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八条ことこ 小椋ムク
粉々。
文体で好きな作家を選びがちでBL小説にはどっぷり嵌れないことが多いのですが、この方の文体は質感がリアルでとても好みでした。 際立った起承転結があるというよりは、ちょっとした心理的なすれ違いがじっくり描写されている感じです。 心理描写に力が入っていて、かつ受けの性格がめんどくさい方なので、あまり読みやすい話ではないですが、このあたりは個人の好みだと思います。 全体的に大人しめで強烈に萌えること…
樋口美沙緒 小椋ムク
nanao77
ネタバレ
幼なじみ同士の恋愛。 強くて庇護者的な振る舞いをする大学生俊一×優しいけれど弱い望。 望の側から見た二人の関係が描かれているのが「愛はね」。 それを俊一の側から描いたのが本作です。 二人の関係は歪です。 ほんのちっちゃい頃から望は優しいけれどおっとりしていたので、周りの人からいいようにあしらわれていつも損ばかり。いじめられっ子的な狩られる側の人間です。 そんな望をずっと守ってき…
木原音瀬 小椋ムク
yrn
この作品はキャッスルマンゴーっていう作品のスピンオフ的なやつなんですね。知らずにこちらだけ読んでしまい、イマイチよくわかりませんでした笑 キャッスルマンゴー未読の私は正当な評価ができないのかもしれませんが、おそらくキャッスルマンゴーを読んでいたとしても、主人公たちのキャラが好みでなかったので、この評価だったかなと思います。 この作品はBLというよりは映画製作を舞台にした一般小説に近いです。キャ…
小林典雅 小椋ムク
みざき
嘘と誤解は〜シリーズ再読中。 1〜3作通してのぶっ飛び具合では、こちらの3作目が間違いなく1番のぶっ飛び加減でしょう。 その後が気になる終わり方をしていた前作からほんの少し後のお話です。 1,2作目も濃かったと思うのですが、3作目はというと、今までの全てががギュッと凝縮されているような作品なので…まるで闇鍋のような1冊なんですよ。 これは全編尚視点じゃなければもっとすごい事になっていたのか…
オメガバースでもファンタジーでもなく、現代設定の男性が妊娠をする。 こちらの作品が発売された約10年前当時としては、かなり珍しい…いや、かなりイロモノな設定だったかと記憶しています。 時代は変わったなあなんて思いながら再読。 「ワケがあって、実は、受胎したんだ、俺」 そんな言葉を放つのは、前作で珍妙な2人をくっつけるきっかけとなった、珍妙なアンケートの製作者であり、これまた強烈かつ珍妙…
笑える可愛い作品が読みたくなって、約10年ぶりに再読。 小林典雅先生作品との笑撃の出会いはこの作品だったなあと思いながら読み返していたのですが、何年経っても面白さは変わりませんでした。 暗さや影のようなものがなく、嫌な人物は1人も出て来ないですし、すごく平和かつ笑えるコメディ作品なのですよね。 こちらのシリーズ、なぜかどの作品も読むと元気になれちゃうんだなあ。 小林先生のコメディ作品はビタ…
榛名悠 小椋ムク
フランク
表紙でこちらをキッ!と睨んでるのが受けで、中身このまんまです。 ツンツンというよりもケンケンしてて、超〜感じ悪いの。 自宅マンションが火事にあい、1ヶ月の期間限定でボロい共同アパートに住むハメになるんですね。 歓迎ムードの住民達に対してもツンケンしてて、「君たちと仲良くするメリットはあるのか?」とか言い放つ。 この人、いつになったら意外な可愛さとか良さが見えてくるんだろう?と、それ…
遠野春日 小椋ムク
物語はテニス部員である甲斐の元へ、見知らぬ相手から送られて来た1通のラブレターから始まる。 送り主の控えめな人物像が浮かぶような丁寧な文章で綴られたそれは、1学年先輩である佐伯という男子生徒からのものだった。 何年かぶりに再読。 遠野先生の高校生ものは珍しいですよね。 こちらの作品は、元々単行本として出版されていた「LOVEラブ2」に、未収録作品だった「LOVEラブ」を追加収録してルチ…
てんてん
本品は『白銀の狼と魔法使いの卵』のコミコミ特典小冊子です。 本編幕間、伊月が界渡りした時のお話です。 目が覚めた伊月は左手首の激痛に襲われます。ちょっと力を入れただけで 痛みが増し、それならと右手で左手首を持ちあげようとすると、血まみれ のナイフが握られていてぎょっとします。 ひとまずナイフを穂折り投げ、怠い体を横向けると手首がぱっくりと裂け ているのが見え、すぐ止血をしな…
本品は『白銀の狼と魔法使いの卵』のフェア書店特典ペーパーです。 本編後、清月と兎耳の子供達のお話です。 清月は1才になった時に人型に変身する術を会得しました。今日も城 の足元に広がる小さな森でウサギ耳の子供3人と元気に遊んでいます。 木陰のベンチで見守っていると淡雪に声を掛けられますが、寝不足で 欠伸を噛み殺しつつの返事になってします。というのも昨夜は夜中に 清月に噛みつか…