一穂ミチさんのレビュー一覧

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

されどギャンブル

ギャンブル、カジノを背景に描いた作品でラブ要素に家族愛とギャンブルの
興奮と緊張が感じられるストーリーになっていたと思います。
個人的にはカジノやギャンブル全般に興味も理解も無い保守的な私ですが
ゲームのルールを知らなくても以外に楽しめる内容になっていました。

しかしながらこの作品に萌を感じるかと言われると少々難しく感じますね。
日本の架空のカジノを背景にしているので、イマイチピンと…

4

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

雲をつかむような・・・

【一穂作品】×【カジノ】って意外な組み合わせだけど
きっと持ち前の、理知的でウィットに富んだ作風が
いかんなく発揮されているんだろうな~~と期待して手に取りました。

結果……うーーーーん
カジノの楽しさは伝わってきたけど、観光客目線というか…。
心情描写もアッサリめで、どこまでもポップな印象。
悪くはないけど、ちょっと物足りなかったです。


まずBLとしては、
「昔から一…

5

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

予想外な感じで

普通におもしろかったです。
日本初の公営カジノが舞台というこで、ポーカーのゲームのルールとか延々説明されて、その辺はふうんって読み飛ばしたりはしましたが、
広義の義兄弟物としては、それなりにおもしろかったと思います。

ただし、これって、一穂さんの本なんですよねぇ、、、

なんというか、、
そんなこと、すっかり忘れて読んじゃいましたけど、
作品の舞台といい、登場キャラといい、文体と…

4

2013 winter 小説

一穂ミチ 

どうすりゃいいんですか。

ああ、こういう番外編はズル過ぎます、一穂先生!
泣いちゃうじゃあないですか!


『愛を憶える』……『ノーモアベット』番外編。

ワクワクドキドキエンターテイメントだった本編でも
サラリと織り込まれていた「家族」に関する思いだが、
このたった8頁の中で鮮やかに浮き彫りになる、一哉の心。

母と死に別れた頃。
高校生の頃、逸が好きだということから目をそらせなくなった日。
そし…

4

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

人生はギャンブルのようなもの

個人的に私は賭け事が大嫌いなのですがw
いやー、なんかダメ人間ってイメージしかないんですよ、
正直なところ!!
しかし、こちらを読んで、儲けたいだけのバクチじゃない、
勝負を楽しむものなんだ…とちょっと見直す気持ちになれました。
(って偉そうだな!!;)

真面目で地に足がついた仕事と生活を望んでいた逸と真逆の一哉。
二人は従兄弟にして戸籍上は兄弟。
逸の、ギャンブラーである父の…

8

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

カジノルールブックのごとく

一穂さんは一番大好きな作家さんです。
ピュアな硝子細工のような心情を書かせたらピカ一!と思っていますが、最近は年齢層の高い、自立系のキャラが多くいまいち乗り切れません。
今回も数ページすすめて休むという読み方でした。


受けの逸は、容姿も性格も職業もザ・公務員。
今は公営カジノで広報として派遣されています。

攻めである一哉はカジノディーラー。
従弟だが、逸の両親の養子となって…

7

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

大好きな作家さんなのですが

この作品は個人的にはいまいちかなぁ…と。

基本的に、ひたすらカジノで賭博なお話です。
家長が海外を飛び回るギャンブラーで、滅多に家庭に寄り付かず収入は恐ろしく不安定。苦労する母を見て育った受け・逸はそんな父にもカジノにも欝屈した思いを抱えている。対照的に、幼い頃に養子として引き取られた攻め・一哉はポーカーに魅了され、伯父の愛弟子として賭け事の世界に生きる。
そんな二人がポーカー勝負を通じ…

6

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本編を包む暖かい余韻

『ホーリーアンドブランチ』

本編の直後、呼びつけられた社長室から出て来た二人。
リゾートアイランドはクリスマス、安心したらお腹が空いた二人。
本日が最終のクリスマスマーケットでグリューワインをひっかけて、
ちょっとお腹をなだめて、買い物をして、
帰り着いた部屋で一哉が作ったのはオムライス。

それはいいのだけれど、そこにかかっているソースは
定番のケチャプじゃなくて不思議なベー…

5

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

わくわくする!!

NO MORE BED?  NO MORE PET? イヤイヤ、NO MORE BETだ。

タイトルから知れるように、カジノを舞台にした本作品は、
どうなるんだろう!え?こうきたか!といった面白さだった。
叙情的と言われる一穂作品だが、今までも実はあちこちに
このようなちょっとトリッキーで洒脱なモチーフが散りばめられていたが、
それがここに来て全開という感じ、面白かった〜!


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ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

二人きり、隣は何を思う人

一穂先生はこれが三冊め。

先生の作品の構成もですが、言葉のセンスの良さに驚きます。
例えば、一人で色々考えすぎる一顕が「自分会議」なんて言葉を出した時。
うまい!と思いました。
小難しい言い回しとかではなく、言葉のチョイスと使うタイミングがいい。
これは生まれもってのセンスですね。
いや~、変なところでチョイチョイ感激していました。

いつも小説よりは漫画をよく読む派なのですが…

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