一穂ミチさんのレビュー一覧

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

乗り切れなかったあ〜

タイトルは一個人の感想なので、多目に見て欲しいのですが。
この作品は、一穂先生の、バッチリハマった!の方ではなく、ああ言いたいことは伝わってくるけど完全にはハマれない悲しい…みたいな方の作品で、私の中ではちょっと長い、読むの苦しい、みたいな気持ちで読み終えました。
とは言え、内容的には実に繊細で一穂先生らしいリアルさがありましたし、色んな人が読んでるので、こんな感想もありかなと思って読んでもら…

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ペーパー・バック(2) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

読み終わりたくないよう…

佐伯密にこんなに入れ込むとは思いもせず…
挿絵に躊躇していた頃の自分が懐かしい。
今では、漫画、小説読み漁っている身でありながら、佐伯密がお気に入りの受け第1位ですし静良時がお気に入りの攻め第1位です………
もう、最近では朝起きる度に、あ〜佐伯さんは今日の新聞でどんなことにちゃちゃいれたのかな、とか、良時は今日の新聞どんな風に作ったのかな、とか。(良時だけなぜか呼び捨てなんですよね…笑)

2

シュガーギルド 小説

一穂ミチ  小椋ムク 

カラメルのほろ苦さと粉砂糖の優しい甘さ

この作品のテーマと言うのか、軸にあるものがお砂糖なんですけれど、そのお砂糖の匙加減の絶妙さが、本編にも随所に散りばめられているような、ほろ苦いのに優しい甘さが物語を通して伝わってくるような、そんな癒しのお話でした。

読んでいて真っ先に思ったのが、優しいなぁ、ということ。
うーん、甘い、と一口に言ってしまえばそうなんですけれど、違うんですよね〜
一穂先生のお話って甘い中にエッジが聞いていて…

1

ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

惜し〜〜い!

高評価と低評価がばっさり分かれていて、読んだ後にその理由に納得。

確かに、西口さんの態度は大人なのに子供っぽい。
そして私なんかは、前作の佐伯密に完璧ノックアウトされてるので、こういう日向の人の思考回路というか、男性側の気質?的なものが残る物の考え方がちょっと、余計に子供っぽく感じてしまったのかもしれません。
会社の雰囲気の中の話ではわかるんですよ。わかるんですけど、私には無理だな、って…

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横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

no title

小説もコミックも“幼い・カワイイ”が非常に苦手な者です。
大人のお仕事BLとして読みたいのですが、(こちらのカプついては特に)カワイイ挿絵にイメージが引っ張られてしまってどうにも読み進められません。。
きっとお話は面白いだろうから読みたいのに何度目かの途中挫折です。
作者さまの文章は好きで、シリーズの他のカプのものはなんとか大丈夫という感じです。
内容についてではありませんし良いレビューば…

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off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

気づくと泣いている

※作品のあらすじは皆さん書いているのと、正直ネタバレなくまっさらな状態で読んで欲しいので、私は触れないでおきます。
※しかしながらレビューするにあたり、内容に触れまくっていますので、このレビューを読んで、誰か1人でも、読んだ直後に共感してくれる方が居たら幸せだなと思い書いておこうと思った次第です。ネタバレしたくない方はご注意ください。そして繰り返しになりますが、是非ネタバレ無しで読んでください。…

4

is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

簡単に13年を飛び越える想い

一穂先生、当たり外れが激しい、…だけど当たるともう、心が砕け散るくらいグサグサ刺さる物を読ませてくれる、そんな印象の作家さんでした。
けれども、それも最近は良い意味で当てにならなくなってきており、続けざまに当たりばかりを読んでいる感じで嬉しい悲鳴です。

どのお話にも共通しているのが、一穂先生独特の世界観が織り成す文章。
それが飾りすぎていたり、う〜んハマらん、ってなってしまうと、延々と文…

1

アイズオンリー 小説

一穂ミチ  小椋ムク 

そこはかとない切なさ

私の中の一穂先生の作品は、すっごくハマって大好きになる作品と、ぜんっぜんハマらず琴線に一箇所も触れない、みたいな作品の両極端なんです。
それもこれも私の価値観の中のことなので良い悪い、という訳ではなくただただ相性の問題なのだと思います。
キス、ラブはもうどっぷり浸かって心に刺さりまくっている物語である一方、藍より甘いは全然掠らなかった作品でして。
かくいうこちら、キス、ラブ、藍より甘い、に続…

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Beautiful Morning (表題作 STAND WITH YOU UNTIL DAWN) 小説

一穂ミチ 

色々なことがあるけどまずは美味しい朝食

「is in you」「off you go」のSS。弓削×一束と良時×密の二本立て。
J庭47の新刊、2019年刊なので「ペーパーバック」1~2巻には未収録です。

政情が不安定な香港を舞台に、新聞記者として現場取材をして記事を書き怪我をした弓削、心配する一束、香港におけるアイデンティティを見つめる美蘭、そして、無謀な弓削に怒りまくる密、見守る良時と早期退職について語り合う西口、という、薄…

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is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

一束のコンプレックス

ペーパー・バック(1)を先に読んでしまって、さっぱり意味不明。
それで過去篇の本編を読んだら、面白かった。
発刊順に読まないと、意味がつながらないし、面白さが分からないシリーズだった。
なので、初読み読者の為に合本版を出して欲しい。

構成が独特なのは、推理小説を意識しているからなのかな?
著者は最近、推理小説にも挑んでいるらしいです。https://bit.ly/3F2XTod

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