ARUKU さんのレビュー一覧

嫌い、大嫌い、愛してる。 コミック

ARUKU  

特濃で激重な神作

最近は新刊ばかり読んでいたのでDMMの例の
太っ腹クーポンで見逃してる名作を読みまくるぞと
ついに読んだ特濃のARUKU作品。
いや、すごかった、、こりゃ劇薬BLだわ。
絵柄が好みじゃなかったので読んでなかったんですが
痛々しいDeep作が好みの私には刺さりまくりでした。
いや「絶望に啼け」もびっくりの愛憎物語
ドロドロの昼メロストーリーで
最後には2人とも死エンドか1人死エンドし…

14

スクールナイト コミック

ARUKU  

ちょっと難しかった…けど最後はスッキリ

BLファンタジーってあんまり読んだことなかったので新鮮でした。

最初は顔が分からないとか、前世とか、戦争とか、色々設定詰め込みすぎじゃない?って思ってたんですけど、最後まで読んで納得。
全部繋がってたんですね。

ちょっと難しくて、中盤じゃっかん飽きちゃいましたけど…最後は楽しく読ませてもらいました。
ちょっとイチャラブが少なめかなぁと思いましたが、テイスト的になくて正解なのかもしれ…

1

猿喰山疑獄事件 コミック

ARUKU  

ARUKU先生の持ち味が生かされている

こちらで評判よくて気になってた!現在はARUKU先生というお名前で活躍されている大好きな作家さん。物語の完成度と世界観に圧倒される。小説読む方でARUKU先生未読の方は読んでみてほしい。

猿喰山の麓にある寒々しい花の咲かない豪邸にすむ富豪とその庭に花を咲かせる園芸家を装い彼に近づく詐欺師…こんな組合せどうやったら思い付くのだろう。それぞれが抱えた孤独が奇妙に噛み合い、けして幸せとは呼べない状…

2

嫌い、大嫌い、愛してる。 コミック

ARUKU  

ただただつらい

貧しいけれど美しい青年が、どん底からさらに落ちて行く。
しあわせというものは大小の違いはあっても、誰しも手にできるものであってほしいと願う読者に、容赦なく「現実」を突き付けるARUKUさん節の最骨頂が、この作品ではないでしょうか。

病気の母を抱えて、必死で生きてきた奏。
そんな彼美しさに目をつけたのが、東京からやって来た所長の凍月。
奏を追い込み、自分に縋るしかない状況に嵌めていく凍月…

4

虹色村のチロリ コミック

  ARUKU  

心温まる童話のような世界

読み終えた後、あーついに終わってしまった、と思うほどこの世界に入り込んでしまいました。
本作は、ARUKU先生お得意の童話のような異世界ファンタジー。雰囲気としては、明日屋、昨日君が死んだ、に似ています。あの世界観が好きな方なら、BL要素少ないですが楽しめると思います。

虹色村で暮らすチロリが、本当に良い子で良い子で、チロリを想うアキラも小学生みたいな態度がまたいじらしくて前えます。2人の…

1

画家と音楽家 コミック

  ARUKU  

暖かくて残酷

【画家と音楽家】 怖
若い頃に才能を見出されて持て囃されたものの、才能が枯渇したように曲を生み出せなくなった音楽家のギラン。
描きたいものはいくらでもあるのに絵の具を買うお金どころか、パンを買うことさえままならない生活を送る画家志望のゾゾ。
両極にいる2人が偶然出会って、親交を深めていくストーリーです。
この話、すごく怖いなと思いました。
世の中にはお金に限らず、才能や運も含めて「持つ者…

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虹色村のチロリ コミック

  ARUKU  

優しすぎる上質なお伽話

BLという分類に収めてしまうのはもったいない。
推薦児童文学に推したいくらい素晴らしい。
道徳の授業って、今も小学校でやってるのかな。
あるなら、サブテキストにも推したい。

人が住む4つの惑星のうちのひとつ。
そこにある虹色村に住むマッシュルーム農家の”チロリ”の話です。

相棒の小豚・ボブと慎ましく暮らすチロリは、1日のほとんどを人のために使います。
一人暮らしのおばあさんを…

1

猿喰山疑獄事件 コミック

ARUKU  

心揺さぶられる愛の物語

泣きました。この感動は一言では言い表せないです。ARUKU先生はどうしてこんなお話を書けるんだろう。
先を読ませるストーリー展開は、文字数もコマも多いですが決して無駄がなく、時折挟みこまれる童話や御伽噺のような台詞の効果で、シリアスなのにどこか暖かく、そして寂しい気持ちになります。登場人物達の独特な台詞口調も可愛くて好きです。先生お得意の中盤に入る短い書き下ろし、小休憩のようでいて物語の核心だっ…

3

ほんとは好きだ コミック

ARUKU  

ふぁぁっ!?

レビュータイトルが全く思いつかず、読み終わったときに最初に頭に浮かんだ言葉にしてみました。
この気持ち、既に読んだ方はきっと分かってくれると思います。

山奥にある寄宿制のカトリック系名門私立男子高校。
16歳だった北条は、モデルで大学生の彼女がいて、母親は下着ブランド会社の社長、寮の自治会補佐を任され、クラスの中心的存在として、何不自由ない生活を送っていた。
そんな北条の視線の先にいつ…

2

スクールナイト コミック

ARUKU  

壮大すぎる物語とイケメン騎士

そこに添えられる「普通の男子高校生」。
この「普通の男子高校生」目線で物語を追っていくので、奇妙怪々な出来事ばかりのミステリーっぽく思えるこちら。
初読のときに何かが物足りなく思えた記憶があって、長いこと読み返していなかったのですが、何が物足りなかったんだろう、当時の自分。

全く物足りないところはありませんでした。
むしろ足りすぎるくらい。

離島にある全寮制の日本軍事予備練高校。…

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