一穂ミチさんのレビュー一覧

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

やっぱり好きです…

太陽が5歳だった頃、隣に同い年でハーフの流星が引っ越してきます。
外見のことで周りの子供たちにからかわれる流星は、むやみに相手にしないことでプライドを守り自分の殻に閉じこもろうとするのですが、そんな流星の傍にはいつも太陽が寄り添い、そうやって二人はずっと一緒に成長していきます。
気難しい流星を理解できるのは自分しかいないとどこかで思っていた太陽でしたが、別々の高校に通う流星に思わぬ友人がいたこ…

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オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

帯の推薦文に惹かれて購入

話題のデビュー作を読んでいないのですが。
帯の「あなたの心に乙女が住んでいるならば、ぜひ読んでください~」
という推薦文に惹かれて、今回の作品を購入しました。

期待通りのキラキラとした純粋なお話で、少し泣けました。
しかしいざレビューを書こうと思うと、なかなか上手く書ける自信がありません。
読書中、心に迫ってくるものに目頭が熱くなったり。切なくなったり。
とても感傷的で優しい気分に…

5

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

対照的な幼馴染

幼馴染設定キタ――(゜∀゜)――!!笑
幼馴染で高校生とかマジで好きなんですよ。この作品を読んでるときヤバかったです。常に2828しちゃいっぱなしでw


流星は外国の血を引く繊細に整った容貌と、誇り高くまっすぐな性格なんです。
しかしそのせいで周囲から浮く流星をほっておけず、いつも側にいた太陽なんですが、お互い高校生になり、流星が自分以外に笑顔を向けるのを見て、モヤモヤしちゃうんですよ…

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雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

文学的な雰囲気と、個性的なキャラたち

デビュー作というのは概ねハズレが無いものなので、この本も発売日には購入していたわけですが、結局今まで積読でした。
題名からもカバーイラストからも、せつない系のお話だろうなと思っていましたが、
その王道な展開に文学的な脚色が施され、
王道っぽいキャラ立てにピリリと効いたスパイスが個性を生み出していて、やられちゃいました。泣かせていただきました。

親の期待通りの優等生でいたかったのに、いち…

6

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

大注目の新人作家登場!

教師×生徒モノです。
クラス担任・桂の涙を偶然目撃した志緒は、それから桂を気にするようになります。
桂に話しかけられ初めは煩わしく感じていた志緒でしたが、毎日の何気ないやり取りを続けるうち、いつしか桂に恋をしている自分に気付きます。
しかし桂は過去の苦い出来事の反省から、一生恋人をつくるつもりはないと自らに言い聞かせ、志緒の気持ちにも応えられないと一時は距離を置こうとします。
しかし志緒の…

6

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あぁ、青春

 Amazonの評価の高さに惹かれて購入、大当たり!

 先生と生徒、一途で不器用な二人の、それはもう丁寧に描かれた恋愛模様にどっぷり浸って幸せ一杯。

 青春っていいなぁ。
 恋愛っていいなぁ。

 読み終えた後、そんな風に思いながら本を閉じました。

 派手さも、エロさもないけれど、登場人物全員がちゃんと自分で考え、地に足をつけて立ってるのがイイ。
 透明感のある文章から滲…

2

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

流れるような文章に引き込まれて

新人さんです、これがデビュー文庫のようですね。先生と生徒のカップリングでカップリング設定はありきたりなのですが、その、背伸びをしていない感じがかえって良かったんじゃないかなと思いました。

父親の母校の入試に失敗し来年編入試験を受けるために毎朝図書館での勉強を日課にしてる高校1年生の結城志緒は5月のある雨の日の朝、普段通り向かった図書室で現国の教師で担任の桂が本を読みながら泣いているところを目…

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