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小石川あお
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ネタバレ
小石川あおさんの作品が好きで、でも今回は表紙にビビり積んでました。 なんでもっと早く読まなかったの!私のバカちん! なんて切なくて切なくて、相手を思う気持ちがあるのに伝わらなくて伝え方もわからなくて。 身分や習性や文化や世の理でどうにもならなくて、究極の手段に出た坊っちゃん。 痛々しくて切なくて(泣)乙鳥には全然伝わってないし。 お互い身を削っても姿が変わっても守りたかっ…
ぱみら
小石川先生の作品は細かく繊細に描き込まれているのが魅力。人物だけでなくその衣装の文様や装飾品、背景の細々とした描写で「あ、こんなところにこんなものが描きこまれている」と、細部をゆっくりじっくり味わっています。 作家さんによって1ページにかける時間ってすごく違うんでしょうね。 単行本になるとつくオマケまんがも読みたいので、それまで待って買うことが多いのですが、この作品は待ちきれずに分冊版で買…
すっぽんぽん。
文句なしの神評価です。 一冊完結でこんなに満足度の高いBL漫画に出会えることってそうそうないのでは? 一冊で”大人”名作劇場です。 お話はとってもやさしいおおかみ男さんと、 かわいそうな(はずの)純粋少年が何年も季節をともにしながら進んでいきます。 おおかみ男さんは、それはそれはその少年を大事に大事に 傷つかないように何年も愛でて育み、おかげでは少年はピュアなまま青年に…
muueba
人外もの、獣人もの、おとぎ話風味、どれも、扱いがとても難しいと思っています。 BLのエロさの導入、小道具に使われると、鼻白む感じが半端ない、というか。 小石川先生のお話は、どの要素をとっても、素敵で、綺麗で、胸に響いて、心に沁みます。 雪豹の獣王陛下に助けられた元奴隷の紅藍のお話。 紅藍の生い立ちによるものか、言葉にひらがなが多く、表現もまっすぐ、というか少し子どもっぽいです。 …
しょしょまる
美しくて悲しくて、ほろっと泣いてしまいました。自己犠牲というかなんというか…痛々しく感じる場面もあったし、苦しく感じる場面もあったけど、でも悪い終わり方ではないです。 この先生は本当に絵がお上手ですよね。手抜きをされない方なんだなって尊敬します。絵が綺麗だから設定も無理がなく思えるし、大ボリュームの単行本でもストレスなく読み進んで行けます。 少し残念だった点はふたりのイチャつきがもっと見たかっ…
人外ものは苦手なのですが、この作品はとっても好きで繰り返し読んでいます。 優しさと愛に満ち満ちている一冊。 身体が大きく全身真っ黒、歯もするどく、恐ろし気な見た目のおおかみさん。 いけにえになった少年、その名も太郎、と暮らしています。 童話のような設定で、少年の名前が太郎。 最初から萌え満載の素敵な世界観なのがうかがえます。 いつか生贄として食べられることを覚悟して、大好き…
yukimom
この世界感、めちゃくちゃ好きです。 赤ずきんちゃんがベースにあるとかと思いますが、また全然違った印象です。 オオカミさんのお口が迫力あってわざと怖くしてちょっとドキドキするのですが、常に愛を感じられて本当に幸せな気分になれます。 旅人さんの登場で少し変化が訪れて、まさか百年以上?時が経っていたとは!ものすごく腑に落ちました。人間のままだとどうしても先にすぐ死んでしまうから、別れがきてしまうの…
ざくざくちゃん
これぞ、童話BLという感じの赤ずきんちゃんとか美女と野獣とかヘンゼルとグレーテルとかを優しく甘く煮溶かしたようで、ちょっぴり切なくて、最後はほわっと心が温かくなる、そんなお話でした。 狼男ウルが人間の太郎を大切に育てた理由が切なくて泣けます。 表紙から獣姦!?と思いがちですが、ウル、イケメンの人間の姿になります。 獣姿のままハグやキスのような描写はありますが、いやらしい表現ではなく、親子…
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小石川先生ワールド全開で 恵まれた、キラキラ容姿の攻め様と、 幸薄い真面目な受けの 童話をモチーフにした物語。 これだけ絵が綺麗でお話がしっかりしていて、 発情に関係ないファンタジーが満載だと 少女漫画雑誌に掲載されてもいいのではないかと思います。 もしくはフルカラーで大人絵本とか。 カラーの少ないBLコミックスなのが勿体ない。 個人的にはハッピーエンドのその先の ラブ…
絵がとても綺麗で好きです。 童話の「幸福の王子」がモチーフになっているのかな。ビジュアルが童話と全然違うので、読み進めていくうちに、心のどこかで幸福の王子のお話を思い出しつつ、引き込まれて行きました。 あの立派なつのがすごくて、かなり見入ってしまいました。キレイな王子なのにどことなくガッチリさがあって、そのギャップも好きです。 途中かなり泣けてしまった。どうも出産したらすっかり涙もろくなって…