羅川真里茂さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 3 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

コウモリ カワイイ

今作も面白かったです。
楽しいところは楽しく、メッセージが込められたシーンは地に足がついていて真っ直ぐ刺さってくる。エンタメと読みごたえを両立していて原作、漫画共に書き手の練度を感じます。プロの仕事~。

3、4巻のコミックスのオビが、やる気のあるBLというか恋愛展開を煽るような内容で、1、2巻で読んだ作品世界や雰囲気から乖離感があって「そんな展開になるの?」とちょっとびっくりしたのですが、…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 4 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

原作ファンとしての意見です

小説「吸血鬼と愉快な仲間たち」のコミカライズ版第4巻目です。
時系列では、原作の2巻のお話になります。

で、こちら、なりそこないの吸血鬼・アルと、無愛想なエンバーマー・暁の、楽しく愉快な日常を描いたラブコメになるんですね。
こう、素直で単純な吸血鬼アルが、毎回事件に巻き込まれたり騒動を起こす。
なりゆきでアルを居候させる事になった暁は、怒り狂いつつも面倒を見るうちに、アルの真っ直ぐな心…

8

ニューヨーク・ニューヨーク 1 コミック

羅川真里茂 

20年前の作品とは思えない高クオリティ

四巻とも実家に眠っていますので、文庫版を電子で買いなおしました。
改めて読んでも素晴らしい作品です。

丁寧に描かれていますし、デッサン狂いはほぼありません。
キャラクターの感情の動きも脇キャラの作り方も非常に上手いです。
一般作品を長期連載されていた漫画家さんなので、流石としか言えません。
途中、読者としてケインに愛想をつかしそうになったり、メルの健気さと不幸さに読むのが辛くなる時も…

4

ニューヨーク・ニューヨーク 2 コミック

羅川真里茂 

BLの原点です。

20年程前に読ませて頂いてからの再読です。
贔屓目も含めまして完成度が凄い。

赤僕作者様だ~とうっかり手に取ったのがこの作品だったのですが、ハード・男性同士・強姦で、当時は新しい扉と言うよりショックの方が大きかった気がします。
車が揺れる意味が解らなかった時代と年齢でした。

20年前でこのような作品を商業で出せる作家様と出版社様はやばい(ありがとうございます)と思います。

世…

1

ニューヨーク・ニューヨーク 2 コミック

羅川真里茂 

サスペンス

ゲイである二人が、アメリカ社会でどう生きていくか、が焦点であった1巻。1巻はこれで物語としては完結しています。

2巻は、サスペンスを軸に、虐待と家族に焦点があたる巻です。

幸せだよ、とケインの職場に電話をよこした後、メルが行方不明になってしまう。仕事が手に着かなくなるケイン。しかし、生きているかも知れないというFBI捜査官のコンタクトでケインは希望を見いだし、捜査に乗り出す。

サ…

1

ニューヨーク・ニューヨーク 1 コミック

羅川真里茂 

名作

これは名作でした。
古い作品だし、花ゆめだけあって、基本的には少女漫画だと思います。どんなに愛し合っていてもリアル世界では色々ある、そこには目をつぶって、真実の愛はゆらがないという書き方。

しかし、漫画としてよく考えられているし面白いです。
警官としてクロゼットゲイのケイン。一方、不幸な生い立ちをしたメル。ゲイ世界で店員などをしながら生きている。
二人は出会い系のバーで出会う。

4

ニューヨーク・ニューヨーク 2 コミック

羅川真里茂 

一見ドラマチックでも、2人が直面しているのは現実

 1巻から一転して狂気の漂う世界観になっていました。メルの突然の失踪により、まったく落ち着けない日々を送ることになるケイン。失踪原因に心当たりのある女性FBI捜査官のルナが現れ、ケイン達はメルを攫ったとされる犯人へと繋がる手掛かりを地道に集めていきます。子供時代の虐待のせいとはいえ、監禁と猟奇殺人という重大で悪質な犯行を繰り返す犯人・ジョーイが出てくるシーンは、かなり痛ましいです。

 それで…

1

ニューヨーク・ニューヨーク 1 コミック

羅川真里茂 

ゲイを嫌悪する人にも、少しずつ少しずつ理解してもらう忍耐強さ

 ゲイであることに正面からとことん向き合うカップルのストーリーでした。『BANANA FISH』と同じジャンルに分類されることもあるようですが、個人的にはちょっと違うのかなと思います。確かに舞台は同じニューヨークで、受けのメルはアッシュと境遇が被る部分もありますが、この作品のケインとメルは、序盤ですぐカップルになりセックスもしますからね。旧版が非BLと登録されていますが、むしろBLの真骨頂という印…

3

吸血鬼と愉快な仲間たち 1 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

今のところ切ないこれからが楽しみ

小説を買ったものの読み進められずコミックからと思いこちらを読んでみました。

泣き虫吸血鬼のアルの過去や境遇や現在に悲しくなります。
孤独に中途半端な吸血鬼としてなんとか生きてきたのが何故か日本に来てしまって…。

警察から暁の所に連れてこられなんとか変態外国人から吸血鬼であることを証明します。

モノトーンの服ばかりで謎の多い暁。辛辣ですが実は優しくて。

最後はアルが見知らぬ…

3

ニューヨーク・ニューヨーク 1 コミック

羅川真里茂 

( ;∀;)b

ちょっと前にTwitterで話題になったこの作品。
ずっと探してやっと古本屋さんで見つけました。


漫画で泣くのって小説以上に難しいのに
ボロボロ泣いた。
BLかと聞かれたら答えは否。
けどジャンルを問はれても私には答えられない。


腐女子、腐男子以外の人にも読んでもらいたい。
LGBTへの印象がかわるきっかけになりそう!!!

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