サマミヤアカザさんのレビュー一覧

狼くんは社長の甘いごちそう。 小説

小中大豆  サマミヤアカザ 

「私の辞書に不可能はない」と言う天才男の不器用ぶりが愛おしい

狼受けって初めて読みました。
狼くんだけど、食っちまうぜ!系の狼ではなく、むしろ人間に食われてしまうというのが新鮮でした。

草食系獣人と肉食系獣人と、人間が仲良くできたらいいなという願いを込めて、九郎はカフェレストランをオープンさせるも閑古鳥状態。
そんな九郎のカフェと、天才を自ら名乗る環千社長の家が『どこでも繋がるドア(仮)』で繋がってしまい…という結構トンデモ……な出会い方で、これっ…

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海賊上がりの身代わり王女 小説

水無月さらら  サマミヤアカザ 

中世ヨーロッパの地中海な印象

楽しい。途中あわただしいなと思うところもありましたが、最後が猛烈にニマニマして終わるので読後感がとても良かったです。キャラが印象に残るかと問われると?だったので萌にしました。なんちゃって地中海の海賊と島国のお話、本編270Pほど+あとがき。

弱冠18歳の王女が跡取りの、ランタット・シーに浮かぶ島国ラガンサ。そこの海軍出身で現在は王女の側近くで護衛を務めるローレンスは、休暇で知り合いの船に乗せ…

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駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

バーテンダーの恋

サマミヤ先生の挿絵目当てで購入していたのを久しぶりに発掘。昔はすごく好きでしたが、今読み返すとなんて傲慢な勝手な男なんだ!とちょっとプンプンモードなので、すいません、中立より萌です。昔はめっちゃ好きだったんだけどなあ。好みは変わるということか。

看板一つ出していないバーで働く水嶋。その店に同じ高校で一学年下だった鳴瀬と設楽が訪れるようになります。高校の時から設楽に好意を抱いていたのですが、設…

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クロスノベルス創刊15周年小冊子「クロほん」 グッズ

こういうスペシャル本、大好きだ

2017年で15周年となったクロスノベルスさんの記念本。みずかね先生の絵を拝んだ後、ずっと積んでたのをようやく読めました・・どのお話も10Pほど、2段組でしっかり小話です!
1と17が神!!!!!!!!あと、10と15も大好きでした!ので萌2にしました。

1.かわい有美子先生『透過性恋愛装置 』後日談
  冒頭読んだもののあまりの性格の悪さにまだ本編読み切れていません!
  なんだけど…

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白狼さまの恋ぐすり コミコミ特典SS小冊子 恋しい夜 グッズ

大切な貴方だから

本品は『白狼さまの恋ぐすり』のコミコミ特典小冊子です。

弥一が幼い頃を回想するお話になります。

家族を亡くした弥一は薬師である左衛門に弟子入りして修行に励みます。
里人は山神を信仰していますが、弥一は神の存在を信じていませんでした。

ところが左衛門が病に倒れ、解熱剤の草を手に入れる為に入山して迷子に
なった折りに山神に助けられるのです。白い狼は人間である弥一に寄り添
い、孤…

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白狼さまの恋ぐすり 小説

雨月夜道  サマミヤアカザ 

貴方の一言に支えられて

今回は不治の病に蝕まれた白狼の山神と里で唯一の薬師のお話です。

受様が攻様の不治とされた病の治癒法を探し、共白髪の誓いを立てるまで。

受様は15年前に住んでいた家も家族も戦火に焼かれ、野垂れ死にそうなと
ころを領主の次男坊によって拾われ、手厚い看護を受けます。受様は自分に
も薬師みたいな力があれば家族を助けられたのにと涙します。

受様を助けた薬師は腕は良いものの立身出世を望…

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王子様と愛され初恋二重奏 小説

伊郷ルウ  サマミヤアカザ 

内容の薄さに驚き

なんとなく読んでみようと思って手に取った作品だったのですが、あまりの内容のなさに驚いてしまいました。新人さんなのかと思い検索する始末。
環境のことや恋模様も書かれているのですが、話に厚みがなさすぎて読み応えを感じません。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
舞台はアルヴァンス国。
王立音楽学院に奨学生としてやってきた受けと、王国の第二王子である攻めのお話です。
このほかの登場…

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白狼さまの恋ぐすり 小説

雨月夜道  サマミヤアカザ 

今回可愛いのは攻め

雨月さんお得意の土地神様とそれに愛される身寄りのない人間のお話です。
ただ「いつもとちょっと違うかな?」と思ったのは、今回のお話の受さんは朴訥と言うか、生真面目な人なんです。幼いころの戦乱で、可愛がっていた妹を助けられなかったことをずっと気に病んでいて、長じて薬師になったという……なので「この受さん、もう、可愛いいじらしくてたまりません!」という『雨月さんのあの感じ』が訪れませんでした。それがち…

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白狼さまの恋ぐすり 小説

雨月夜道  サマミヤアカザ 

口説く攻め

雨月先生らしいなあと思う作品でしたが、猛烈にささるものを感じられずさらっと読んでしまったので中立より萌にしました。本編230p弱+あとがき。

久住の山奥の庵で薬を作り、人や獣を診ている弥一(やいち)。幼い頃に山中で山神様に出会ったからか、獣たちと意思疎通ができ、とても良い薬を作ることが出来ます。領主の弟にも目をかけてもらっていたのですが、領主は山神の討伐を考えていて、とうとうある日毒を山の水…

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白狼さまの恋ぐすり 小説

雨月夜道  サマミヤアカザ 

予想外に甘くて優しい作品でした

雨月先生と言うと、時々びっくりするほど痛い方向にシフトする上に、設定自体も「余命わずかな山神様」。
「これは切ないぞ」と覚悟を決めて読み始めましたが、これが意外や意外、優しくてあたたかいお話でした。
多少切なくはあるものの、それより甘さが勝ってる!!
いや、攻めがこれでもかと分かりやすい溺愛系だからですかね?
ラストの、「これから」を語れるようになった二人には、ジーンと胸が熱くなりました。…

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