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143/164(合計:1631件)
樋口美沙緒 小椋ムク
ふなにーず
ネタバレ
もとはウェブで発表されていたものらしく、また、BL処女作?だっただけあって、すごく若い感じ。 精神的な内容です。この人こういうのも書くのか~と思いました。 どちらかというとJUNE的で、愛ってなんだろう、と考えさせられました。 「愛されることは不自由で、愛することは自由」って言葉も、いろいろ、考えちゃいますね。 受の望くんの心の成長を軸に、人を愛することや憎むこと、が表層的ではなくて、…
茶鬼
切ないやりきれなさが冒頭から最後まで100%のお話でした。 一番愛が欲しい人からはもらえないから、自分を愛してるという人についていく。 本当はその人の事を好きとか特別意識してるわけじゃないけど、愛されるのは嬉しい、付き合えばそのうち愛せるようになるかもしれない。 それが、相手を傷つけていると知っているから、相手を責めることができなくていつも貧乏くじをひいては、ごめんね、と謝っている受けの主人…
竹@松
・・・と、散々自分に突っ込みを入れながらこのレビューを書いています。 というのも、この作品、絶対「神」だと思うからです! ←断言。 でも、どうしても、どうしても「神」をつけることが出来ない>< 「惜しい」とか「後一歩」とかいう理由ではなく、コレは多分、私の勝手な理由なのです。スミマセン; なんというか・・・私のBL道(←何言ってんだ;)に反する作品というかぁ・・・。でも、間違いなく…
ユッキ
号泣です、痛いです。単なる幼馴染みの二人が恋人になるまでの甘い話ではありません。私には木原音瀬「美しいこと」と並ぶ大作です。愛することは自分を大切にすること、強くなれる事、愛は報われなくても無償のものなんだと望(受)が成長するまでが痛々しいまでに描かれています。俊一(攻)も望に友情以上の感情を抱きながらマイノリティーの壁を越える事は出来ず、自分以外の男で紛らわす望に対し嫉妬しつつ、どうして自分の友…
崎谷はるひ 小椋ムク
黒根っこ
今までこの不機嫌シリーズは全部読んできたのですが、今作はここでは少々不評?のようで心配でしたが、私はとっても萌えました・・・! 今回はさつきがお兄さん力を発揮していましたね。 いつもは謙ちゃんに甘やかされることが多いさつきですが、今回は謙ちゃんが甘えているシーンが多かったですね。うっへへ← お兄ちゃんさつきもかっこよくて好きなんですが、甘えたさんなさつきも好きなので個人的にはもっと甘えた…
前作、不機嫌で甘い爪痕が気に入り、本作も買って読んでみましたが…なんとまた恥ずかしい…。 前作よりも更にラブラブ度がアップしています。 それも些細な痴話喧嘩のおかげでしょうか(^^) 最初は2人共頑固なもので、こちらもハラハラしてしまうような状況でしたが、仲直りしてくれてよかったです、ほんとに。 謙ちゃんの身には大変な事態が起こりましたね… でもあの後のさつきの必死なご奉仕で許せ…
華藤えれな 小椋ムク
トラウマとコンプレックス、執着と監禁。 マカオが舞台なんですが、中盤以降密室の二人だけの状態が続き、これはある種のストックホルム症候群? 撮るものと撮られるもの 創るものと表現するもの が結びついていく様が華藤さん独特の文章で、ストーリーが映像になって頭を巡ります。 やはり、ロマンチックなんですねw 偶然夜の街で出会った矢倉と春瀬。 矢倉は自分の新作の被写体として、その反抗的な目に惹…
崎谷はるひさんの小説を手に取ったのは初めてでしたが、二日で読み終えてしまいました。過去最短記録ですw ここでの評判がよく、表紙の絵も綺麗だったのでほとんど衝動買いだったのですが、買ってよかったです^^ 私的に、かなりさつきがツボでした。 強気で男らしいのに、案外照れ屋で可愛らしい一面も持ち合わせているという設定がかなり萌え← 謙ちゃんにベタボレのくせに、見栄を張ってるあたりもかわいいで…
小椋ムク
Goma2
前作、前々作同様、短編の詰め合わせ。 どのお話も心温まるストーリーなうえどこか切なさも漂わせる描き方で「せんせい、あのネ」意外はどれも断片的で、人生の1コマを切り抜いたようなお話。物足りなさが逆に余韻の残り方が大きいため心にいつまでも残っています。 そして、いつもながら、キャラクターの一瞬の表情を捕えた描き方がとても印象深い。また、どれも日常にありそうでありえない話を自然に描いています。 短…
小林典雅 小椋ムク
むつこ
『嘘と誤解は恋のせい』の続編。単独で読めなくもないですが、前作を読んでおいたほうがより楽しめると思います。 くそー、やられたぜ。 ネタバレせずにこの気持ちを説明するのは不可能なんですが、ほんとやられたぜ。 賛否両論だろうな~と思いつつみなさまの評価を見たら、案の定でした。 私は好き。ラストで仄めかされてるしさ。 これ、更なる続編が読みたいです! 典雅節が炸裂した一冊でした。ああもうほんと、典雅…