小石川あおさんのレビュー一覧

食べないの? おおかみさん。 コミック

小石川あお 

大人の絵本かのうように、読み返す作品

文句なしの神評価です。

一冊完結でこんなに満足度の高いBL漫画に出会えることってそうそうないのでは?

一冊で”大人”名作劇場です。

お話はとってもやさしいおおかみ男さんと、
かわいそうな(はずの)純粋少年が何年も季節をともにしながら進んでいきます。

おおかみ男さんは、それはそれはその少年を大事に大事に
傷つかないように何年も愛でて育み、おかげでは少年はピュアなまま青年に…

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獣王陛下と砂かぶりの花嫁 コミック

小石川あお 

胸温まる人外もの、おとぎ話の名手、小石川あお先生のお話。

人外もの、獣人もの、おとぎ話風味、どれも、扱いがとても難しいと思っています。
BLのエロさの導入、小道具に使われると、鼻白む感じが半端ない、というか。
小石川先生のお話は、どの要素をとっても、素敵で、綺麗で、胸に響いて、心に沁みます。

雪豹の獣王陛下に助けられた元奴隷の紅藍のお話。

紅藍の生い立ちによるものか、言葉にひらがなが多く、表現もまっすぐ、というか少し子どもっぽいです。

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殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

美しくて悲しい物語

美しくて悲しくて、ほろっと泣いてしまいました。自己犠牲というかなんというか…痛々しく感じる場面もあったし、苦しく感じる場面もあったけど、でも悪い終わり方ではないです。
この先生は本当に絵がお上手ですよね。手抜きをされない方なんだなって尊敬します。絵が綺麗だから設定も無理がなく思えるし、大ボリュームの単行本でもストレスなく読み進んで行けます。
少し残念だった点はふたりのイチャつきがもっと見たかっ…

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食べないの? おおかみさん。 コミック

小石川あお 

愛情たっぷりきれいで優しいファンタジー

人外ものは苦手なのですが、この作品はとっても好きで繰り返し読んでいます。
優しさと愛に満ち満ちている一冊。

身体が大きく全身真っ黒、歯もするどく、恐ろし気な見た目のおおかみさん。
いけにえになった少年、その名も太郎、と暮らしています。

童話のような設定で、少年の名前が太郎。
最初から萌え満載の素敵な世界観なのがうかがえます。

いつか生贄として食べられることを覚悟して、大好き…

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食べないの? おおかみさん。 コミック

小石川あお 

No Title

この世界感、めちゃくちゃ好きです。
赤ずきんちゃんがベースにあるとかと思いますが、また全然違った印象です。
オオカミさんのお口が迫力あってわざと怖くしてちょっとドキドキするのですが、常に愛を感じられて本当に幸せな気分になれます。
旅人さんの登場で少し変化が訪れて、まさか百年以上?時が経っていたとは!ものすごく腑に落ちました。人間のままだとどうしても先にすぐ死んでしまうから、別れがきてしまうの…

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食べないの? おおかみさん。 コミック

小石川あお 

優しくて切なくて甘い童話BL

これぞ、童話BLという感じの赤ずきんちゃんとか美女と野獣とかヘンゼルとグレーテルとかを優しく甘く煮溶かしたようで、ちょっぴり切なくて、最後はほわっと心が温かくなる、そんなお話でした。

狼男ウルが人間の太郎を大切に育てた理由が切なくて泣けます。
表紙から獣姦!?と思いがちですが、ウル、イケメンの人間の姿になります。
獣姿のままハグやキスのような描写はありますが、いやらしい表現ではなく、親子…

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殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

もはやBLであることを忘れる

小石川先生ワールド全開で
恵まれた、キラキラ容姿の攻め様と、
幸薄い真面目な受けの
童話をモチーフにした物語。

これだけ絵が綺麗でお話がしっかりしていて、
発情に関係ないファンタジーが満載だと
少女漫画雑誌に掲載されてもいいのではないかと思います。
もしくはフルカラーで大人絵本とか。
カラーの少ないBLコミックスなのが勿体ない。

個人的にはハッピーエンドのその先の
ラブ…

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殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

No Title

絵がとても綺麗で好きです。
童話の「幸福の王子」がモチーフになっているのかな。ビジュアルが童話と全然違うので、読み進めていくうちに、心のどこかで幸福の王子のお話を思い出しつつ、引き込まれて行きました。
あの立派なつのがすごくて、かなり見入ってしまいました。キレイな王子なのにどことなくガッチリさがあって、そのギャップも好きです。
途中かなり泣けてしまった。どうも出産したらすっかり涙もろくなって…

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殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

麒麟の坊ちゃまの澄んだ美しさと儚さ

時代設定もおとぎ話ベースもとても素敵に昇華されていて、細やかな設定が2人の相容れない立場や生き方を丁寧に描いており、大好きです。

音声化は難しいかもしれないけれど、麒麟の坊っちゃまの純粋さ神聖さ儚さ美しさを是非阿座上洋平さんに表現してみて欲しいな、と勝手に思っています。

好きな人と共に生きる事はとても難しくそれゆえに眩しく尊いのですね。

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殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

胸が苦しくなるほどの素敵な愛のお話。

麒麟と燕のお話。

なんと言ったらいいんだろう。

最初から胸が苦しかった。

あと麒麟が美しすぎて、またその身を削っていく姿がより苦しかった。
お互いが、お互いのことを思いすぎて自己犠牲的な優しさがつまった切ないお話なのかなあ、、、

一瞬メリバを予感してしまったけれど、最後は違ったのでよかったです。というか個人的には、あの写真の幸せそうな2人にも泣きそうになったんだけどね。

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