ちびたぁ
物語はBLあるあるの様に淫靡では無く。意外にも深淵なるテーマを孕んで終息して行く。
「美」とは。ただそこにあるだけで完全なる「正」なのだ。
小石川あお先生の物語は、寓話的なメッセージを込めて愛を語るのだろうと予想していたんだけど。これはそれよりも些か哲学的、文学的な匂いもしていて。つまりはやはり、少々難解だ。
幾つか枝分かれして行く結末が予期されたので、ハラハラして読んだのだけど。
多分中…
傾城の美女と言われた母の失踪。それを調べているらしい黒田。
その母より美しい息子、絢。
「食べないの?おおかみさん。」に感動して、小石川あお先生の既刊を遡っているんだけど、やはり新刊の出来が素晴らしいのもあるし。まず、新刊はとにかく優しいのだ。
新刊に比べるとどれもこれもちょい小難しい。圧倒的な説明不足と過剰な匂わせ。
何となくそうだろうな、と予想はつくものの。
このまどろっこしさに…
最新刊の「食べないの?オオカミさん。」を読んで、小石川あお先生の既刊を遡っている最中です。やはり。どの物語も寓話的な雰囲気を纏っている様。けれど、最新刊の甘さや感動は、此処にはまだ無い。なんて、思いながら。
本作は、奇譚と言ってしまって良いほどに不気味さを伴う。世にも奇妙な物語。
ちょっと難解だったりもする。
鳩谷教授は、背中に鳩の羽が生えている。そのせいか、いつも猫背になっている。地味…
「食べないの?おおかみさん。」を読んでから、小石川あお先生にハマりたくて。既刊をポツポツ集めているのだが。そこはそれ。やはり既刊なので、最新作のパワーには勝てない。勝てて無い。むしろ、最初から読み続けているファンは先生の成長を見て喜んでいるのだろうなぁ、と羨ましくなったりして。
本作は色々説明求む!と言いたげな短編集である。
表題作は、小石川あお先生ワールドとも言うべき、寓話的な。BLにはあり…
確実に涙した本編終了後、ほっこりさせてくれるおまけ4コマ。
何と言っても私は「生贄時代編」が好き!
これは本編のあらすじをコミカルにサクッと描いているんだけど、
狼であるウルが、太郎を何不自由なく育て、贈り物攻撃。そして…。
「この後100年溺愛した。」
ハタで「ゾッ」としている、小太、佐助たち狸。この子たちはずっと優しく2人を見守って来たから。本編でもウルにぴゃっ!と、驚いていたり、「…