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ユキムラ 一穂ミチ
きいろぞう
ネタバレ
何年越しかで待っていた2巻が発売されるとのことで、 久しぶりに読み返してみました。 ユキムラ先生のコミカライズ、 原作は読んだことないんですが、 表現される表情豊かさ、 スムーズに展開されるコマ割り 読みやすく、原作を未読でも 大いに楽しめました。 お話は受の視点で描かれるかたちで 展開されます。 前半は性格に裏表のある受が 面白おかしく語られるのですが、 後半…
一穂ミチ 青石ももこ
腐男子のSHINO
この作品を読み終わったいま、BLの世界に足を踏み出してよかったと心の底から思いました。 碧、西口、すみれ、沙知子、松田... 色んな人がいて、それぞれの人生があって。 他人の人生に踏み込み合い、それを喜ばしく思うこともあれば、そうは思わないこともあって。 自分を構成する要素が自分をどうしようもなく苦しめることもある。 煩わしくて仕方がない、それでも大切な大切なアイデンティティ…
めちゃめちゃ泣きました。 『is in you』で中々に嫌なキャラクターだった 密 のお話かと思いきや、そういうスケールではなかった... 良時、十和子、密 3人の関係性が言葉では表せないほどに絶妙で、素敵で、愛おしくて堪りません。 off you go というタイトルの意味合い、3人それぞれの想いを知った時にはもう涙が止まりませんでした。 前作で嫌〜なキャラだったはずの…
一穂ミチ 竹美家らら
『ふったらどしゃぶり』で登場した和章のお話。 前作にも増して文学色の強い作品でした。 前作を読んだ段階では和章に対して正直あまり良い印象はなかったのに、もうすっかり好きになってしまいました。 帯にある、 「愛しあおう、"とげ"を抱えたままの心で。」 という文が本当にその通りだなと思いました。 何をどうしたって とげ は抜けることはなくて。 それでも、出…
長雨を思わせる文章に、ちょうど滴る雫のような感覚で、フっと作品の世界へ誘われました。 雨が年月を経て石を穿つように、小さな小さな積み重ねが不可逆的な変化をもたらし続け、やがて俯瞰した時にはもうどうすることもできなくなっている。 愛と性に翻弄されるふたり。 一つの共通点から始まった関係の先で何を失い、また、何を得るのか。 見届けた後のこの気持ちが表現できないのがもどかしいです。 …
あんバターパン
一穂ミチ先生ならではの心理描写かな、というお話です。タイトル通り、DKとその担任の先生のお話なんですが、特に2人ともゲイという訳では無いのです。ノンケの2人が何故、どうやって恋愛感情を抱くに至ったのか、というところがエロありきのストーリー展開ではない、一穂先生ならではのお話で引き込まれてしまいました。 過去に苦い経験をして贖罪のように生きている先生の意外な一面を見た志緒少年。志緒ちゃんの行動…
一穂ミチ 雪広うたこ
終始独特な雰囲気に包まれた作品で、とても惹き込まれました。 p.64の"時々、自分があの透明な〜"という台詞が胸にグサッと刺さりました。 他にも付箋を貼りたくなるような表現が沢山。 (これはどうでもいいんですが)表紙の手前のキャラの指が青く染まっていて、あらすじに"爪の先をいつも青く染めている遥"とあったので、てっきり手前の子が遥だと思って「ビ…
ymz 一穂ミチ
おぶもいもい
コロナのせいで誰もが行き場のない気持ちを抱えて生きていたど真ん中の頃のお話で、 作品の登場人物たちがそれぞれに現実と向き合いながら暮らしている様子がとてもリアルだったなと思います。 響は恋人がいるけれどバーの常連・観月と仲良くなっていきやがて気持ちが傾いていくような展開になるけれど、そこには三角関係的なドロドロはなくて。 ままならなくなった日常を真っ直ぐに進んだ先に待っていた、淡々とした…
うーゆむ
一穂ミチ先生の未読をさらっているところです。 『雪よ林檎の香のごとく』のスピンオフだからこそ読み始めたわけです。 うんうん。 確かに、世界線は交錯するんだけど、私の知ってる嵐くんとは違うんだ。 知っている嵐くんは、スピン元の作品の志緒くんの妹、美夏ちゃんの素敵な文通相手で、憧れの優しいお兄さん。 そして、栫。 あ、栫はなんかそのままだったけども。 スピン元からの、ざわめく恋愛を思…
零論
今回は、なっちゃんこと深と皆川竜起との間に「恋敵」が登場します。 3つのお話に分かれていて、 ①恋敵とのあれやこれや ②恋敵目線の感想文 ③走る話(計と潮が登場!)です。 3本目は竜起が富久男に挑戦する話ですが、ドキドキする展開で、今まで特に何も感じていなかった竜起が好きになりました! 計のスーパーマンっぷりに隠れがちですが、この子もデキる男なのを思い知らされました。 …