丸木文華さんのレビュー一覧

ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々― 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

受難の日々はやっぱり続く

フェロモン探偵シリーズ 極道編

雪也の弟 龍二が撃たれ、その事件解決の為に雪也と映は少しの間離れて過ごす事に。映はやっぱりトラブル体質で、色んなトラブルを寄せ付け、フェロモンで色んな男を惑わします。笑

雪也の実家 極道関係の事件が中心ですが、今回のお話は、映の雪也へのデレがいっぱいで、「雪也よかったねぇ」と嬉しくなりました。雪也からの執着に嫌がる映がデフォルトなイメージでしたが、映はや…

2

ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々― 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

まだまだ目が離せない!

フェロモン探偵シリーズ5作目。
シリーズものになると、あんまり読み返したりしないので、最初から少し物騒な始まり方でした。龍二が撃たれたという展開からはじまり、そういえば前回撃たれたことを思い出しました。内容としては、たしかにヤクザっぽい血生臭い印象で、映になにかあるんじゃないか終始冷や冷やしてました。そして、さすがトラブル体質。見事に誘拐されてましたね。雪也がGPSを仕込んでいてよかったです。
そ…

3

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

昔話風

お話の雰囲気は、昔話的な感じです。
文華先生の作品の中でもかなり好みのお話でした。
笠井あゆみ先生のイラストもすごく世界観にマッチしていて、とても素敵でした♪

受の与六の可愛い方言にかなり萌えます。
その方言を話す与六ちゃんがとっても可愛くて、私的にはお話の世界観に引き込まれるひとつの要素になっていました。
そして与六ちゃんはとってもいじらしく、切なく不憫な身の上などもあり、涙腺かな…

9

ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々― 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

相変わらずフェロモンだだ漏れ

『フェロモン探偵』シリーズの5作目。丸木さん作品の中ではコメディよりな作品で、シリアスな雰囲気はあまりないシリーズなので、安心して(?)読めるかなと思います。




5作目は雪也の双子の弟で白松組の若頭でもある龍二が何者かに撃たれた、というところからスタート。

撃った犯人は早々に自首してきたため、事件は解決…、したように見えるものの、龍二を撃つためには白松組の中に内通者がいなけれ…

7

恋人の秘密探ってみました ~フェロモン探偵またもや受難の日々~ 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

少しずつ開かれて行く映の心の扉⁈

フェロモン探偵シリーズ四作目!
前回のお話が、謎解きものっぽい展開だったのに比べ、
今回はある意味探偵らしい調査もので、
そちらはなんだかあっさりと片がついてしまうのですが、
主人公の映の内面には大きな変化と進展が!

新しい登場人物も現れて、これからの展開に大きく関わって来そうです。

相変わらずフェロモン振り撒きまくりで、
身内にまでトラウマを植え付ける程ですが、
忠犬雪也…

1

野獣なネコ 流されるクマ 小説

丸木文華  鬼嶋兵伍 

失敗大将、一皮剥けば…!?

丸木さんの既刊リストでどれを読もうか迷った中で、見つけたのがこの一冊。
表紙からして濃ゆい雰囲気が漂っているものの怯む事なかれ。
読了後に見直すと、まさしく話通りのど直球だなと感じ入る絶妙さなのだ。

母校の文化祭で女装メイド姿の男子・敦(受け)を女の子と間違えてナンパした失敗大将こと、健児(攻め)。
その場限りの恥ずかしい失敗談になると思いきや、運良く(悪く?)予備校でもバイト講師&生徒として再…

0

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

謎の積み重ね

複雑でほの暗くて病んでいて謎だらけのお話でした。
たろうや菊子の童謡のようなページが謎で何の意味だろうと。

学がとても不憫でした。
霧の館から出られず母に逃げられ父に毎晩罵られ暴力を受けて、体は育たず精神も健やかとはいえない状態で、でも館にしか居場所がなくて。

裕太郎がなぜそこまで学に執着するのか。幼い頃から性的な接触や願望を持つのか。

二人が二人だけの関係に深く沈んでいきど…

1

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

純愛を貫いたからこそ

なんとか読み終えました。
与が可哀想で辛くて佐助に救われて蜜月を過ごし、すっかり山に慣れてしまった与が自分の落ちた谷底を見に行こうとしたところで、行くな!嫌な予感しかしない。やっと幸せになれたからここで読むのをやめてしまおうかと悩み、しばらく置いておきました。

与の怪我の治りなど不思議な気がしていましたが、佐助は鬼だったのですね。
最後まで与の村を殲滅したのが佐助なのかは謎でした。

5

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

病んだマザコンに見初められた天使

マザコンといってもお母さんが好き過ぎて…というのではなく、愛を与えてくれなかった実の母親ではなく自ら創造した慈愛溢れた天使のような母性像に対してです。
美しかった実母の面影を持つ天使のような理想の母親を思わせる同級生への病的な執着です。

タイトルからどんなストーリーなのか想像できませんでしたが、読んで行くと主人公の身の上に起こった悲劇や日常の小さな出来事が誰の仕業かは想像つくのですが、行き…

2

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

上質な昔話BL

読みやすく雰囲気のある文章。過度ではないが時代考証もきちんとなされており、すんなりとこの世界に入れる。不憫な受けと攻めが出会い、お互いの傷を癒しながら愛を育んでいくお話。エロも濃厚で様々なプレイが楽しめる。(木に括りつけたのは多少、可哀相だったが)方言も楽しめ、ファンタジー要素もあり、最後まで飽きずに読むことができた。体格差萌え、方言萌え、時代物萌えと様々な萌えに溢れているので嵌る人も多いのではな…

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