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一穂ミチ 藤たまき
クッキーブー
BL小説の一言で片付けるには色々な要素が絡み合っていて、「恋愛小説」の趣き。角川文庫版なのでイラストも表紙しかなく、前半はなかなか読むペースが上がらなかったのだけど、後半に進むにつれ、散りばめられていた伏線が一気に回収されていく。 今回、書き下ろしの短編が収録されている。この短編によって作品全体の余韻がより深くなるから、旧版を読んだ人もこの書き下ろしは読む価値ありじゃないかな。登場人物がみん…
一穂ミチ 絵津鼓
jejejet
ネタバレ
タイトルから、やっぱり殺し文句の夜の感慨みたいなのを味わうべきなんだろうけれど、私はこれはイマイチだった やんなきゃセーフってんじゃないと思う 子供と大人は付き合っちゃダメだと思うわ 日傘をさす小学生男子は近頃はいるけれど、発売当時はどうだったろうか 佑は変質者に構われて、他でもない真知に男が対象の男もいるんだと認められて、真知の視線の先も男だと気付いてて、あのプールの日に心が決ま…
一穂ミチ 竹美家らら
そらまめ。
イエスノーシリーズの3カプ目。プロディーサーの設楽と栄のおはなし。 どうして今はこんな関係なのか、過去の奥様の事件、すべてが胸を締め付けられてしんどかったです。前作までがたつきとなっちゃんのほわほわカップルだったせいでこんなにも落差があるのか、一穂ミチ先生おそるべしとなりました。 一穂ミチ先生のnoteに奥様目線の熱海のサンビーチでのはなしがあるので是非読んで欲しいです。何度も読んでいますが読…
この作品に出会ってから今迄なんどもなんども読み返しています。2人の思い出の地に聖地巡礼するほどで実際の土地が出てきたり食べ物やお酒の名前が出てきたりするのも一穂ミチ先生の作品で好きなところでもあります。色林檎を通して今後のふたりの人生を覗き見できるというのが本当にうれしくてしあわせな気持ちになります。過去のこと、現在のこと、未来のこと、それぞれに向き合って志緒ちゃんと先生はふたりでいてくれるそんな…
なぎさ1208
meet, again.はメタファーがとても活きた小説だとなんど読んでも思う。 繰り返されるシンメトリーの暗示(シャボン玉、蜜蜂と花の話、砂抜きされるあさり、栫の双子の弟)に対して、嵐と栫はそれぞれに歪で……まっすぐな嵐にもゆがんだ過去があり……決してシンメトリーにもアシンメトリーにもなれない。 人間のわかりあえなさ、というのがこの作品の大きな主題だというのが個人的な見解だ。唯一の理解…
零論
今作もオールマイティな国江田計の繊細さに涙した。 ダメダメな奴だなと思いながら読み進めると、がっぷり感情移入しているから不思議だ。 個人的には終盤の入り口で記憶を失くす流れが若干強引に感じられたものの、エンディングも可愛く爽快で良かった。 潮成分はちょっと少な目でした。
一穂ミチ 木下けい子
高校生同い年、幼馴染、両片想い。 個人的萌えを煮つめて煮つめて、きれいな結晶にしてもらったような作品。 幼少期の回顧で流星の母、奏さんがおおきな洗濯物を干していたときに交互に洗濯ばさみをわたした……というくだりがあるのですが、かっわいくないですか~幼馴染ならではのエピソードにキュンキュンです! でも、ただラブラブなだけじゃないところが…流星の母の死後のどしゃぶりの雨☔のなかの一世一代…
こあらくん
計と潮のいろいろな短編が読めて、もっと二人の日常や成長を見守っていたいと感じてしまいます! どの短編も面白いですが、特に好きだったのが「Flag」「c/w」と書きおろし。 「Flag」では女優さんから意図せず想いを寄せられる国江田さんが新鮮で、それに対し今までは感じてこなかった新たな気持ちが芽生えてしまって戸惑う計がなんだか愛おしくて胸がぎゅーんとしました。 「c/w」は番外編の…
番外編1で恋人となった二人のその後のお話。 新キャラのコタがなっちゃんの後輩として登場してくるのですが、なっちゃんと竜起の仲をいい感じにかき乱してくれます。 でもコタくんが真っ直ぐでめちゃ良い子なので、なんとも憎めずだからこそなっちゃんも無下にできずに、それがこじれる原因になったりしてとてもハラハラしました。 嫉妬で怒りをみせる竜起はちょっと新鮮でドキッとしました。 海辺の…
一穂ミチ
ぱるりろん
「ひつじの鍵」の2冊目の同人誌。 本編では高校生だった羊がここでは大学生、20歳になる年の始まり、ニューイヤーパーティーのお話。 本編の後日談です。 一色視点のお話でした。しかも、本編の一色とあまり変わらない、大人としての良識を残した描かれ方をしていました。よかった。「baa-lamb」の一色はやっぱり、若い子と付き合い始めで恋に頭をやられてた一過性の人格だったんだ(と解釈)。 もっとも私…