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茶鬼
ネタバレ
本編の後日談。 古いボロマンションに引っ越した整の元へ訪れて一緒に過ごしている一顕。 確か、整は和章と暮らしている時、和章がテレビが嫌いで見なかったと記憶しているのだが、一人暮らしになってそれが解禁になって彼はテレビやDVDを楽しむ生活をし、付けっぱなしで寝てしまうことも度々あるようだ。 そんな彼が見ていたのは社交ダンスの青春映画 (背景がアパートの屋上で白と赤のネオンサインという描写…
一穂ミチ 竹美家らら
ユッキ
blの懐深さと云えばそうなんだろうけど、この作品の面白さはblではないと感じた。山本文緒の小説の様な日々の生活の中にひっそり潜んでいる屈折した心やそれに伴う性の苦しみ。表題作の[ふったらどしゃぶり]に関して見れば、これまでblでは描かれる事が無かった女性目線での苦渋が書き綴られていて萌えも何も感じなかったけど一作品としては読み応えありました。好きなだけではどうにも行かず、曝け出すのもままならない2…
同棲している恋人からセックスを拒まれて、不満があるのにどうしようもできないでいるセックスレスの男と、 好きな男と一緒に住んでいて「好き」という言葉は返してもらっているのに、自分を束縛するように側にいるのに片想い状態で抱いてもらえない男。 背景に、セックスレス、射精障害などの精神と肉体の問題を提示してやけにリアルを置いているのに、主人公達の結末はファンタジーだ。 この差がどうにも自分的にしっく…
snowblack
WEB小説マガジン「FleurーBlueLine」から、文庫が創刊。 その第一弾二冊のうちの一冊。 WEB連載はずっと読んでいたので、ストーリーは知ってっていたが 書き下ろし&王道コンビの竹美家先生の挿絵も期待できるし、 何よりも紙で縦書きで読みたい!(昭和の子なのでw)と楽しみにしていた。 一顕(かずあき)は、雨の音がうるさいマンションで恋人と暮すサラリーマン。 恋人のかおり…
Krovopizza
一穂ミチさんの新聞社三部作が、とりわけ『off you go』が格別好きです。 それはひとえに佐伯密という人物が好きで堪らないため。 辛辣な言動の影に見える情の細かさや、危うさを孕んだ強さから目が離せない。 なので、こうして番外編シリーズが続いていることが本当に嬉しいです。 『ハイファイ・ローファイ』 新聞社見学に来た少年に、良時の面影を見る佐伯。 ボロカスにけなしつつも、懇切…
一穂ミチ 三池ろむこ
はなみなは
ちょっとしたトラウマを抱えている主人公(受)を攻が 一生懸命に支えようとする姿がとてもよかったです! ワンコ攻もえた~( ´////`) いつもの一穂さんの作品とちょっと雰囲気が違ったんだけど、 二人とも一生懸命に生きて恋をして お互いが大切になっていく様子がとても丁寧で やっぱり一穂さんの作品好きだな~って思いました☆ お姉さんもとてもよいキャラで読んでいて気持ちがよかったです。 …
一穂ミチ 木下けい子
御影
今回のお話の主役は、『オールトの雲』の太陽の弟である大地と、流星の先輩である昴です。 女性とのおつきあいがなかなかに派手な大地ですが、昴の働いているプラネタリウムで 女性と派手にやらかしてしまいます。(笑) どこまでも真面目な昴と、ちゃらちゃらしてる大地は、初めこそ仲が悪いのですが、昴が経営する星の博物館でアルバイトをするようになってからお互いの距離が縮まっていくのです。…
一穂ミチ 青石ももこ
lan
そろそろ新しい作家さんの作品も読んでみようかなとレビューで高評価だった一穂さんの作品に初めて挑戦してみました。 が、ちょっとがっかりです。 確かに言葉遣いも丁寧で書き込んでいらっしゃるんですが、それが周りくどくて私には合いませんでした。 高評価の作品だから面白いだろうという前提で読み出したからかもしれませんが、なかなか萌にいきつかず疲れて読むのが嫌になりそうでした。 違う作品も読んでみて無…
夏コミ新刊、「off you go」「ステノグラフィカ」番外編。 表題作は、作者のブログにこの春アップされていたSSに加筆したもの。 他に二編、合わせて三編のSSが納められているのだが、 たった30ページの冊子とは思えない読みでがあるのは、 今までの作品を通して、彼らの存在が確かなものとして 読み手の心に息づいているからだろう。 『ハイファイ・ローファイ』 誰からも佐…
一穂ミチ
『アイズオンリー』番外編。 お盆進行の繁忙期、一足先に乗り越えた縁の元に、疲れ果てた和真がやってくる。 シャワーも浴びさせない縁と、疲れるとしつこい和真(笑) 翌日、ようやっとのお休み、和真が縁を連れて出かけたのは 昔小学生だった二人が初めて出会った図書館。 あの頃の目が見えなかった和真と、彼に本を読んで上げた縁。 会えなかった長い時間と、再び出会えた喜び、そして今一緒にいられる幸…