ごにょ
高収入のバイトの面接に行ったら、内容がAV男優でした、というBLではありがちな導入なのに、吉田先生が描くと最初からすごく引き込まれ、卑猥な空間のはずなのにどこか品も感じるような、不思議な世界観の作品でした。お人好し過ぎるくらいの越久村には好き嫌いが分かれそうですが、彼はまったく人を疑っていないわけではなく、自分が騙されている可能性も僅かながら認めた上で、それでも未来の自分が幸福を感じられる方に賭…
◆悪玉(表題作)
冒頭の展開でもう面白そう、と思わせてくれるのはさすが吉田先生。万引き現場を押さえられてしまった優等生・森崎がどうなっていくのか、すごく気になって。警察や学校に突き出さない代わりに、一緒に映画を観るような健全な遊びに付き合ってもらったかと思えば、フェラをお願いするなど健全なばかりでもなかったり。未成年の森崎は初めてフェラさせられた後泣くんですが、これは己の愚行のせいで他人の性の…