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19/20(合計:195件)
ひのもとうみ 松尾マアタ
夛椛
ガリガリで身長も低く顔も地味でコンプレックスの塊だと思っている佐倉はゲイであり今まで付き合った男たちは暴力は振るうは貯金は取っていくはで最悪な者ばかりであった。ある時本社からやってきた小田島に一目ぼれ。しかしながら、親友であり佐倉の性癖も理解している三津には「あの男だけはやめておけ」と忠告されます。 それでも、優しく接してくれる小田島にどんどん魅かれて行く佐倉はある時小田島の本音を知ってしま…
橘盾
自分の枠から言うと、どちらも好きなキャラではないです。 攻めのスマートさにチョッ早で惚れ(元から微笑まれただけで惚れるタイプ)、ウジウジ悩み悪点を修正しようとしない受けの「佐倉」 そして、あまりにも自分本位な攻め「小田島」 攻め受けとも魅力的に見えなかったです。 だから遠くから斜めから見過ぎかもしれないけど、結局、小田島は自分から離れていこうとしている(ハッキリしない)佐倉に、あれれ?…
橙子
ネタバレ
他のレビューにもあるのですが、ほんとに表紙が素敵で、それと同じように内容も素敵の一言でした。 個人的には、非情だった人間が、たった一つの恋によってこうも他人を思いやれるようになるのかと、恋って素敵だなぁって思いました(笑) まさに恋愛をしたくなるような一冊かと← 内容の方もテンポよくすすみますし、読みやすかったです。キャラクターたちも立体的なので、とても引きつけられました。 …
えみう
まずタイトルと表紙のバランスに惹かれました。 ある種ジャケ買いにちかいかも…。 背中を見つめる人と、見つめられていることが当り前と思っている人、そして少しだけ見える肩の人。そしてなんといっても空の夕日。青空でも夜空でもなく夕日。読了後に改めて表紙を見ると話の全てが詰まっていたんだな、という気がしました。 2編収録されている前半部分は雑誌掲載されたもので、後半部分は前半部分と同等量の書き下…
火崎勇 松尾マアタ
雀影
火崎さんの作品って印象として、主人公がポジティブで、そこが好きで読みやすい。 この作品の宮本も、ルックスが良くて、才能があって仕事ができて、おかげでちょっとはお金もあってと、自分に自信があるから、自分のワガママを通すし、プライドもある、すごくポジティブで明るい俺様。 そんな宮本が、行きつけのカフェレストランで、自分を見ずに一緒にいる福原だけを見ているシェフの関東の視線に気付いて… 今…
茶鬼
どうしようもない傲慢自分本意男・小田島が何のとりえもないジミメン佐倉に堕ちた後の後日談。 ここでは、佐倉を見守ってきた幼馴染で親友の三津目線で描かれています。 必見! あれから何となく佐倉は三津を避けているようで、やっと食堂で声を掛けてきました。 今までの佐倉の男運のなさを散々見て生きているので、三津は心配なのです。 そこへ小田島が現れ、佐倉を”治樹”と名前呼びする姿に、花嫁を送り出…
まずこの表紙に誰もが目を惹かれるのではないでしょうか? 松尾マアタさんの描かれる小説絵って何でこんなに新鮮で魅力的なんでしょう。 まるで映画の一場面のような夕陽の背景と通り過ぎる男を見つめる男。 ちょっと気が早いですが、ひとまず11年度№1の小説カバーじゃないかしら? もちろん、中の挿絵も、主人公達の特徴が良く出ております。 そして、この小説の作家さんデビュー作品だそうです。 こんな素…
松尾マアタ
エモストーリーモクールデスタイリッシュ(←読み辛くてすみません、でも一見こういう感じ)。 主人公は、表紙の薄毛の方、上流階級に育ったWASPのハスキンス教授。 そのハスキンスのインモラルな恋愛の、現在~若かりし頃の嘘・駆け引き・葛藤・激情・・が描かれています。 可愛い内容とは言い難いので、読後には重い陰鬱さが残るであろうに、 上の↑“エモストーリーモ~”な作者の描き方と、小道具としての…
借りて読んだらツボだったので、購入した作品。 じわじわと、喜怒哀楽が迫ってくる素晴らしい作品でした。 本当は、いろいろと良いと思ったところを書きたい気持ちはあるけれど、「購入」へ至った事が、えみうにとって最大にして最高のことなので、いろいろ書きません。 久しぶりにいいものを読んだ。
クレタコ
スタイリッシュなタッチと紹介されている様に松尾さんの絵柄は確かにオサレ系なんですが、オサレ過ぎないとこがいいです! あんまオシャレ過ぎちゃうと作品としての出来は良いなあと思っても、ちょっと離れて読んでしまうというかこう今一つ乗り切れなくなっちゃうところがあるんですよ、どうも。 その点松尾さんの絵柄は(4年以上かけて描かれてるんでやっぱ変化してます)は良い具合のオサレ度でございます。 表紙…