一穂ミチさんのレビュー一覧

OFF AIR 2 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

カバーイラストに一目惚れ!イエスノー沼へどっぷり♡

思い返せば丁度1年前。
おうち時間が増えて「カバーさえしておけば腐バレ回避できそうだし、リビングでも気兼ねなく読めそうな活字BLに手をだしたい...」と思うようになり、BL小説リサーチを開始。
これまでFLESH & BLOODシリーズしかBL小説を読んできていない私。
そもそも小説自体、京極夏彦を読みながら寝落ちするレベルなのでとってもハードル高く感じておりました。

BLアワ…

2

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

思わぬほうに

思わぬほうに話が展開していって不穏な雰囲気に読み進めたい気持ちが逸った。明渡(攻)みたいに自信があって強引で、生きていく能力の高い男、物語の中で読む分には大好き。実生活では関わりたくない(笑)言葉の表現がとても綺麗で読んでて幸せな気持ちになる。一穂先生はあまり言語化されない気持ちを言葉にするのがとても上手で、ちょっと後ろめたかったり、隠したい気持ちを表現されて切なくなる。1巻特に胸が痛かった。1巻…

0

シュガーギルド 小説

一穂ミチ  小椋ムク 

八年 待てた人。

38歳と27歳の二人
八年のイギリス駐在を経て、やっと本社に帰社した達生(たつお)。
部下に、既視感ある色白の美青年・和(なぎ)が居た。
和から「寝た事がある」と声を掛けられて、思い出す。
和は、渡英直前に旅先で一夜を共にし、メモと紙幣を置いて、起こさずそのまま寝ている和を置き去りにした相手だった。
和は、その当時大学生。
達生が置いて行った紙幣を挟んだペーバーホルダーから、の刻印の会…

0

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

ハテナがいっぱい

不憫攻め…
雪が辛辣すぎて、これで恋が芽生えるのかって態度。
どうなる?どうなる?と読み進めたら、
え!っってタイミングでおっ始めた。
何がどうなってやる流れになったのか私にはまったく理解できず…乱丁?ってくらい突然で2人の心情を理解するのがとても難しかった。
破れ鍋綴じ蓋??
藤堂だからこそ心を溶かせた?ってことなのか…

ここぞというときのルーレットにも二人の関係にもハラハラし…

2

ナイトガーデン 完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

中立だけど

拗らせて拗らせて失敗した人って好き。

植物の添え木や交配の話は興味深かく、整も可哀想だったけど、和章の不器用さを知れば知るほど複雑な気持ちになるんだけど、棘が刺さったままでも和章が一緒に進める道を見つけれて良かった。

柊のために作ったグラスは美しいんだろうな。整とのことはめちゃくちゃめちゃくちゃにモヤモヤしてたけど、今の幸せのための悲恋、それで成長したと!!思えました。

柊がふわ…

0

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

表現は美しい

しんどいーしんどいよー。
メールの送り間違えから始まった、たわいも無い、だけど心の拠り所のような一顕と整のやり取りが微笑ましいだけに、女性陣のアクの強さ、整と同居してた和章のいたたまれなさが…しんどい。一生懸命な整が報われたのが救い。好きな人と生きるって難しいな。

彼女のリアルさと気持ちの汲めなさが本当にきつくて、先輩じゃないけど友達にはなりたくない…先輩のレス告白、悪口もドロドロしてて恐…

2

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

すごく良い話なのになんとなく惜しい

ちるちるの評判が良かったので遅ればせながら読んでみました。ただ、結論から申しますとハードルが高すぎたのかな・・・「神」評価は付けられませんでした。内容的にも好みが分かれるので期待値は上げ過ぎないほうが良いと思いレビューを書いています。

まず、一穂ミチ先生の得意分野であろう二人だけの秘密ができてそこから恋が生まれて~といった展開なのですが、景色の描写や表現がすごく丁寧で読んでいて楽しいです。二…

2

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

怖いものなしカップルへ

イエスノーシリーズ7作目、設楽×栄カプとしては「ふさいで」に続く2作目です。

前半「ひらいて」
設楽がPを務める夜ニュースのCPとして報道に移った栄。初日、全体を見たいとフロアDをするもののいつもの独断専行が出てしまいスタッフ間に微妙な空気が生まれる。前までとは違う、ここは設楽の番組だと我を殺して無難な仕事をこなすが周りからは「相馬栄の仕事が見たい」とプレッシャーをかけられ、葛藤する。そん…

7

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~赤~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

関係が深まったからこその物語

「雪よ林檎の香のごとく」の後日談、同人誌等の再録の第二弾です。第一弾が青、第二弾が赤のこれ、そして第三弾が黄色です。

第一弾が志緒ちゃんの高校時代から大学入って初めの方まで。
第二弾のこちらは志緒ちゃんの成人式から大学院に入り、さらには就職するまで。

高校生と大学生では生活も変わりますし、そこから就職でまた変わります。そういう激動の数年間を、高一から付き合ってきた二人が共に時を重ねて…

1

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~青~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読めて嬉しい。

「雪よ林檎の香のごとく」の、同人誌等の再録です。

商業作品について作者自らが同人誌を書く、というパターンをこれまで知らなかったので、こうやってまとめて出版してもらえたのもありがたいですし、いわゆる続編とはまた異なるスタンスで描ける同人誌だからこその作品も結構あって盛り沢山で楽しかったです。

こちらに納められている作品は志緒ちゃんご高一の頃の北海道でのエピソード(本編の転換点となる話)の…

1
PAGE TOP