、小説は5~8ページです。
本編を既読している作品でいうと、本編を未読だと半分も楽しめずもったいない!という印象でした。

「明日屋商い繁盛」番外編は、花の下での二人の話。あともう少しだけ見たかった二人をちょっとだけでも垣間見られて嬉しかったです。

「失恋コレクター」の番外編「言い訳コレクター」は、同棲するこ…

0

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ごめんなさい

評価の高い作品だったので読んでみました。
先に、ごめんなさい。

好きな方が大変多い作品なのですが、
私はまったく楽しませんでした。
台詞ばかり、どうしてこの言葉をひらがな表記にするのだろう、
そういった事ばかりに苛々して、内容は頭に入っても
心にはまったく残りませんでした。
小説を読み終わった、という満足感もまったく感じませんでした。

この作者さんの、自分に合った作品に巡り…

12

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

デビュー作か〜

一穂さんの作品については、イエスかノーか→新聞社→ふったら〜、と辿ってきて、今回ついになんとなーく手をつけないでいた本作を読みました。
上記の作品、特に「ふったらどしゃぶり」を読んだ時のようながつーんという衝撃はないものの、さすが一穂先生…丁寧に作り込まれているなぁという印象です。

残念な点としては、桂先生の志緒へのアプローチの仕方でしょうか…。もっとじりじりと、すれ違いながらも想いを遂げ…

3

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

良き受け

幼い頃から良時と十和子を想い、大切にしてきた密の健気さに胸打たれました

2

ever you are 小説

一穂ミチ 

やきもちの連鎖に萌え

他の作品でも共通しているのですが、なっちゃん(受)は竜起(攻)の元気いっぱいな行動に振り回されつつも、竜起に「好き」と言うところが本当にかわいい。

既にくっついている二人ですから、「好き」は当たり前すぎて、新鮮さに欠けるはずなのに、なっちゃんが言うと告白しているみたいに胸がときめきます。

なっちゃんは愛されているとわかっていても、やきもちを妬いてしまう自分にモヤモヤして、竜起はお仕事に…

4

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

毎日読んでも飽きない二人の日常

一回読んで「あー面白かった」と満足できる作品はたくさんありますが、暗記しそうなぐらい再読に堪える文章を書くのは一穂先生しかいないと思います。
初読みで良かった作品は『きょうのできごと』
ただ計がのどの調子を悪くするだけの話なのに、部屋の様子や二人が食事をするシーンが自然と染み込んでくるので温かい気持ちになります。他人だったらどうでもいいような話なのに、この二人だと永遠に見守っていきたいと思わせ…

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