一穂ミチさんのレビュー一覧

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

待った甲斐があった

 ランキング上位だったので、図書館で予約をかけて読んだ。9か月待った。いやあ、待った甲斐がありました。ものすごく文章がきれいだった。

 攻めになる萩原には女の恋人がいるし、受けになる半井にも別に好きな男がいるしで、なかなか複雑なシチュエーション。共通しているのは、セックスがしたいのに、やらせてもらえないところ(笑)
 前半はエロもデレもなくて、萩原なんか「男とか考えられないっす」と発言して…

9

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

小説、いいですね。

ずっと気になっていたので、書店で買えない本の通販まとめ買いの際に購入。
一穂さん、初読みです。
毎週続きが気になるドラマみたいに、最後までドキドキして読めました。
最近、BLは漫画しか読んでませんでしたが、小説はここまでの内容を一冊にまとめられるのですねえ。
お互い快く思っていなかった二人が近づいていく過程が丁寧に書かれていました。
名無しの二人がいつ相手の正体を知るのか、この辺りまでが…

5

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

BLにはあらず、かと

 一穂作品を読むたび思う。うまいなあ。緻密な構成。最新の注意を払って選び抜かれた言葉の数々。それだけ思うさま味わって満足してればいいのに、と自分でも思う。BL的な萌えは、ほかで求めればよいのだから、と。

 本作もそれが端的に表れてました。なんといっても主人公の侑史(受け)はアイドルオタクのひきこもり。いまどきの若者としてはそこらじゅうリアルにいそうですが、同性と愛し合わねばならない茨の道から…

0

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あらすじ買い

一穂さんの評判は聞いていたのですが、背表紙のあらすじを読んで即決しました。
いつもは飄々としている担任の涙を見てしまうという部分です。
その涙にどんな意味があるのだろうと凄く興味がわきました。
(涙の理由自体には大した意味はありませんでしたね^^;)

この作品に一番惹かれた所は、志緒の瑞々しい感受性です。
今までに出会ったことがないような人との出会いというのは、いろいろな意味で心を振…

4

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

映画を見ているような作品

一穂さんの作品はすべて読んでいますが、この作品は本当にリアルというか実際に映像が浮かんでくるという映画のような作品です。

半井と萩原のメル友の関係と同僚としての関係それそれの進展が気になって、いつお互いの正体に気付くのか気になり、いくつものワクワク感が味わえます。

Hシーンの切実さは絶対に他では見られない新しさだと思います。

お思いが通じた後も甘くなりすぎない二人の距離感が爽やか…

7

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

スピンオフありがとうございます!

前作からフルールで楽しみにしていた作品です。
ふったらどしゃぶりも好きですが私はナイトガーデンの方がもっと好きです。
柊と祖父との繊細で暖かい関係が大好きだったので、突然の死にリアルにショックを受けてしまいました。
WEBで読んでショックを受け、文庫化で読んでもやっぱりショックを受けてしまいました。

作品を通じて厳かで透明な空気に心があらわれるような気持ちになります。
竹美家さんのイ…

4

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

絶対オススメです!

大好きな作家さんなので発売日に買って一気に読みました。
やっぱり一穂作品は最高です‼

この作家さんの話には、よく口は悪いけど芯の通った素敵キャラが出てきます。
そんな愛ある暴言が大好きな私はとても楽しく読めました。

特に今回の計は表裏がある性格ということで、一粒で2度おいしいお得感があります!
表の品行方正さが完璧なほど、素のとき暴言が素直で可愛いく思えてイイです。
竹美家さん…

11

ムーンライトマイル 小説

一穂ミチ  木下けい子 

あっさり、さらさら

「オールトの雲」のスピンオフということで読んでみました。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。

一穂さん作品て、ツボに入るものと入らないもの、私は両極端に評価が分かれちゃうのですが、ごめんなさい、これはぜんぜん萌えれませんでした…。

まず大地が全然好きになれなかった。下半身がゆるゆるなのはまあいい。それなりにモテる20歳くらいのお年頃の男子なら分からなくはない。ただ「Fカップだか…

4

藍より甘く 小説

一穂ミチ  雪広うたこ 

欲しいものは欲しい

欲しいものは欲しいと、言っちゃえばいいのに。地団太踏んで、泣き叫んで、暴れ回ればいい。そこまで欲しくなかったから、というのでは決してないでしょ? 最初で最後のつもりで暁行に抱かれたあと、あんなに泣いたくせに。

 諦めの良すぎる遙が不思議だった。でも護身のために昨日今日身につけた性癖なんかじゃなく、物心ついてからずうーっと、だったんだね。スーパーで「あれ買って」と盛大に愚図る子どもを「どう…

4

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

良かったです。

「ノーモアベット」は未読です。
レビューを読んで、読んだ気になっていました^^;
本作が面白かっただけに、先作も読んでいたらもっと面白かっただろうな。
先のカップルの2人が割と絡んでいて最初は誰の会話か分らなかったので。

前々・前都知事がプッシュしていた公営カジノ案があったけど、そのカジノのオーナー藤堂とやり手ディーラーの芦原雪の話です。
先のカプもこの2人の仲が他とは違う?と思って…

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