サマミヤアカザさんのレビュー一覧

運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

12年越しのフラグ回収へ

BLといっても、ノンケ、ゲイ、バイ、受、攻、進行視点の様々な組み合わせで作品の雰囲気はずいぶん変わってくるものですよね。(細かく分ければ数十通りになるはず。)
その中でも個人的にノンケ受視点はかなり好きな部類。
培ってきた自分の常識ラインを外れて男同士の恋愛に踏み込んでいく過程・心理描写がたまりません。

今回の主人公はノンケ受に加えてこれまた好物の強気美人受。あらすじの「美人ジャイアン」…

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運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

いまひとつ乗り切れなかった……。

「三十路に突入した男の微妙な心理と恋愛模様」と「強引にエッチを迫る受け」という二つの題材を書きたかったとのことですが、どちらか一つに絞ったほうが良かったのでは?と思いました。

「三十路に突入した男の微妙な心理と恋愛模様」は、30にもなって幼稚さが残る受けの「結婚しない男の言い訳」みたいなものがずらずら書かれていて、なら別に結婚しなくてもいいんでは?とも思うんだけど、一人で老後ずっといるのは嫌…

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銀の祝福が降る夜に コミコミ特典SS小冊子 銀の祝福と永遠の約束 グッズ

世の中の旦那は見習うべき

2人の幸せな後日談でした。

サーシャの生家に二人が行くお話です。
生家は事前に修繕されており、サーシャは両親が生きていた頃のようだと感激します。
それに対して「おかえり」と言葉をかけるアルベルト。
サーシャは母親が亡くなってからは誰にも声を掛けてもらえなかったので思わず「ただいま」と言ってアルベルトの腕の中に飛び込みます。
なんて良い男なの!いや、旦那様です。
そしてサーシャの母親…

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銀の祝福が降る夜に 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

まさにおとぎ話でした

いやあアルベルト様のスパダリっぷりは半端無かったです。
世間知らずなサーシャをほっとけなくて城に連れて行って甘やかす。実は一目惚れだったんですね。
狼をとても憎んでいたので、サーシャが人狼だったと知った時は一時的にパニックになっていました。
それでもサーシャに城を去られてからの軌道修正はさすがでした。
まずは自らの態度を臣下に謝り、そんな国王の為にサーシャを探すのに手を尽くすって。サーシャ…

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駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

ここにもいた!人魚姫

同じ作者様の人魚姫救済劇第2弾、だそうです。
第一弾『傷痕に囚われて』とは全く関係ないお話ですが、人魚姫萌えのある作者好みの展開は私も大変好みで同好の士であることを再確認した作品でした。

高校の頃の片思いの相手には、可愛い恋人がいて他所には目がいかないくらいラブラブ。
その上あろうことか図書室でのエッチ現場まで目撃してしまうんですから最低です。
数年後に思いがけず再会します。

攻…

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時をかける鍵 小説

水無月さらら  サマミヤアカザ 

過去からのメッセージに涙腺が…(;///;)

随分前に購入して何度か読もうと手にはしたものの
出だしの数ページがいまいちシックリ来なくて積んでました;

スッと物語に入り込める本と入り込めない本ってありますよね…?
(たまたま気分があわなっかただけかな(。_。)?)

でも出だしを乗り越えたら面白くなって一気に読み終えました。
出会うはずのない場所で時空を越えて恋愛をする
ロマンのある素敵な恋物語でとても良かったです(;///…

4

銀の祝福が降る夜に コミコミ特典SS小冊子 銀の祝福と永遠の約束 グッズ

過ぎてきた過去もこれからの未来も

本品は『銀の祝福が降る夜に』のコミコミスタジオ限定特典小冊子です。

本編後、アベルトがサーシャの生家を訪れるお話です。

眠る前の一時にぽつぽつと昔のことを話していたサーシャは
アルベルトから生まれた家を見たいと言われます。

目を閉じれば目に浮かぶ懐かしい我が家にふと思いをはせる事があっても
大切な場所であってもこれからのサーシャがいる場所は彼の隣だと
思っています。

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銀の祝福が降る夜に 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

連鎖を断ち切る勇気

今回は若くして王位に就く国王と食料を求めて王都に出る人狼のお話です。

何も知らずに惹かれ合った2人が過去と種族を乗り超えて結ばれるまでと
その後のラブラブな短編を収録。

受様は人狼の父と人間の母の間に生まれます。狼や狼の血を引く人狼は
危険な生き物として忌み嫌われいていたために受様一家は人狼である事を
隠して森で静かに暮らしていました。

しかし狼が森で生き延びているとの噂で…

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銀の祝福が降る夜に 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

無色透明天使系

めっちゃキレイ&耳がめちゃ可愛い~と思って表紙買い。受けさんがなかなか良い方だったのですが、どうしても引っかかっちゃうところがあったので、すいません、中立より萌にしました。ああ読み応えたっぷり二段組250P弱+安らぎ後日談4P+あとがき。

立て続けに両親を亡くし独りぼっちになったサーシャ。何とか一人でやってきましたが飢饉で食べ物も尽きてしまいます。街にお金を稼ぎに行こうと思い立ち街に行っては…

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銀の祝福が降る夜に 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

人は憎しみを乗り越え、愛することが出来るのか?

互いにどうしたって相容れない、敵同士と言ってもいい二人ー。
そんな彼等が何も知らずに巡り会い、愛し合ってしまったらー?
と言う、とてもドラマテックで切ないお話になります。

もう、読みながら、切なくて切なくて(TдT)
受けが健気すぎるなー!
そして、攻めがちと情けない・・・。
気持ちは分からないでもないけど、ここは踏ん張りどころでしょうよ!!と。
とりあえず不憫な受けが、これでも…

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