vanshu
弟とお父さんがめちゃめちゃ可愛い。お兄ちゃんとお母さんが好きすぎて、ただそれだけなのに人にはいろんな思いや思惑があって、それが複雑に絡まっているのにとてもシンプルに表現されていて読後のスッキリ感が心地よいお話でした。すごく好き。お兄ちゃんが可愛いなぁ。
同時収録のお話はとってもダークな印象。倫敦巴里子先生の可愛らしい絵柄とは相反する仄暗いストーリ展開がミスマッチでぞくぞくします。こちらもこちら…
二人のすれ違いが面白い!この描き方がスゴイ。こうも正反対に思い違いをしているのが滑稽でおかしくて、けどどこか腑に落ちて、すごく不思議でした。二人とも大好きなのに、伝え方が違うだけでこんなことになるなんて。長年連れ添ったからこそのずれが可愛らしい。二人がちゃんと思い合ってるからこそ成り立つすれ違いでした。
他のお話も、読みごたえがあって好きです。ネコちゃんのお話は深いなぁ、人間味あふれるストーリ…
つれづれ。同級生カップルが大人になってからもイチャイチャしてるのがすごく可愛い。どちらもすごく男らしいのにめちゃめちゃ可愛い。こんなに癒されるBLは宝物です。学生時代のかっこよかった彼じゃなくなったと拗ねるのも、痩せてカッコよくなりすぎてまたヤキモチ焼いちゃうのも、なんでこんなに可愛いんだろう。ピンクの乳首は面白いし、セリフはどれもリアリティがあって、クスっと笑えたり、チクっと胸に刺さったり、どれ…
大恋愛のその先にあるのは、ただの日常。その日常が実はとんでもなくドラマチックなことを再確認させていただきました。倫敦巴里子先生のお話が大好きで、これは何回読んでも最高です。本当に好き。受けちゃんの可愛さや攻めくんの愛情深さ、よし美さんの優しさとかどれをとってもいい。すごく心に沁みます。どんなに好きでも一緒にいる時間が長くなると見たくないところが出てくるもので、けれどそれを丸ごと愛してくれる攻めく…
◆さあ、俺に恋をしろ(表題作)
究極の憑依型俳優とでも言うべき零と、そんな彼を追いかけるアキラのやりとりが面白かったです。自分がなくて何にでも染まれる真っ白な零。逆に、どんな役をやっても自分色が出てしまうアキラ。一見前者の方が役者に向いてそうだなと思うのですが、役を自分なりに噛み砕いてさらにその魅力を引き上げる、というのも俳優としては大事な素質ですよね。あの人にこそ演じてもらいたい!と思わせる…
冒頭が15年後から始まる珍しさ!
出会った頃の学生の頃の話が度々出てきますが、基本的には現在の32歳をメインに進みます。
学生時代に親にカミングアウトして駆け落ちした二人。
それから15年後経った今でもずっと隣にいる。
だけど変わったこともある。
あの頃のように若くはないし、美少年と呼ばれていたのに今やオッサン。
その変化を受け入れられず、変わってしまった自分を攻めがこのま…
◆アヒルの卵(表題作)
地味モブ顔のキャラが実は美形でした、という王道のストーリー展開ではあるのですが、一度開花させてそこから彼の人生ががらりと変わるというのではなく、一度開花した後再び地味な雰囲気に戻ってしまうところが面白いなぁと。美形であることを知っているのは自分だけでいい、という峰の正直な独占欲に好感が持てました。峰に見てもらえないなら小綺麗にしたって意味がないと、潔く以前の自分に戻る板…