立石涼さんのレビュー一覧

鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

執着が過ぎる溺愛軟禁もの

ヤクザの組長×薄幸な幼馴染。

宮緒葵先生がお得意の執着溺愛軟禁ものですね。ワンコって訳ではないのですが、目的のためなら何でもしてしまう攻めが良かったです。粘着質すぎるスパダリイケメンでセリフの一つ一つが悪役そのものです。

宮緒先生の作品は毎回やり過ぎ感あり、さすがにそれは無理じゃないかな~っと思う場面もありましたが、読んでいく内に慣れます。
無理な設定も宮緒先生の文章力の高さに屈服さ…

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女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

良い年下ワンコだった。

ご主人様第一主義で、下半身のものを硬くさせながらもご主人様のお許しが出るまで「待て」が出来るお利口ワンコ。

受けは一晩きりのつもりだったんだけど、それで終わりにしたくないワンコは、受けを必死で探すんですね。
「この人探してます」系の下手くそな似顔絵付きのポスターを電柱に貼ったり、新聞の尋ね人欄を使うようなやばい探し方なんだけど。
そんな必死さも愛おしく感じてしまうというか私はこういうワン…

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鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

執着愛

病的な執着です。

愛し過ぎて執着する攻めが受けを鳥籠に閉じ込めて愛でたい
美しい宝石で飾り手作りの食事を食べさせ何もかも用意して完璧な世話をしたい
愛されなくてもいいからそばにいて守りたい
か弱い小鳥だから守ってあげないとすぐに死んでしまう

そんな思い込みで受けを追いかけ追い込んでしまう攻めですが、結局好きすぎてどうしようもなくて受けにメロメロな攻めが振り回されているだけの溺愛系…

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ウブで悪いか 小説

火崎勇  立石涼 

疲れた……。

攻め視点大好きな私でも、これは読んでて疲れました。

ノンケのはずなのに、近所のバーで知り合った4つ下の小説家に恋してしまった42歳独身男が主人公。

何も考えずに押し倒せていた若い頃とは違う、大人だからこそ……みたいな弱気な自分を正当化する言い訳が、一人称で延々続くので疲れました。
一人称なのがキツかったなぁ。

臆病になる気持ちはわかるけど、それにしても思い切りが悪すぎるというか…

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鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

物足りない

受けの心境変化の描写が足りない。
屈辱に慣れて諦めかけ、安心すら感じ始めて、何らかのきっかけで依存が恋心に変化し続ける…こういう変化こそ監禁物の一番見所だと個人的に思う。
受けは監禁される前から攻めが好きなわけでもないし、真相も知らないのになぜ急に攻めに思い寄り始めたのか本当に謎だ。攻めも思考がすごく歪んでいる。こんな攻めならいっそバッドエンドにした方が自然だと思う。ハッピーエンドの監禁物書く…

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甘い罠で蕩かせて 小説

高岡ミズミ  立石涼 

変態・知能犯 向坂

「甘い罠で喘がせて」
「甘い罠で蕩かせて」
二作とも、変態・向坂が登場。
こんな作品もかけるんだなー、と、意外性に感心。
3Pから4Pに発展していく。

知哉は、真面目で根暗で目立たない少年で、虐めの対象。
虐められ、「電車で痴漢に遭ってこい」と課題を受けて困っていた知哉を
助けてくれたのは、黒木。
化学教師の黒木に淫蕩な快楽を覚えさせられた知哉。と、紹介文にあるけれど、
差し…

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鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

理不尽さについていけるか?

宮緒さん、大好きな作家さんです。あなたの書く執着攻めにいつもハラハラドキドキしてきました。
対等ではなく攻めの策に墜ちる受け、本当は苦手なのにあなたの作品ではいつも萌✕2か神をつけました。

しかし今作は自分を恥じます。

攻め帷の一方的な言い分、勝手に決めたルール、生殺与奪を握りタイトル通り受け雪加を小鳥と呼び鳥籠に閉じ込めて。
一度は出してもそこは箱庭。全てをコントロールしてさらに…

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女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

これぞワンコ攻め!

ワンコ攻め大好き!ワンコに腹黒さはいらんのじゃい!な私にはドストライクなワンコ攻めでしたv

酔った勢いでどう見てもノンケな男を喰っちゃった受さん。そしたら妙に懐かれ…を超え、ストーカーされる始末(笑)
ただこのワンコ、一生懸命で可愛いです。ひたむきというか。意地っ張りで素直じゃない受さんにはこれくらいがちょうどいいのです。
何故か昔から動物に好かれる受さん。どうして、なんて、読んでりゃ解…

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満天星 小説

神江真凪  立石涼 

切なくて優しくて。

今から10年以上も前の作品。
時代とか関係なく好きなものは好きだなぁ、と思うお話でした。


受け様は、図書館司書の喬。

攻め様は、喬の心の支えともいえる大好きな小説の作者の君原。


初めて会った時から、君原から強く関心を持たれ、親しくなっていく喬。
酔ったはずみで君原に抱かれ、その後は脅されるような形でお付き合いをすることに。

そんな始まりなだけに、最初は遠慮がちで…

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鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

囚われたのは・・・


友人でありたかった男と人生をかけて守りたかった男

表題作と書き下ろし「鳥籠の扉は開いた」の2編。

表題作は、子供時代に横暴な兄たちから庇ってもらって以来、一生守ろうと決めたの樋代組組長の妾腹の3男・帷(攻め)が家族の輪からはじき出されている同級生・雪加(受け)を守るため力をつけ、雪加を守るために大きな鳥籠の中に閉じ込めてしまうまで。
書き下ろしは、その後雪加が帷の真意を知った上で…

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