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1巻を読んでレビュー後、間を開けず2巻を読みました。
やっと動き出したか…と、思ったのもつかの間。
もう嫌な予感しかしません。
黒塗りのトーンが多いせいか、ずっと暗い雰囲気です。
1巻ではどちらの兄弟がメインか少し分かり辛かったのですが、今回のお話は育郎メイン。
考えてみれば表紙が育郎なのでそりゃそうか…と思うのですが、私はどうしても兄の蘭蔵が気になります。
今のと…
主要な重要人物である4人をめぐる話です。
時代は現代ではなく大正か昭和あたり?だと思います。
父が愛人の間に出来た第一子である兄、蘭蔵を幽閉している時点で泥沼の予感。
厄介なのは使用人の男、典彦。
育郎にも、蘭蔵の母にも手を出し、暗い笑みを浮かべる場面があります。
父が亡くなり、母も自殺。
両親が居なくなった家で、取り残された兄弟がどう過ごしていくのか…。
1巻では登…