倫敦巴里子さんのレビュー一覧

或るミステリ作家とその担当編集にまつわる記録 コミック

倫敦巴里子 

力関係のバランス

◾︎波木(小説家)×猪又(編集)
初心で童貞だった波木先生に素晴らしい文章を書かせるため、担当編集の猪又が、そのスキルを尽くして快楽を教えます。

攻めと受けは上記の通り、SMでは攻めである波木がMで猪又がSです。立場としては先生と担当編集なので波木の方が大切にされますが、猪又がうまく操りながら筆をのらせる。波木は文章で打ち返してきますが、それが猪又に中々のクリティカルヒットを与えたり…この…

0

腹ペコ蜘蛛と長い階段 コミック

倫敦巴里子 

勝手な解釈の感想

倫敦巴里子先生の作品の中でも1,2を争うほど好きな表題作です。同時収録作も好き。

この1冊、かなり捻くれた登場人物が多い。受け攻めどちらかが屈託の無いタイプが多い先生の作品の中では、相当厄介なキャラ達ではないでしょうか。

◾︎表題作
孝生(大学生)×千歳(孝生を援助する社長)
援助する×されるの関係め攻め×受けっていうのがまずツボ。そして千歳のトラウマ。

以下、自由に勝手な解…

0

三村と片桐のつれづれ。(表題作 ピンクサンクチュアリ) コミック

倫敦巴里子 

素直になりたい大人

「三村と片桐」の続編です。どっちも表題作になってるので沢山和風があるイメージですが、実は一冊分の話数もないんですよね。同じ雰囲気で一冊分読みたかったら「日常クライマックス」を読みましょう。ただそちらは親が絡んでくる分重め。

◾︎ウサギくんとカメさん
倫敦巴里子先生は、オリジナリティある短編を作るのが本当にお上手です。短いからこそBLで、社会人で、後輩×先輩で…って縛っていったら似通った作品…

0

三村と片桐 コミック

倫敦巴里子 

ニャンコシリーズも収録

倫敦巴里子先生は、「日常クライマックス」やこちら「三村と片桐」のような、長年連れ添った二人のすれ違いが人気ですね。「日常〜」はひょっとしたら"「三村と片桐」みたいな作品を"ってオーダーされたのかもな〜。
絵や演出が派手ではないのですが、漫画がお上手で常に平均以上の面白さを感じます。

ネコいりませんか?のシリーズ作品(サクラ編他)が収録されてますが、未読でも問題ないかと。…

0

ネコいりませんか? コミック

倫敦巴里子 

ニャンコシリーズ

ニャンコシリーズのツバキ編、ボタン編と他短編3本。ニャンコシリーズはサクラ編他が「三村と片桐」にも収録されています。

うまく矛盾が生じないようにセリフが作ってあるのが面白いです。分かりやすく言えばアン○ャッシュ笑
こういうのがやりたい、と思ってそれを形にできる作家さん、素晴らしい!
ツバキ編は切ないながらも可愛くて、ボタン編は切なさが強いです。こういうタイプのファンタジー作品は苦手でしっ…

0

さあ、俺に恋をしろ コミック

倫敦巴里子 

全然違うから惹かれ合う

どちらかというと業界ものが苦手なのですが、
こちらはとても胸に迫るものがありました。

天才役者の零とモデル出身の全のお話です。
零はいわゆる憑依型の俳優で、
私生活から何から全て役に入り込みます。
そして終われば全て忘れて次の役を入れる……その繰り返し。
全はそんな零に憧れ、恋い焦がれて一時は役者の道を諦めた男。

そんな2人がドラマ共演するところから物語は展開していきます。

0

運命ってことにしませんか? コミック

倫敦巴里子 

します!

します!

とっても気が合う二人が苦手な合コンで知り合い意気投合。男女ならもう付き合って結婚してるかも?

攻めが隠れて実はアプローチしたりカッコいいと思われたくて頑張ってたり。可愛い!イケメンでモテモテなのにいつもフラレる攻め。
でも受けとは楽しくてお互い好きなのになかなか先の一歩が踏み出せず。
でも朝帰りにサラッとカッコいいことしてからに!

というか最初もびっくりでしたけどね…

0

隣のスパダリくん コミック

倫敦巴里子 

いつそんなに好きだった?

短編集ですね。みんなかなり短いです。

正直え?そんなに好きだった設定なの?とか、え?そんなに好きになることあった?と首をひねりました。

表題作は高校生の読モキラキラ佐藤くんとお隣の部屋のしがないアラサーリーマンの佐藤のお話。
高校生相手にいつも愚痴言ってキラキラしてイケメンでスタイルがいいのを怒ってご飯はご馳走になって。こんな佐藤のどこがいいの?
共感できず。

おしごと!

0

三村と片桐 コミック

倫敦巴里子 

短編集なのでちょっとずつ物足りないかな

つれづれを先に読んでしまった。

三村と片桐は短編で一本のみ。
熟年夫婦のような二人。3ヶ月セックスレスだったよ!と驚く二人。
受けに合コン話が出ても攻めは行ってきなよ!って。
攻めは夫婦円満の秘訣に嫁を自由にさせるって聞いて、全然嫉妬しないどころか俺がいるから合コンの 受け狙いの子可哀想とか思ってて。
受けはもう堪忍袋の尾がキレた!家出の用意までしても攻めは片付け手伝うよ~って。

0

日常クライマックス コミック

倫敦巴里子 

テーマは元耽美

◾︎御厨翼(みくりや 会社員)×日下優(翻訳家)
この作品大好きなんだけどそれと同じぐらい嫌いなことがありまして。
日下が17歳から15年付き合って、同棲している御厨に「別れよう」というところからストーリーが始まります。日下も御厨と別れようとは思っていないのに、この最強のフレーズを使うんです。「別れる」と「妊娠した」は本気じゃないと使ってはいけないフレーズだと自分は思っているので、日下のこのや…

1
PAGE TOP