小椋ムクさんのレビュー一覧

ステップブラザー 小説

大鳥香弥  小椋ムク 

最高のパートナー☆

この作家さんは「幻の恋人」以来読むのが2冊目ですが、多分ムクさんイラストだったら手にとらなかったのでは?というくらい表紙イラストに惹かれました。
文章や展開はまっすぐで濁りがなく、とても素直な、という印象です。
題名がズバリ!まんま義兄弟というのはダイレクトすぎるのですが、お話を読むと、
「兄弟で、最高の恋人で、ずっと人生を一緒に歩むパートナー」
が結末だけに、意外にもこれはいい題名選択だ…

1

はつ恋の義兄 小説

愁堂れな  小椋ムク 

憧れの先輩はマザコン気味の暴走男?

高校時代の憧れだった先輩と親の再婚で義兄弟になった受け様が知らなかった攻め様の
隠れた姿に驚愕と戸惑いを感じながらも、過去の憧れだった姿を信じてる健気なお話。
ホワイトハートだから、エロは薄目ながらも先輩後輩から義兄弟になり、相手を信じる
気持ちが受け様視点で描かれていて、憧れが恋心に変わる切ないながらも温かい家族愛
なども一緒に描かれてる感じでした。

2歳年上の憧れだった先輩、成績…

1

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

何だかな~モヤモヤする…。

終盤の纏めに入った、慌ただしい展開に納得出来ず、萌×2から中立に下げてしまいました。
こういう情景が浮かんできそうなお話、本当は大好きなんですよ。
でも……御免なさい。チョットくどいです…。
絵画が絡んだ情緒的なお話なのでしょうが、何といいますか…

幻想的で美しく見せようと技巧に走り、逆にありきたりなモノになってしまった絵?のように思いました。(←本当に御免なさい)

終盤までゆっくり進められた…

10

恋する遺伝子~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

本当は神なんですよ・・・。

そんなオチ?そんなオチなの!!!?

ここのレビューを見て覚悟してから読めば良かったです。
ただ単に前作のスピンオフ♪ と思って読んじゃったから。
攻めが妊娠!なんておいしい!こういう話が読みたかったの〜とテンション高く読み進めていたらまさかの展開!

なんだか信じられず5分ほど思考停止しました。
「冗談だよね?これは本気なのかな?もうちょっと読んだら違うオチがあるよね?」
思考停…

2

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

うわ~!!早く2巻をっ!!

AV監督・十亀俊司×実家がラブホの高校生・城崎万です。

BLアワード2011年度3位・このBLがヤバイ2012年にも紹介されていて、
レビュアーさん方のレビューを読んで、ものすごく気になっていた作品です。

んも~!!ほんっとうに続きが気になります!!
お酒を飲んで寝てしまった十亀に
弟に近づいてほしくない一心で「十亀に抱かれた」と嘘をついて
付き合う事になりましたが、個人的な意…

2

「春へ」購入書店限定特典ペーパー書き下ろしショートストーリー グッズ

あの時の攻め様の心情が見える

本編で受け様が北海道に行っている同時期の攻め様の様子と気持ちが攻め様視点で
描かれているショートでした。                         
本編中に同時進行のような時間の流れで互いを思い合う二人の様子を読み比べると
またかなり心に感動が湧いてくるような切なさと恋する苦しさが感じられる話で
感動ひとしおではないかと思います。

亡き年上の友人夫婦の忘れ形見を愛しく思いなが…

1

「春へ」購入書店限定特典ペーパー書き下ろしショートストーリー グッズ

かけがえのない存在を認識する瞬間

本編の中で、相思相愛のはずなのに、別れを選択した二人。
ラストの再会と結ばれるために必要だった、旭のもう一回の脱皮。
それを迎える大事な場面が描かれています。
このSSがあることで、本編に欠けていた最後のパズルのピースがピタっとはまって、物語の完成を見せるのではないでしょうか?

どうしても十希の思いに答えてやれない、十希の亡き父と母に対するこだわりの申し訳ない気持ち。
別れてしかも、…

1

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

景色が情景になる

正直読み始めて、朝丘さん、またやっかいな作品を書いてくださったものだと(汗)
『あめの帰るところ』もそうだったのだが、素直に受け入れてはじめて二人の関係がストンと落ちてくる。
だけど、そこへ行き着くまでに自分の中でクエスチョンマークが飛び交った事実も否めない。
確かに、既に旭の作品を見たときに十希は旭に焦がれる要素を持ち、亡くなった父親からの話により、会ったこともない旭にすでに既知の感覚を抱…

6

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

こんな大人な高校生っているのかな?

この作家さんのお得意な精神的感動系のストーリーで、深く人間の感情を
きめ細やかに描写しながら読み手に感動を与えて行くような作品でした。
片手間でパパッと読める本ではないけれど、味わい深い作品でした。

全体的にどこかパステルカラーなイメージがありながらも設定はシリアス気味。
受け様の背景もかなり寂しく感じられるのですが、小さな幸せを感情豊かに感じ取る
感受性の豊かな受け様がとても高校生…

6

恋する遺伝子~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

どう言ったらいいのか・・・

まず最初に、私はこれをオチを知った上で読みました。本来なら、これこそは予備知識なしで読む作品だと思います。そして、このオチに対する評価も、まさしく人それぞれなんじゃないかと。実際、賛否両論ですよね。

ただ、私は『オチが○○だったから』ダメなんじゃなく、普通に作品としてそれほど好きじゃないですね。再読はないでしょう(表題作は)。

私は前作が大好きなので、『本音と妄想は恋のせい』はホン…

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