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一穂ミチ 竹美家らら
yukimom
ネタバレ
ずっと読みたいと思って、いまさらですが休み中に読破。 商業デビュー作品。とにかくめちゃくちゃ面白かったです。 一穂ミチ先生の文体が自分には合うようで、とにかく読みやすくて、すらすらと頭に文章が入ってくるし、読んでいてイメージもわいて読み進めるうちにもっともっと読みたいと思ってしまいます。 学校生活で不幸な出来事でも起こるようなら嫌だなぁと思っていたらそんなこともなく、順調に?卒業へと。 印…
ちろこ
下巻も引き続き、一顕と整の日常のストーリーがたっぷりの豪華仕様です。 しかし、すごいですね。上巻も合わせると、2人のエピソードがこんなにもあるのかと、贅沢な詰め合わせにキャッホーしていますヽ(´▽`)/ 下巻は『ナイトガーデン』の和章と柊のエピソードも多く収録されておりまして、ナイトガーデン組の存在感の大きさも見どころ。和章と柊の恋人編…というか同棲編ですかね、アフターストーリーが充実…
『メロウレイン完全版』が発売されるのに合わせて、ここ2〜3日の間で『ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours』と『ナイトガーデン 』を読んできました。 このシリーズ作品の存在はドラマ化のニュースきっかけでついぞ最近知ったばかり。10年以上…このメロウレインに関して言えば6年半くらい…前の作品だと聞いて、BL界で長く愛されてきた作品なのだなとしみじみ感じております。 …
『ふったらどしゃぶり』に登場していた整の同居人・和章のスピンオフ。 正直、この男はずっと整を想いながらフリーでいそうな雰囲気があったので、このスピンオフは意外でした。 やっぱり、この男はちょっと変わってて、独特の感性の持ち主。これは誰かと共に生きていくキャラじゃないな…と思っていたところからの、ロマンスの香りが……。 恩師の孫・柊とのBL展開はやはり一筋縄ではいかない様相でしたが、この男…
登場人物たちの行動1つ1つや心情描写、セリフ、会話の掛け合いに至るまで引き込まれる世界観は圧巻。 日常の現代物ですが、気持ちを激しく掻き立てられる物語の情景にただただ魅入られました。 セックスレス、セックス拒否。 昨今取り沙汰されているこの重苦しいテーマを、BLに絡めてどんどんストーリーを展開していくストーリーで、好きな人と身体を重ねられないもどかしさ、苦しみのシーン展開がとにかく巧…
一穂ミチ コウキ。
高校生の爽やかさが良いです。 物語の運び方がすごく自然で上手くて、ゆっくりゆっくりと最後に核心があらわれていく、簡単に種明かしはされなくて、薄っすらと気づけるけれど、どうかな、と思いながら読みました。 最終的に突出した嫌なヤツはいないけれど、じわりじわりとリアルさが感じられる人を傷つける行為が表現されていて、そこはやはり胸が痛みます。 芹沢の友人がまた魅力的で、そこも良いです。 このまま最…
一穂ミチ 山田2丁目
かなりテンポよく物語が進みます。 ギャップ萌えもあり、一色がかっこいい。羊もかわいい。そしてエロかった! 最初のぼんやりとした周りのことが徐々に明らかになっていく様やそれに伴う羊の心の様子とかが分かってくるところが、さすが一穂ミチ先生、という感じでほろほろ泣かされました。 羊の名前の由来が、酔っぱらって実の父親がさんずい書き忘れて届出たエピソードとかグッときてしまう。さらっと書かれてるけれど…
一穂ミチ yoco
キスの続編。わたしの解釈ではスッキリです。 きっと読む年代によって受け取り方が変わるお話かなと思います。自分の場合は。 行ったり来たりの苑の思考にも同感で、そしてだからこそ今一緒にいたい明渡の思考にも賛同です。 そして、自分の子供時代を思い起こさせる子供がどの様に物語、二人に絡んでくるのか、すごくどきどきしましたが、良かった。ちゃんと優しい大人がいて良かった。苑も少しずつ大人になっていて、自…
読後、胸が苦しいです。 読み進めて、苑がずっと感じているどこか他人事のように感じることで自分の心を守っていたのに、好きと言う気持ちに気付いてしまった途端の別離。 あーもー読んでてつらい。楽し気な描写も常にどこか不安さが感じられて落ち着かない。でも目が離せなくて一気に読んでしまいました。 詳しい部分は割愛しますが、苑が無意識に自分と同じ部分を持っている果菜子が、自分よりも先に強かさを得ていると…
一穂ミチ 志村貴子
配信中の最新話3話まで読みました。 さすがです、一穂ミチ先生。 お笑いの世界、漫才師たちの人間模様といった細やかな描写が圧巻。先生自身が実際にお笑いの世界に身を置いていたのでは?と思うほどのアプローチにゾクリとしました。 主人公2人が生きる芸人世界の裏舞台は、楽しいというより苦悩やもがきの部分が多く、表向きの陽のイメージとは違う一面を見せるからこそ引き込まれます。お笑いは今や私たちの世界…