小椋ムクさんのレビュー一覧

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

こんな大人な高校生っているのかな?

この作家さんのお得意な精神的感動系のストーリーで、深く人間の感情を
きめ細やかに描写しながら読み手に感動を与えて行くような作品でした。
片手間でパパッと読める本ではないけれど、味わい深い作品でした。

全体的にどこかパステルカラーなイメージがありながらも設定はシリアス気味。
受け様の背景もかなり寂しく感じられるのですが、小さな幸せを感情豊かに感じ取る
感受性の豊かな受け様がとても高校生…

6

恋する遺伝子~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

どう言ったらいいのか・・・

まず最初に、私はこれをオチを知った上で読みました。本来なら、これこそは予備知識なしで読む作品だと思います。そして、このオチに対する評価も、まさしく人それぞれなんじゃないかと。実際、賛否両論ですよね。

ただ、私は『オチが○○だったから』ダメなんじゃなく、普通に作品としてそれほど好きじゃないですね。再読はないでしょう(表題作は)。

私は前作が大好きなので、『本音と妄想は恋のせい』はホン…

1

嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

アンケート『だけ』でも読む価値はある!!

小林さんのセンスそのものには、素直に敬意を表する私ですが、正直他の作品はどうも今ひとつ乗りきれなかったんですね。

でもこれは、純粋に『今まで読んだ中でいちばん(単純な意味で)面白い』BLだったかもしれません。いや、最高です!

キャラクターがよかったですね。ごく普通の常識人に見えたのに、実はヘンタイだった和久井さん(攻)も、なんでそこまで、というくいらいネガティブでマイナス思考の結哉…

4

君に触れたら 小説

松幸かほ  小椋ムク 

身代わり!大好きなキーワードです

攻様の好みになる為に攻様の彼氏の真似をするなんて、ちょっと考えれば不毛な感じですが、私は好きでした。
真似をしたことで受様は本当の自分ではないと思ってつらく感じたんだろうけど、それによって得たものも多かったんじゃないかな。
あこがれのあの人の様になりたいと思って努力するのは悪い事じゃないと思うんだけど、受様は努力して培った自分と以前の自分と分けて考えてしまったからよけいに辛かったのかなと、思い…

3

嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

アンケートに爆笑

やっぱりあのアンケートは反則です!おもしろすぎ。あれで恋に落ちるものなんだ・・・。

恋人になったあとの和久井さんのはっちゃけたテンションはなんなんでしょうね(笑)。あんなに結哉にベタぼれなのに、結哉はまだ不安なんですね。

まあもともと自分に自信が無い子だし、和久井さんは自分が引き摺りこんでしまったと思っているのだから仕方ないんでしょうけど。もう少し図々しくなってほしいものですね。

あと個人的…

14

神降る夜に恋をして 小説

朝日奈れん  小椋ムク 

座敷わらしではないけれど

ちょっと違う本と勘違いして購入した本だったのですが、
ちゃんと楽しめました。

昔から村の繁栄のために、予見能力を代々引き継いできた一族の子孫である
葵は、自分の境遇に飽き飽きしながらも、
村のために、寄付者・信奉者にお金と引き換えに、
予言する役目を担っています。
でも、若い葵は、そんな役目に縛られることのない世界に憧れ、
村を脱走し、東京へ。そこで、偶然出会った、売れない役者に…

3

天然王子と優しい野獣 小説

田知花千夏  小椋ムク 

表紙がかわいくて

小椋ムクさんのイラストでしたので迷わず購入しました。
表紙のかわいさに惹かれたのでカラーのカバー口絵で「うわっ!」びっくり!
畳なのがエロさ2割り増し・・・

作者様いわくツンデレを書きたかったとのことですが、一途で不器用なかわいい悠(受)
天然?ゆえに勘違いして浮いたり沈んだりがかわいくてかわいくて。
一方の(攻)太一はノンケ、悠の勘違いから付き合うことになったけど誤解を解いて
「…

1

フィルム・ノワールの恋に似て 小説

華藤えれな  小椋ムク 

マカオ!

華藤さんの本は、外国の描写が詳しくて、ちょっとした観光+ロマンチックな気分になれます。この本は攻めが映画監督ということもあり、綺麗な映像が浮かぶような描写が多く、話もドラマチックで楽しめました。雰囲気が好き!マカオの郊外の別荘に監禁、芝居稽古の下りも好き! 話の筋や雰囲気は好きなんだけれども、惹かれ合う理由やら気持ち描写がちょっと物足りなかったので、萌評価です。BLは本来くっつかない男同士でくっつ…

0

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

展開予想(笑)

木原音瀬×小椋ムクの超絶タッグです。
なんだか木原先生、原点回帰しながら、新しい方向性に行ってるのだろうか。
遅々として進まない関係や歳の差は木原作品によくありがちなパターンですが、これまでは年下攻めが多かった…と思うんだが。
コレはめずらしく、父性みたいなものを備えた大人の男がどうやら攻め。
いや、でもわからん。

木原先生のことだから、ここから怒涛の逆転がありそうな予感。
これか…

4

雲とメレンゲの恋 小説

松前侑里  小椋ムク 

家政夫志望というよりは嫁志望?

この作家さんの作品もちょっと可愛いと言うかふんわり雰囲気のイメージで若干苦手目。
しかし、ムクさんイラストに。。。
物語は悪くないのですが、組み合わせも悪くないのですが、お話としてはキュンもできるお話だとは思うのですが、やっぱり設定が苦手でした(涙)
なぜならば、主人公の男子が家政夫志望という、その奥を探っていくと、
実は、好きな人の世話をしたい、
まるで「お嫁さんになってかいがいしく好…

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