一穂ミチさんのレビュー一覧

2014 spring 小説

一穂ミチ 

本編の前半と後半の間

『The cloud of unknowing』
誰にも知られず結びついた心を、引きちぎるように別れた20代の二人。
本編ではそこから17年、40代になって再会するところから再び描かれるが、
これはその丁度中間の時期、2005年ロンドン(※)での冬梧と
その彼の書いたコラムを読んだ望の話。

たった8ページの短い話だが、後半場面が夜中1人でパソコンに向かう望に移ると
やるせなさが溢れ…

4

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

期待していたんですが

一穂ミチ先生の作品、初読です。

受は頑なに自分を拒む同居人に恋する男。攻はセックスを拒む恋人に悩まされる男。肉体的な欲求を持て余す男達が出会って分かり合って恋に落ちる話。

期待していたんですが、う~ん。
辛口感想です。

私に人生経験が足りていないからだと思うんですが、心に病を抱えている人がぞろぞろ出てきて、読んでいてムカムカしました。

友人の愚痴を聞いている気分というか。…

20

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

これから読みました(;´Д`)

シリーズということですが、
しょっぱなにこちらの作品から読みました(;´Д`)
なにも情報を得ないまま読み始めたのですが
単品でも読めちゃうような感じでした
この中で誰が前作品に出てるのか気になりましたが、そこはそこで……

携帯の普及前の頃を思い出して懐かしくなる感じがありました
受け様はおとなしそうですが、結構頑固で言いだしたら聞かないタイプ
攻め様はこれといって特徴がないとい…

2

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

レビュー書きたい!

新聞社シリーズ4作目?!おお~!!総て買ってるはず。通して読んでからレビューしようと…が、一穗先生のボックスが掘り起こせない!蔵書整理を…腐海をなんとかしなくては!!一穗ミチ先生も作者買いのお方です(*⌒▽⌒*)
人の心の襞をサラサラと、さわさわと揺すり、擽られる様なお話しを追いかけて。今作、深く潔い。…こんなに、再会まで年数かかったカプいたかたな~?(SF、伝奇、ファンタジー以外)…また、マン…

4

キャノンボール 小説

一穂ミチ 

行き着く先はいつも同じ

別名・佐伯密の悪童日記?
彼の並外れた頭脳と底知れぬ(限りなく危険な)人脈に
背筋がゾワゾワしつつも、
その根底にある良時への、十和子への想いには
いつもながら擦り切れそうなひたむきさを感じる。
少年時代から変わらない、あやうく強い絆。
ゾクゾクと感動を同時に味わえ、
一穂さんの同人誌の中でも特に読み応えのあった一冊です。


『星を抱く(70's)』
文字通り悪童…

6

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

葬られた関係と消せない想い

明光新聞社シリーズ四作目。

本シリーズでは、今までも社会問題に対する報道の在り方についてさりげなく問題提起がなされてきました。
(個人的には『is in you』のセルドナ王国の話が特に印象深い)

そうした、過去作ではサイドストーリー的に
語られることの多かったテーマが
本書ではメイン二人の恋愛に、人生に大きく絡んでおり
問答無用の迫力で読者にも迫ってきます。

17年前、…

8

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

カジノだけど王道(≧∇≦)

カジノというお話し上、どうしてもちゅうちょしてしまう方がいるのはわかります!自分もそうでした。
正直一回目に読んだ時にはそのカジノという世界観に、へぇ、そーなんだぁ〜とのりきれなかった感は否めません。
が、しかし!
周りの設定がどーであれ、これは一穂さんの幼馴染もの?義兄弟もの?ですよ!
そんなベタな⁉︎王道な‼︎
なエピソードもあったりしてにやにやものです!
二宮さんの絵もたまりませ…

6

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

人ってそういうものだよね、と感じるお話でした

新聞社シリーズの第4弾目も切なさと優しさに包まれた作品になっています。

物語の初めは、証明写真ボックスという狭い場所でびっくりするようなきっかけで出会う冬悟と望。
新聞記者として、自分はもっと何かできたんじゃないかという思いに葛藤している冬悟の前に自分は何もできなかったと喪服姿で涙を流す望。興味をひかれた冬悟が声をかけ二人は親しくなっていきます。

冬悟が新聞記者になってやりたかったこ…

4

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

東京カジノ事情

初めてのちるちるでのレビューがこの作品、だってかなりの高評価、
これが気にならない訳がないじゃないですか。
BL作品でも東京カジノを題材にした架空の作品を多く見かけるが、
この作品もそんな一つで、実際オリンピックに向けて再度考察されている懸案、
実際に出来たらこうなるかもと想像を膨らましてくれる作品で面白い。
そんなカジノで起こるひとつの恋、それもいとこ同士で片方は都の公務員で
もう一…

5

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

やっぱり凄いなぁ…

タイトルの感じと、青石ももこさんの挿絵ということで
明光新聞社シリーズとわかる方はわかる、でも
分からないお方にもスーッと読めるんじゃないかなと思いました。
こちらをきっかけに、シリーズ読破も素敵な気がしました。
(勿論、過去作を読んだ方が楽しめるのですけども
シリーズにハマるきっかけはそれぞれだと思いますので)

最初はですね、正直言って、西口に憧れていただけあって
フランクだけ…

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